舟旅通勤「BLUE FERRY」 5月22日から運航開始

暮らし

2024/05/13 18:30

 野村不動産と東京湾クルージングは5月22日に、東京都が推進する舟運活性化の取り組みの1つである「舟旅通勤」の一環として、晴海~芝浦・日の出区間において新たな舟運サービス「BLUE FERRY(ブルーフェリー)」の運航を開始する。

「BLUE FERRY」の運航イメージ(左)と「Hi-NODE」

晴海~芝浦・日の出区間で

 「BLUE FERRY」は、野村不動産が整備を進める「芝浦プロジェクト」において整備を予定している芝浦運河における新たな船着場や、日の出ふ頭にて整備・運営している「Hi-NODE(ハイノード)」を船着場として使用し、都心部へのアクセスに優れた港区芝浦エリアと、晴海に代表されるベイエリアの新たな住宅地を約5分の運航で結ぶ。
 
運行図

 「東京2020オリンピック・パラリンピック」の選手村であり、1月に入居が開始された「HARUMI FLAG」至近の晴海五丁目船着場と、「Hi-NODE」間を結ぶ航路となっており、運航日は最大で毎週火曜日・水曜日・木曜日の朝で、運賃は500円(予約・事前決済による割引あり)。使用予定船舶は「エスエス3世」(旅客定員44名)で、晴海発は8時30分/8時55分/9時20分/9時45分、日の出発は8時40分/9時5分/9時30分/9時55分。
 
(左から)エスエス3世、船内の様子、船外デッキ

 ペットと一緒に乗船する場合は、専用の容器/ケージへの全身の収納が必要になるほか、車いすやベビーカーでの乗船では一度車いす/ベビーカーを降りて乗船する必要がある。車いすは最大2台まで収容可能となっている。また、5月22日はプレ運航として運賃無料で運航する。

 あわせて、「BLUE FERRY」の運航開始を記念して、「Hi-NODE」1階のレストラン「BESIDE SEASIDE」にて、期間限定の朝食営業を行う。

 東京都は、舟運が身近な観光・交通手段として定着して、水辺のにぎわいを創出するよう2016年度から舟旅通勤の実装に向けた補助制度の整備を進めている。事業第1弾として、2023年10月に日本橋~豊洲を結ぶ航路の運航が開始されており、「BLUE FERRY」はそれに続く形での開業となる。
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