ヘルスケアスタートアップのissinは4月11日（本日）の「ペットの日」にちなんで、風呂上がりに乗るだけで体重測定などを自動で健康管理ができる国内初の商品「スマートバスマット」に、新機能として“抱っこ”や“おすわり”でペットの体調管理ができる「ペットモード」を追加した。スマートバスマットの価格は1万6980円。ペットモードの利用は無料となる。ペットモードが健康管理IoT商品に搭載されることも同社商品が国内初となる。

β版を1カ月で約270頭のペットが利用

　ペットモードは、3月1日にβ版で提供を開始し、1カ月で約270頭のペットが利用（内訳は犬が134頭、猫が119頭、その他が15頭）しているほか、平均測定回数が1頭当たり2.16回と好調だったという。そこで今回、β版で提供している「抱っこ測定」に加え、「おすわり測定」や毎週の計測を推進する「リマインド機能」、さらにペットからのお礼の言葉が届く「ありがとう通知」と三つの新機能を追加実装し、正式版として提供を開始した。

　スマートバスマットは、昨年11月の正式販売から4カ月でユーザー数が1万人を超え順調に増えている。同製品では最大8人の体重管理が可能で「ダイエットモード」、「チャイルドモード」、「ベビーモード」、「マタニティモード」、「健康維持モード」などのさまざまなモードを搭載することで、子どもからシニア層まで家族が一体となって体調管理とコミュニケーションを楽しんでいる様子が利用実態から分かっている。

　そうした中、大事な家族の一員であるペットも一緒に健康な人生を送りたい、そのためにペットの体調管理ができる機能が欲しいといったユーザーからの要望を数多く受け、それに応えるため、犬、猫、ウサギなどの小動物の体重を測ることができるペットモードのβ版を3月1日に提供。同機能は好調に利用され、「気軽にペットの体重管理ができるようになった」「より一層ペットを含んだ家族の絆が深まった」といった感想が多く寄せられたという。

　一方で、β版では飼い主がペットを抱っこして体重を測る抱っこ測定機能を搭載していたが、一部のユーザーから「大型犬は抱っこをするのが大変だからペットをスマートバスマットにおすわりさせて測定したい」といった要望が寄せられていた。これを受け正式版では、ペットがスマートバスマットの上で数秒間動かずにいられて体重6kg以上の場合は、ペットだけで体重測定が可能なおすわり測定機能も追加実装した。

　さらに7日間、ペットモードの利用がない場合は計測を促すリマインド機能と、ペットからのお礼の言葉が届くありがとう通知も搭載し、これによりペットへの愛情表現の一環として体重管理の習慣化を促す。