JRE BANKの口座開設をやり方からメリットデメリットまでを徹底解説 特典が多いけど条件も多い
今年からJR東日本グループが開始したネットバンキングサービス「JRE BANK」。さまざまなメリットがあり、口座開設を検討している人も多いのではないでしょうか。
この記事では、JRE BANKの概要からメリットデメリット、口座の開設方法まで一つずつ解説していきます。迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ちなみにJRE BANKは楽天銀行の銀行代理業者としてサービスが提供されますが、すでに楽天銀行の口座を持っていても口座を開設できます。また、楽天ポイントが貯まるわけではないので、この点は注意しましょう。
JRE POINTが貯まる
JR東日本独自の特典
ATMの手数料無料
他行宛て振込手数料無料
JRE POINTが貯まる
JRE BANKが持つメインの魅力がJRE POINTでしょう。JRE POINTとは、JR東日本が展開しているポイントサービスで、鉄道を利用したり、Suicaで決済したりすることで貯めることができ、貯めたポイントはSuicaにチャージしたりできるというものです。
JRE BANKの口座とJRE POINTのアカウントを連携することで貯めることができるようになり、日々の銀行取引やJRE BANKのデビット利用などでポイントが貯まります。
JR東日本独自の特典
JRE BANKは利用する際に条件を達成することでさまざまな特典がもらえます。
まず代表的なのが、「JRE BANK優待割引券(4割引)」です。これはJR東日本が営業する路線内の片道運賃を4割引きにしてくれるもので、1年で最大10枚もらうことができます。
次に「どこかにビューーン!2,000ポイント割引クーポン」。「どこかにビューーン!」とは、JR東日本営業路線内の新幹線停車駅への往復料金をJRE POINT6000ポイントで支払える代わりに、行先がランダムに決まるという面白いサービス。この6000ポイントからさらに2000ポイントが割り引かれるため、実質4000円で東日本のどこかに行けることになります。こちらは、条件を達成することで最大年12枚もらうことができます。
モバイルSuica限定になりますが、「Suicaグリーン券」がもらえるのも嬉しい特典です。普通列車のグリーン券を無料で使えるもので、日々の通勤通学を楽にしたり、お出かけをちょっと豪華にすることができます。
そして、現在期間限定で開催している「口座開設キャンペーン」では、期間内で口座開設を申し込み、各種条件を達成することで最大6000ポイントのJRE POINTをもらえます。
ATMの手数料無料
日々の生活でよく現金を利用する人が気になるのはATM手数料ではないでしょうか。JRE BANKでは、駅に設置してあるATM「VIEW ALTTE」での引き出しが何回でも手数料無料です。また、セブン銀行やイオン銀行などの提携金融機関ATMの利用も最大月7回まで手数料無料になります。なお、提携金融機関ATMの無料回数は会員のステージによって増減します。
他行宛て振込手数料無料
新たに口座を作るとなるとメインの口座とのやり取りが発生します。この手数料も気になるところですが、JRE BANKでは他行宛ての振り込みも月最大3回まで無料になります。会員ステージや給与・年金の受け取り、ビューカードの口座引き落としのいずれかを満たす必要がありますが、サブの口座として持っておくには嬉しいポイントです。
ここまではメリットについて説明してきましたが、デメリットもあります。
JR東日本管内在住でないと活用しづらい
管理する口座とポイントが増える
一部条件にはある程度の資産が必要
JR東日本管内在住でないと活用しづらい
JRE BANKがJR東日本のサービスである以上当たり前ですが、JR東日本の路線をよく使う人でなければメリットを享受しづらいです。車移動が中心の人や地下鉄・他社路線をよく利用する人、そもそもJR東日本管内に住んでいない人などはポイントを貯めづらく、使いづらいでしょう。
管理する口座とポイントが増える
最近は楽天ポイントやdポイントをはじめ、Pontaポイント、Vポイントといったさまざまなポイントサービスが普及しています。これらのポイントのうちどれか一つ、もしくは複数を利用しているという人も多いでしょう。
これまでJRE POINTを使っていなかったという人は新たにポイントサービスを使い始めることになりますが、それは管理の手間が増えるということでもあります。また、口座も増えるため自分が持つ口座間でのお金のやり取りも発生するようになります。ある程度の金融知識やマメさがないと活用できないため、慣れていない人は苦労するかもしれません。
一部条件にはある程度の資産が必要
メリットで紹介した特典は口座を作るだけでそのままもらえるわけではなく、さまざまな条件を達成する必要があります。
その条件の一つに「判定月の25日時点で50万円以上の資産残高がある」というものがあります。16~24歳の人は資産残高20万円と緩和されますが、それ以上の人はJRE BANKの口座に最低50万円を用意しておく必要があるわけです。50万円という金額は簡単に用意できるものではないので、あまり貯金をしていない人にとっては大きなハードルになります。
続いて、JRE BANKの口座開設方法を解説していきます。口座開設はJRE BANKのアプリか公式ウェブサイトから申し込むことができ、ここでは一連の流れを解説します。
アプリやウェブサイトから登録画面を開いたら、まずは必要事項を入力します。主な入力内容は、名前、生年月日、電話番号、住所、メールアドレス、国籍、職業など。住所とメールアドレスについては間違えてしまうと口座を開設できない可能性があるため注意して入力し、メールアドレスについては迷惑メール設定などを確認しておきましょう。
そのほかには、口座の利用目的や預金口座とマイナンバーの紐づけ手続き申し込みの有無といった内容に回答する必要があります。そして最後に提出する本人確認書類を選択します。必要な書類は2種類で、使えるのは下記表のとおり。
送る方法や確認方法で使えるものが異なるため、よく確認しましょう。なお、マイナンバーカード、運転免許証、パスポートのどれかを使う場合はアプリから提出する方が手間がかかりません。
送る方法や確認方法で本人確認と口座開設が完了するまでにかかる時間が異なりますが、長くても2週間程度で完了します。完了すると登録したアドレスか住所宛てに「ThankYouメール」か「ThankYouレター 初期設定ガイド」が届きます。
「ThankYouメール」と「ThankYouレター 初期設定ガイド」には口座の初期設定方法が載っているので指示に従って初期設定をしましょう。
この記事では、JRE BANKの概要からメリットデメリット、口座の開設方法まで一つずつ解説していきます。迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
JRE BANKとは
JRE BANKは2024年の5月から始まったデジタル金融サービスで、JR東日本とビューカードが連携して展開しているネットバンクです。アプリやウェブサイトから口座開設、振り込み、定期預金、住宅ローンといった機能を利用できます。これらを利用することでJRE POINTを貯めることができ、お得に買い物や旅行をできることが特徴です。ちなみにJRE BANKは楽天銀行の銀行代理業者としてサービスが提供されますが、すでに楽天銀行の口座を持っていても口座を開設できます。また、楽天ポイントが貯まるわけではないので、この点は注意しましょう。
メリット
JRE BANKのメリットは主に以下の4つです。それぞれ説明していきます。JRE POINTが貯まる
JR東日本独自の特典
ATMの手数料無料
他行宛て振込手数料無料
JRE POINTが貯まる
JRE BANKが持つメインの魅力がJRE POINTでしょう。JRE POINTとは、JR東日本が展開しているポイントサービスで、鉄道を利用したり、Suicaで決済したりすることで貯めることができ、貯めたポイントはSuicaにチャージしたりできるというものです。
JRE BANKの口座とJRE POINTのアカウントを連携することで貯めることができるようになり、日々の銀行取引やJRE BANKのデビット利用などでポイントが貯まります。
JR東日本独自の特典
JRE BANKは利用する際に条件を達成することでさまざまな特典がもらえます。
まず代表的なのが、「JRE BANK優待割引券(4割引)」です。これはJR東日本が営業する路線内の片道運賃を4割引きにしてくれるもので、1年で最大10枚もらうことができます。
次に「どこかにビューーン!2,000ポイント割引クーポン」。「どこかにビューーン!」とは、JR東日本営業路線内の新幹線停車駅への往復料金をJRE POINT6000ポイントで支払える代わりに、行先がランダムに決まるという面白いサービス。この6000ポイントからさらに2000ポイントが割り引かれるため、実質4000円で東日本のどこかに行けることになります。こちらは、条件を達成することで最大年12枚もらうことができます。
モバイルSuica限定になりますが、「Suicaグリーン券」がもらえるのも嬉しい特典です。普通列車のグリーン券を無料で使えるもので、日々の通勤通学を楽にしたり、お出かけをちょっと豪華にすることができます。
そして、現在期間限定で開催している「口座開設キャンペーン」では、期間内で口座開設を申し込み、各種条件を達成することで最大6000ポイントのJRE POINTをもらえます。
ATMの手数料無料
日々の生活でよく現金を利用する人が気になるのはATM手数料ではないでしょうか。JRE BANKでは、駅に設置してあるATM「VIEW ALTTE」での引き出しが何回でも手数料無料です。また、セブン銀行やイオン銀行などの提携金融機関ATMの利用も最大月7回まで手数料無料になります。なお、提携金融機関ATMの無料回数は会員のステージによって増減します。
他行宛て振込手数料無料
新たに口座を作るとなるとメインの口座とのやり取りが発生します。この手数料も気になるところですが、JRE BANKでは他行宛ての振り込みも月最大3回まで無料になります。会員ステージや給与・年金の受け取り、ビューカードの口座引き落としのいずれかを満たす必要がありますが、サブの口座として持っておくには嬉しいポイントです。
デメリット
ここまではメリットについて説明してきましたが、デメリットもあります。
JR東日本管内在住でないと活用しづらい
管理する口座とポイントが増える
一部条件にはある程度の資産が必要
JR東日本管内在住でないと活用しづらい
JRE BANKがJR東日本のサービスである以上当たり前ですが、JR東日本の路線をよく使う人でなければメリットを享受しづらいです。車移動が中心の人や地下鉄・他社路線をよく利用する人、そもそもJR東日本管内に住んでいない人などはポイントを貯めづらく、使いづらいでしょう。
管理する口座とポイントが増える
最近は楽天ポイントやdポイントをはじめ、Pontaポイント、Vポイントといったさまざまなポイントサービスが普及しています。これらのポイントのうちどれか一つ、もしくは複数を利用しているという人も多いでしょう。
これまでJRE POINTを使っていなかったという人は新たにポイントサービスを使い始めることになりますが、それは管理の手間が増えるということでもあります。また、口座も増えるため自分が持つ口座間でのお金のやり取りも発生するようになります。ある程度の金融知識やマメさがないと活用できないため、慣れていない人は苦労するかもしれません。
一部条件にはある程度の資産が必要
メリットで紹介した特典は口座を作るだけでそのままもらえるわけではなく、さまざまな条件を達成する必要があります。
その条件の一つに「判定月の25日時点で50万円以上の資産残高がある」というものがあります。16~24歳の人は資産残高20万円と緩和されますが、それ以上の人はJRE BANKの口座に最低50万円を用意しておく必要があるわけです。50万円という金額は簡単に用意できるものではないので、あまり貯金をしていない人にとっては大きなハードルになります。
口座開設の方法
続いて、JRE BANKの口座開設方法を解説していきます。口座開設はJRE BANKのアプリか公式ウェブサイトから申し込むことができ、ここでは一連の流れを解説します。
アプリやウェブサイトから登録画面を開いたら、まずは必要事項を入力します。主な入力内容は、名前、生年月日、電話番号、住所、メールアドレス、国籍、職業など。住所とメールアドレスについては間違えてしまうと口座を開設できない可能性があるため注意して入力し、メールアドレスについては迷惑メール設定などを確認しておきましょう。
そのほかには、口座の利用目的や預金口座とマイナンバーの紐づけ手続き申し込みの有無といった内容に回答する必要があります。そして最後に提出する本人確認書類を選択します。必要な書類は2種類で、使えるのは下記表のとおり。
送る方法や確認方法で使えるものが異なるため、よく確認しましょう。なお、マイナンバーカード、運転免許証、パスポートのどれかを使う場合はアプリから提出する方が手間がかかりません。
送る方法や確認方法で本人確認と口座開設が完了するまでにかかる時間が異なりますが、長くても2週間程度で完了します。完了すると登録したアドレスか住所宛てに「ThankYouメール」か「ThankYouレター 初期設定ガイド」が届きます。
「ThankYouメール」と「ThankYouレター 初期設定ガイド」には口座の初期設定方法が載っているので指示に従って初期設定をしましょう。