京王電鉄と京王パスポートクラブは9月27日に、住信SBIネット銀行が提供している「NEOBANK」サービスを活用した、京王パスポートカード会員を対象とした新たな金融サービス「京王NEOBANK」の提供を開始する。なお、鉄道グループによるフルバンキングサービスの取り扱いは、国内初となる。

京王グループの新たな金融サービス、銀行取引などで京王ポイントがたまる

　「京王NEOBANK」は、スマートフォンに「京王NEOBANK」アプリをインストールして必要情報を入力することで、手軽に口座を開設でき、アプリを利用して住信SBIネット銀行が提供する預金や振込、ATMといった銀行サービスを利用できる。
 
　特徴として、銀行サービスの利用、住宅ローンの借入などによって、京王グループをはじめとする京王沿線約750店舗で使える「京王ポイント」がたまる。1か月あたりのポイント付与数は、円預金 月末残高50万円以上200万円未満で3ポイント、口座振替利用1件につき5ポイント（上限月5回）、給与・年金受取で30ポイント（京王NEOBANKの住宅ローン契約期間中は90ポイント）など。

　また希望者は、オリジナルデザインのデビット付キャッシュカードを無料で発行可能で、デビットカードを設定したスマートフォンをかざして決済する「スマホデビット」も利用できる。

　さらに、「京王NEOBANK」アプリを使い、全国のセブン銀行またはローソン銀行のATMでの預け入れや引き出しができる。ATM手数料は月5回まで無料、以降は1回あたり税込110円。このほか、親権者の「京王NEOBANK」アプリから0～15歳未満の子どもの口座を開設でき、将来の教育費などに備えた預金として活用できる。
 
　口座開設にあたっては、京王ポイントウェブサービスへの登録が必要で、「スマホで本人確認」機能が使える場合は、最短当日で口座を開設できる。「京王NEOBANK」アプリのダウンロード提供は、9月27日10時頃に開始する。