• ホーム
  • トレンド
  • アイロン・衣類スチーマーのおすすめ製品を選び方と一緒に解説 素材と重さでこだわりの1台を見つけよう

アイロン・衣類スチーマーのおすすめ製品を選び方と一緒に解説 素材と重さでこだわりの1台を見つけよう

暮らし

2024/10/22 12:00

 身だしなみを整えるうえで、アイロンは欠かせない家電製品の一つ。ビジネスではもちろん、プライベートでもしわのない服を着るために必須です。しかし、アイロンの種類や機能は多岐にわたり、どれを選ぶべきか迷ってしまうこともあるでしょう。

 この記事では、アイロンを選ぶ際のポイントを詳しく解説するほか、おすすめのアイロンをいくつか紹介します。皆さんが自分にぴったりのアイロンを見つけるための参考にしてみてください。

 

アイロンの選び方

 おすすめのアイロンを紹介する前に、まずはどんなアイロンを選べばいいか、ポイントごとに選び方を説明していきます。
 

種類


 アイロンには主に3種類あります。スチームアイロン、ドライアイロン、そして衣類スチーマーです。それぞれの特徴やメリット、デメリットについて見ていきましょう。

スチームアイロン
 スチームアイロンは、水を入れるタンクが付いており、スチームを噴射することでシワを伸ばす機能が付いたアイロン。布地に優しく、頑固なシワもスムーズに取れるため、多くの家庭で愛用されています。デメリットは、定期的に水を補充する必要がありこと。

ドライアイロン
 ドライアイロンはシンプルに熱を使ってシワを伸ばします。水を使用しないため、軽量で手軽に扱えますが、スチームアイロンほどシワをしっかり取ることできません。軽い素材の衣類や薄手のシャツには向いていますが、厚手の布や頑固なシワには効果が薄いでしょう。

衣類スチーマー
衣類スチーマーは吊るしたままの衣類にスチームを当てることでシワを伸ばすタイプのアイロンです。スチームを当てるだけでしわ取り、脱臭ができるため、プリーツやギャザーなどのシワ取りができることがメリット。デメリットは、あて面を力強く押し当てる力が弱いため、折り目を作ることが苦手なことです。
 

形状と素材


 アイロンの形状は主に平底型と左右対称型の2種類があります。平底型はスタンドに戻さずとも立てかけられますが、後ろに引いた時に引っ掛かりやすいデメリットがあります。左右対称型は前後ともにスムーズにしわを伸ばすことができ、細かい部分のしわも伸ばしやすいです。

 また、アイロンを選ぶときは、かけ面の素材にも注目しましょう。主に採用される素材はフッ素、チタン、セラミックがあります。

フッ素
 フッ素素材は最もコスパが高い素材で、滑りはそれほどよくありませんが、その分、フッ素素材を採用した製品は安く手に入ります。ただし、耐久性がやや低いためメンテナンスには注意しましょう。

チタン
 チタン素材は滑りの良さと値段を両立した素材で、セラミックとフッ素の中間程度の滑りの良さと価格の製品が多いです。

セラミック
 セラミック素材は非常に滑りがよくスムーズにしわを取ることができますが、値段が高いのがデメリット。普段からよくアイロンがけをし、機能性を重視する人はセラミックを採用した製品を選びましょう。

その他
 上記の素材の他、メーカーによっては独自に開発した素材を採用している場合があります。特徴はそれぞれですが、おおむね金額が高くなる傾向にあります。高性能なものを求める場合はメーカー独自の素材やコーティングを採用した製品を選びましょう。
 

重さ


 アイロンの重さも選ぶ際の重要なポイントです。重いアイロンは安定感があり、しっかりとシワを伸ばすことができます。しかし、長時間の使用には腕が疲れてしまうことがあるため、取り回しが悪くなることがあります。特に、後述するハンガーショット機能を使用する場合は、軽いアイロンを選ぶと良いでしょう。軽量なアイロンは扱いやすく、腕への負担も軽減されます。
 

電源タイプ


 アイロンにはスタンドで充電するコードレスタイプとと本体を直接電源につなげるコード付きタイプがあります。コードレスタイプは、取り回しが非常に良く、自由に動かすことができます。使用場所を選ばず、衣類スチーマーの場合は持ち運びにも便利です。しかし、定期的にスタンドに戻す手間がかかります。

 電源タイプは常に一定の電力を供給できるため、長時間の使用にもおすすめ。パワフルなスチームを安定して供給できるため、頑固なシワにも効果的です。しかし、コードが邪魔になることがあり、取り回しが悪く感じることがあります。
 

機能


 アイロンにはさまざまな機能が搭載されています。ここではいくつかの機能を紹介しますが、これらを選ぶ基準にしてみてもいいかもしれません。

ハンガーショット
 ハンガーショット機能は、吊るしたままの衣類にスチームを当てることでシワを伸ばす機能です。スーツやコートなどのシワを手軽に取ることができます。

自動オフ機能
 自動オフ機能は、一定時間使用しないと自動的に電源が切れる機能。子どもがいる家庭など安全性が気になる人はチェックしておきましょう。

温度調節機能
 温度調節機能は、布地に合わせた最適な温度でアイロンがけができる機能です。ほとんどのアイロンに搭載されていますが、安価な製品にはない場合があります。大抵は低温、中温、高温の3段階で調節でき、温度が高いとしわを伸ばしやすくなりますが、布地を傷める可能性があります。布地の表示に合わせたアイロンがけを心がけましょう。
 

おすすめのアイロン

 ここからはおすすめのアイロンをいくつか紹介していきます。ぜひ製品選びの参考にしてみてください。
 

パナソニック「スチームアイロン NI-FS70A」


 パナソニックの「スチームアイロン NI-FS70A」は、スリムで軽量なデザインが特徴の衣類スチーマー。ハンガーにかけたままでもしわを伸ばせるタイプです。スチームの量が多く、最大約13分連続使用できるため、頑固なシワも簡単に取ることができます。

 また、立ち上がりにかかる時間は同社のシリーズ最速である17秒という短さも魅力。忙しい朝でも時間を節約できます。なお、アイロン台を使用したプレスにも対応しています。日常的にアイロンがけが必要で、手軽にアイロンをかけたい人に特におすすめです。

出典:パナソニック「スチームアイロン NI-FS70A」
 

ティファール「アクセススチーム イージー DT7131J0」

 


 ティファールの「アクセススチーム イージー DT7131J0」は、パワフルなスチーム機能と軽いボディが特徴。平均21g/分の高圧スチームを噴射することで、頑固なシワも瞬時に取り除きます。高温スチームはウイルスや菌も除去してくれます。本体重量は910gで非常に軽量。操作性は抜群で、ストレスなく快適にしわ取りができるでしょう。

 また、アタッチメントとして、繊細な衣服を熱から守る「スチームボンネット」や厚手の衣服の毛足を整えてくれる「アタッチメントブラシ」が付属しています。

出典:ティファール「アクセススチーム イージー DT7131J0」
 

日立「コードレススチームアイロン CSI-201」


 日立の「コードレススチームアイロン CSI-201」は、シンプルでコンパクトでありながら高性能なアイロンです。

 スチーム量はしっかりしっかりめで高音スチームにも対応。シワをスムーズに伸ばします。かけ面はチタンコーティングされており、布地に引っかからず滑らかに動かせます。さらに、温度調節機能はダイヤル式で、素材に合わせた最適な温度でアイロンがけできます。

出典:日立「コードレススチームアイロン CSI-201」
 

東芝「コードレスアイロン La・Coo TA-FDX960」


 東芝の「コードレスアイロン La・Coo TA-FDX960」は、前後左右すいすい動かせるデザインが特徴のアイロンです。かけ面はニッケルコーティングで緩やかに湾曲した形状をしており、同社史上最も軽い滑りを実現しました。

 本体の後部にはポイントプレスが搭載されており、スカートやブラウスのフリルといった複雑なデザインをきれいに仕上げることができます。そのほか、温度設定は5段階、自動パワーオフ機能といった便利機能も搭載されており、痒い所に手が届く製品です。

出典:東芝「コードレスアイロン La・Coo TA-FDX960」
 

石崎電機製作所「スチームアイロン SI-107」



 石崎電機製作所の「スチームアイロン SI-103」はセラミックコーティングで広めのかけ面で滑らかな滑りを実現したシンプルなスチームアイロン。重量は約700gでかなり軽く、スイスイとアイロンがけができます。

 機能面では、約80~200℃まで温度調節ができ、スチーム機能を備えるなど、必須な機能がコンパクトにまとまっています。設定温度まで40秒で到達するスピードも嬉しいところ。一方で給電方式がコード付きである点には注意しましょう。

出典:石崎電機製作所「スチームアイロン SI-107」