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家の中が6割、高齢者の転倒事故が年間6万人超え、熊本で高齢者の体操イベント

暮らし

2025/01/30 07:00

 「姿勢矯正トレーナーRegulus」を運営するホリスティック・コンディショニング・レグルスは2月7日15時15分~16時30分に、冬場に増える高齢者の転倒事故を防ぐための「体に負担が少ない姿勢体操」イベントを、熊本市立 植木病院(熊本県熊本市)西側の芝生公園(雨天時は植木中央公園運動施設体育館)にて開催する。参加費は無料で、メールでの事前登録が必要。

姿勢指導の実施イメージ

元救急隊員が毎日短時間でできる体操を教える

 今回の「体に負担が少ない姿勢体操」イベントは、高齢者の「ころぶ」や「落ちる」による事故が多発し、この5年間に30万人以上の高齢者が医療機関に救急搬送されていることを受けて、人手不足の介護業界のためにも転倒を減らし、介護業界の負担を減らしていく試みの一環として開催される。

 同イベントでは、凝り固まった体の中の筋肉を動かすことによって、体の重心を合わせて健康維持を図る。体操は椅子やペットボトルといった、最小限の道具を使用して毎日短時間で実施が可能となっており、体操指導は30~40分で誰でも参加できる。また、体操指導後にはグラウンドゴルフ指導も行う。

 当日に体操指導を担当する、ホリスティック・コンディショニング・レグルスの代表である星子豊英氏は、高校卒業後に消防署で勤務しており、救急隊やハイパーレスキュー隊に所属して、危険な現場での人命救助に携わってきた。現場において多くの高齢者の事故を経験したことから、高齢者の事故を少なくしたいとの思いで姿勢矯正トレーニングを勉強し、2023年3月に消防署を退職して、姿勢矯正トレーニング指導を行っている。
 
姿勢指導の成果イメージ