自動車よりも手軽に、徒歩よりも早く移動できる自転車。石油などのエネルギーを使わない自転車は震災のたびに注目を集め、人混みを避けるという観点からコロナ禍でも需要が拡大した。SDGsが重要視される近年、自転車に関する技術は急速に進化している。今回はそんな自転車の最新技術に迫っていこう。
同社の新技術「Mag Drive System」の搭載により、モーターへの給電とバッテリーへの蓄電の同時並行が可能に。そのため、電動アシスト不使用時に限らず、電動アシストを使って走行している時でもバッテリーが充電され続ける。
エコモードでの街乗り程度であれば、外部からの充電は一切不要。バッテリーが寿命を迎えるまでの約2年間、充電作業に手間をとられることなく毎日快適に走行できるという。この技術が認められ、ソニーグループなど大手4社が連携して開催したスタートアップコンテスト「Startup Switch 2021」ではDIC賞を受賞している。
台湾で誕生したe-Bike(electric bicycle)のブランド「BESV」では、AIを搭載したスマートバイクを2023年に発売。自転車本体にBluetooth、4G通信機能、GPS機能を搭載することで、スマートフォンを通してセルフエラー診断や位置情報確認を可能にし、メンテナンスや盗難への対策がしやすくなっている。
また、従来の電動アシスト自転車では変速機能を使いこなせていないユーザーが多いことから、AIによるオートマチック7段変速機能も搭載。ユーザーのペダルトルク、ペダル回転数、スピードを感知し、斜度センサーで路面状況も考慮して、常に最適なギアでの走行をサポートしてくれる。
技術の進化により更なる発展が予想される自転車業界。次はどんな新機能が搭載されるのか、楽しみに待ちたい。(フリーライター・佐々木剛)
■Profile
佐々木剛
大手メーカーに勤務後、一念発起してウェブメディア業界に転職。その後フリーライターとして独立し、現在に至る。メーカー時代の経験を活かし、テクノロジー、機械、技術系中心に執筆。
走行しながら充電する! 外部充電不要の電動アシスト自転車が登場
熊本にあるベンチャー企業ハロースペースが開発したのは、走行中に充電することができる電動アシスト自転車「Smart E-bike」。ペダルの回転を利用して発電することで、バッテリーが充電される。同社の新技術「Mag Drive System」の搭載により、モーターへの給電とバッテリーへの蓄電の同時並行が可能に。そのため、電動アシスト不使用時に限らず、電動アシストを使って走行している時でもバッテリーが充電され続ける。
エコモードでの街乗り程度であれば、外部からの充電は一切不要。バッテリーが寿命を迎えるまでの約2年間、充電作業に手間をとられることなく毎日快適に走行できるという。この技術が認められ、ソニーグループなど大手4社が連携して開催したスタートアップコンテスト「Startup Switch 2021」ではDIC賞を受賞している。
台湾で誕生したe-Bike(electric bicycle)のブランド「BESV」では、AIを搭載したスマートバイクを2023年に発売。自転車本体にBluetooth、4G通信機能、GPS機能を搭載することで、スマートフォンを通してセルフエラー診断や位置情報確認を可能にし、メンテナンスや盗難への対策がしやすくなっている。
また、従来の電動アシスト自転車では変速機能を使いこなせていないユーザーが多いことから、AIによるオートマチック7段変速機能も搭載。ユーザーのペダルトルク、ペダル回転数、スピードを感知し、斜度センサーで路面状況も考慮して、常に最適なギアでの走行をサポートしてくれる。
技術の進化により更なる発展が予想される自転車業界。次はどんな新機能が搭載されるのか、楽しみに待ちたい。(フリーライター・佐々木剛)
■Profile
佐々木剛
大手メーカーに勤務後、一念発起してウェブメディア業界に転職。その後フリーライターとして独立し、現在に至る。メーカー時代の経験を活かし、テクノロジー、機械、技術系中心に執筆。