【デジタルな仕事でスローな八ヶ岳暮らし・8】今年は、暖冬だとずっといわれていたのに雪が多い冬でした。そもそも八ヶ岳南麓というのは、そこまで雪が多いエリアではありません。山の上は別として麓の別荘地や住宅地に雪が積もることは珍しいんです。例年2、3回10cm程度の雪が積もる程度で、雪かきも年に1回程度するかな、という感じです。ところが、今年は2月中旬に大雪警報となる雪があって30cmほどの積雪。その後も、毎週のように雪が降りました。3月に入ってからの方がむしろ雪が多く、30cmほど積もる雪が4回くらい降りました。ほとんど毎週雪です。それも、不思議と週末や祝日になると雪が降るんですよね。
まず春といえば、フキノトウ。僕の家の庭にも勝手に生えてきます(要するに雑草です)。今年は雪が多かったのでなかなか姿を見ることができませんでしたが、やっと溶けた雪の間から顔を出してきました。
スーパーで売ってるフキノトウと比べるとちょっと小さいので、天ぷらにするのはちょっと大変。蕗味噌を作るのもめんどくさいので、よくアヒージョに入れます。小エビやイカなどと一緒にオリーブオイルに浸してオーブンで熱くするだけ。簡単料理ですが、フキノトウの苦味がいいアクセントになっておいしいですよ。
例年でいえば4月初旬に標高が低いエリアから咲き始め、毎週、場所を変えながら咲いていきます。蓼科には本州で最も遅く咲くともいわれる桜の名所もあって、5月の連休まで桜を楽しむことができるんです。
ここからは、八ヶ岳エリアの桜の名所をいくつか紹介していきますね。
ここは何といっても、桜とまだ雪が残る南アルプスの景色が見事です。桜の近くにスイレンの花もあって、見事な景色は一度見にきてもらいたいものです。桜の開花に合わせて3月下旬から4月上旬には神代桜祭りが開催され、出店もあります。近くのソメイヨシノと合わせて、お花見散策を楽しめますよ。
また、山高神代桜のすぐ近くに眞原(さねはら)桜並木というソメイヨシノや枝垂れ桜の並木があって、桜の数はこちらの方が多くお花見を楽しめます。眞原桜並木は山高神代桜のすぐ近くですが、標高や桜の種類が違うので満開の時期が1週間ほど遅くなります。
山高神代桜も眞原桜並木も駅からのアクセスが悪いので、車で行くことをおすすめします。桜祭り期間中は地域住民が空き地を有料駐車場としているので、それらを利用してください。
わに塚の魅力は、大きな1本桜と雪山の組み合わせです。角度によって桜と富士山、桜と茅ヶ岳、桜と八ヶ岳とさまざまなパノラマを味わうことができます。満開になると全国からプロアマ問わず写真愛好家が集まって、こだわりの構図で撮影しています。
しかも、ここは夜になるとライトアップされるんですよ。ここは夜桜もきれいなんで、一度訪れてもらいたいですね。ちなみに、出店などはないので純粋に桜を楽しんでください。
市営の無料駐車場があるのは、ありがたいです。ここも駅からのアクセスはよくないので、車で行くことをおすすめします。
実はここ、普通の桃農家の果樹園なんです。山梨県は、フルーツ王国。桃の栽培も、盛んに行われています。もちろん桃の収穫は夏なんですが、その前の花が咲いている季節に桃の花を楽しめる、というわけです。これは果樹園をご厚意で開放してもらっているだけなので、宴会などはできません。
もちろん、花枝を追って持ち帰るなんてもってのほか。何といっても、花はその後桃の実になるわけですからね。
でも、桃の花って桜よりも色が濃くてきれいなんですよね。しかも、桜よりも長い間咲いているのでたっぷり花見も楽しめます。桃の開花は桜よりちょっと遅く、4月中旬から下旬ごろが見頃です。運がいいと、新府城跡の桜と一緒に桃の花を楽しめますよ。
ここは中央本線・新府駅から徒歩20分程度ですので、電車でもアクセスできます。車で訪れる場合は、新府城跡に小さな駐車場があるのでそこを利用します。
次回も八ヶ岳暮らしのリアル、ワーケーションや地方移住について詳しくお話ししていきますね。あなたの働き方、暮らし方がハッピーでありますように!(TMR・玉利裕重)
それでも春の気配は近づいている
春分の日(3月20日)も雪。次の週末も雪。今年は4月にも雪が降るかもしれませんね。清里でペンションを経営している知人がノーマルタイヤのお客からキャンセルが続いて困る、とこぼしていました。とはいえ、暑さ寒さも彼岸まで。春分を超えてからは、徐々に春の気配を感じています。まず春といえば、フキノトウ。僕の家の庭にも勝手に生えてきます(要するに雑草です)。今年は雪が多かったのでなかなか姿を見ることができませんでしたが、やっと溶けた雪の間から顔を出してきました。
スーパーで売ってるフキノトウと比べるとちょっと小さいので、天ぷらにするのはちょっと大変。蕗味噌を作るのもめんどくさいので、よくアヒージョに入れます。小エビやイカなどと一緒にオリーブオイルに浸してオーブンで熱くするだけ。簡単料理ですが、フキノトウの苦味がいいアクセントになっておいしいですよ。
実は八ヶ岳は桜の名所。長い期間桜を楽しめます
春といえば、桜ですよね。実は、八ヶ岳って桜の名所なんですよ。今年は結局寒さが残って、東京の桜も少し開花が遅くなりましたね。八ヶ岳は、まさにこれからが桜のシーズンです。八ヶ岳エリアは標高差が大きいので、長い間桜を楽しめるんです。例年でいえば4月初旬に標高が低いエリアから咲き始め、毎週、場所を変えながら咲いていきます。蓼科には本州で最も遅く咲くともいわれる桜の名所もあって、5月の連休まで桜を楽しむことができるんです。
ここからは、八ヶ岳エリアの桜の名所をいくつか紹介していきますね。
日本三大桜の一つで天然記念物・山高神代桜
まずは山高神代桜。山梨県北杜市武川町の実相寺という寺にあるエドヒガンザクラです。樹齢2000年ともいわれる古木で福島県の三春滝桜、岐阜県の淡墨桜と合わせて日本三大桜と呼ばれています。また、これは日本で最初の天然記念物指定でもあるんですよ。ここは何といっても、桜とまだ雪が残る南アルプスの景色が見事です。桜の近くにスイレンの花もあって、見事な景色は一度見にきてもらいたいものです。桜の開花に合わせて3月下旬から4月上旬には神代桜祭りが開催され、出店もあります。近くのソメイヨシノと合わせて、お花見散策を楽しめますよ。
また、山高神代桜のすぐ近くに眞原(さねはら)桜並木というソメイヨシノや枝垂れ桜の並木があって、桜の数はこちらの方が多くお花見を楽しめます。眞原桜並木は山高神代桜のすぐ近くですが、標高や桜の種類が違うので満開の時期が1週間ほど遅くなります。
山高神代桜も眞原桜並木も駅からのアクセスが悪いので、車で行くことをおすすめします。桜祭り期間中は地域住民が空き地を有料駐車場としているので、それらを利用してください。
夜桜も美しい1本桜・わに塚の桜
次に紹介するのは、わに塚の桜。山梨県韮崎市にあります。畑の中の高台に立っているエドヒガンザクラの1本桜で、CMなどでも度々見かけるフォトジェニックな桜です。例年では、4月上旬ごろが見頃です。わに塚の魅力は、大きな1本桜と雪山の組み合わせです。角度によって桜と富士山、桜と茅ヶ岳、桜と八ヶ岳とさまざまなパノラマを味わうことができます。満開になると全国からプロアマ問わず写真愛好家が集まって、こだわりの構図で撮影しています。
しかも、ここは夜になるとライトアップされるんですよ。ここは夜桜もきれいなんで、一度訪れてもらいたいですね。ちなみに、出店などはないので純粋に桜を楽しんでください。
市営の無料駐車場があるのは、ありがたいです。ここも駅からのアクセスはよくないので、車で行くことをおすすめします。
実は八ヶ岳南麓では桃の花見も楽しめる
八ヶ岳で楽しめる春の花見は、桜だけじゃないんですよ。実は、桃の花見も楽しめるんです。山梨県韮崎市には新府桃源郷という場所があって一面桃の花、まさに桃源郷なんです。実はここ、普通の桃農家の果樹園なんです。山梨県は、フルーツ王国。桃の栽培も、盛んに行われています。もちろん桃の収穫は夏なんですが、その前の花が咲いている季節に桃の花を楽しめる、というわけです。これは果樹園をご厚意で開放してもらっているだけなので、宴会などはできません。
もちろん、花枝を追って持ち帰るなんてもってのほか。何といっても、花はその後桃の実になるわけですからね。
でも、桃の花って桜よりも色が濃くてきれいなんですよね。しかも、桜よりも長い間咲いているのでたっぷり花見も楽しめます。桃の開花は桜よりちょっと遅く、4月中旬から下旬ごろが見頃です。運がいいと、新府城跡の桜と一緒に桃の花を楽しめますよ。
ここは中央本線・新府駅から徒歩20分程度ですので、電車でもアクセスできます。車で訪れる場合は、新府城跡に小さな駐車場があるのでそこを利用します。
これからも八ヶ岳暮らしのリアルをお届けしていきます!
八ヶ岳南麓、実はお花見が楽しめる場所がたくさんあるんですよ。今回紹介したところ以外にも、清春芸術村や道の駅南きよさと、津金三代校舎公園などでも見事な桜を楽しめますよ(実はあまり知られていない素敵なところもあるんですがそれは内緒です)。他にも僕のブログ「ヤツナビ( https://yatsunavi.jp )」でも八ヶ岳暮らしの情報をお届けしているのでこちらもご覧ください。次回も八ヶ岳暮らしのリアル、ワーケーションや地方移住について詳しくお話ししていきますね。あなたの働き方、暮らし方がハッピーでありますように!(TMR・玉利裕重)