社長交代、アイ・オー・データ機器の創業者・細野昭雄会長が社長を兼務
アイ・オー・データ機器は6月29日、社長交代の人事を発表。7月1日付で細野昭雄代表取締役会長が代表取締役会長兼社長に、濱田尚則代表取締役社長は取締役国内子会社事業推進担当となる。
異動の理由は、濱田氏が子会社のエスティトレードの代表取締役社長に就任し、同社の経営を含む国内子会社事業の推進に注力するものとする。
アイ・オー・データ機器は2017年7月に細野社長が会長に、濱田常務が社長に就任した新体制で経営してきた。22年3月には株式の非公開化に向けた経営陣による自社株買い(MBO)が成立。同年6月に上場廃止となる経営判断をした。
上場廃止の経緯と今後の事業戦略について聞いた同年4月のBCNのインタビューの中で細野会長は「どこかで次世代にバトンタッチをしなければならないという課題がある中で、私の最後の仕事は次の10年、20年の土台作りをしていくことだと考えました。そのために2~3年かけて事業を転換していきます」と語っていた。
また、上場廃止についても「株式を非公開化して100%自己責任のもと将来を見据えて事業を再編するという選択肢が生まれた」と語っていた。
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東証一部だったアイ・オー・データ機器、創業者に聞く株式非公開化の狙い
https://www.bcnretail.com/market/detail/20220426_276317.html
23年4月には特別転進支援制度とする、勤続2年以上の45歳以上、65歳未満の正社員などを対象に6月30日を退職日とする50人の早期希望退職を募集していた。次世代を見据えた新しい経営基盤づくりで振るう創業者の手腕が注目される。(BCN・細田 立圭志)
代表取締役は細野昭雄氏の1人に
代表取締役の異動人事は6月19日に開催された取締役会で決議した。7月1日以降の代表取締役は創業者である細野昭雄氏の1人となり、会長と社長を兼務する。異動の理由は、濱田氏が子会社のエスティトレードの代表取締役社長に就任し、同社の経営を含む国内子会社事業の推進に注力するものとする。
アイ・オー・データ機器は2017年7月に細野社長が会長に、濱田常務が社長に就任した新体制で経営してきた。22年3月には株式の非公開化に向けた経営陣による自社株買い(MBO)が成立。同年6月に上場廃止となる経営判断をした。
上場廃止の経緯と今後の事業戦略について聞いた同年4月のBCNのインタビューの中で細野会長は「どこかで次世代にバトンタッチをしなければならないという課題がある中で、私の最後の仕事は次の10年、20年の土台作りをしていくことだと考えました。そのために2~3年かけて事業を転換していきます」と語っていた。
また、上場廃止についても「株式を非公開化して100%自己責任のもと将来を見据えて事業を再編するという選択肢が生まれた」と語っていた。
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23年4月には特別転進支援制度とする、勤続2年以上の45歳以上、65歳未満の正社員などを対象に6月30日を退職日とする50人の早期希望退職を募集していた。次世代を見据えた新しい経営基盤づくりで振るう創業者の手腕が注目される。(BCN・細田 立圭志)