首都圏エリアにおける、2023年春の新駅・新路線開業とダイヤ改正、春からスタートする鉄道会社の新サービスについてまとめた。3月18日には首都圏以外のエリアでも各社がダイヤ改正を実施しており、東京メトロは先行して3月1日に「メトロポイント」のポイント付与ルールを改定している。
3月18日から、これまでモバイル(スマートフォン)でSuica/PASMO通学定期券を利用できなかった中学生・高校生でもモバイルSuica/PASMO通学定期券を利用可能になる。申込方法・決済手段はそれぞれによって異なる。小児用PASMO/子ども用Suicaは引き続きモバイルサービスは利用不可。
■相鉄「YOKOHAMA どっちも定期」
相模鉄道(相鉄)は、3月18日の相鉄新横浜線・東急新横浜線(相鉄・東急直通線)開業に合わせ、IC通勤定期乗車券の新サービス「YOKOHAMA どっちも定期」の提供を開始。対象定期券ならば、自動的に追加運賃を支払うことなく相鉄本線の横浜駅で乗降できる「YOKOHAMA どっちも定期」として利用できる。
■JR東日本「オフピーク定期券」
JR東日本は、平日朝のピーク時間帯以外の時間帯にのみ定期券として利用できる、通常の通勤定期券より割安なSuica通勤定期券「オフピーク定期券」のサービスを3月18日に開始した。発売対象エリアは、東京の電車特定区間内完結となる区間。これまで実施していた「オフピークポイントサービス」も対象エリアを変更したうえで継続する。各駅のピーク時間帯は駅ごとに異なり、詳細は特設サイトで確認できる。
■西武鉄道
西武鉄道は、西武グループ共通会員サービス「SEIBU PRINCE CLUB」に登録(スマイルリンク)したPASMOを使い、特定の条件で西武線に乗車すると「SEIBU Smile POINT」がたまる「乗車ポイントサービス」において、回数券に相当する新サービス「リピートプラス」を4月1日に開始する。
利用回数に応じたポイント進呈率は、月5回~7回で2%(モバイル+3%=5%)、8~15回4%(同7%)、16回以上9%(同12%)。カード型PASMOとモバイル対応PASMOに差をつけ、モバイルサービスの利用を促進する。
東武鉄道は3月18日に、東上線・越生線、東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線・鬼怒川線においてダイヤ改正を実施。特に大きく変わるのが東上線で、種別「快速急行」「急行」「準急」の停車駅が変わる。
■相鉄本線・相鉄いずみ野線
相鉄は、相鉄・東急直通線の3月18日開業に合わせて、相鉄線内のダイヤ改正を実施する。今回のダイヤ改正では、東急線と相互直通運転を開始するとともに、JR線直通列車について朝・日中・夕方・夜の各時間帯の一部列車を特急から各停に、相鉄線内の列車種別を特急・快速・各停の3種別を主体に変更。平日ダイヤ上りの朝時間帯のみ通勤特急・通勤急行を運行するが、急行の運行は休止する。
なお、相鉄・東急直通線の開業にあわせ、相鉄本線・相鉄いずみ野線、東急東横線・目黒線に加え、東武東上線、東京メトロ南北線・副都心線、都営三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、西武池袋線・有楽町線もダイヤ改正を実施する。詳細は各社のウェブサイトなどで確認できる。
■江ノ電
「江ノ電」の愛称で呼ばれる江ノ島電鉄は3月18日から、早朝深夜の時間帯を除き、これまでの12分間隔・毎時5本の運転を14分間隔・時間あたり4~5本の運転本数に変更。これまでとは異なり、日中であっても時間帯ごとに発車時刻が変わる。
幕張豊砂駅はJR京葉線の新駅。2013年12月にオープンしたイオンモールの旗艦店「イオンモール幕張新都心」に直結する。
■相鉄新横浜線・東急新横浜線「新横浜駅」
新路線の開業にあわせ、新横浜駅も拡張。相鉄・東急新横浜線の新横浜駅内には、最新技術を取り入れた待合室「Shin-Yoko Gateway Spot」が3月25日にオープンする。
■東急新横浜線「新綱島駅」
新路線の開業にあわせ、東急東横線「綱島駅」の近くに、地下駅となる「新綱島」駅が開業する。立地特性を踏まえ、運賃計算において綱島駅と新綱島駅は同一駅扱いとなり、同じ定期券で利用できる。
新線の開業によって所要時間の短縮、乗り換え回数の削減など、利便性・速達性が向上する。東海道新幹線停車駅である新横浜駅へのアクセスも向上するため、首都圏から関西・中京方面への出張や旅行などが便利になる。
新サービス
■モバイルSuica/PASMOの通学定期券3月18日から、これまでモバイル(スマートフォン)でSuica/PASMO通学定期券を利用できなかった中学生・高校生でもモバイルSuica/PASMO通学定期券を利用可能になる。申込方法・決済手段はそれぞれによって異なる。小児用PASMO/子ども用Suicaは引き続きモバイルサービスは利用不可。
■相鉄「YOKOHAMA どっちも定期」
相模鉄道(相鉄)は、3月18日の相鉄新横浜線・東急新横浜線(相鉄・東急直通線)開業に合わせ、IC通勤定期乗車券の新サービス「YOKOHAMA どっちも定期」の提供を開始。対象定期券ならば、自動的に追加運賃を支払うことなく相鉄本線の横浜駅で乗降できる「YOKOHAMA どっちも定期」として利用できる。
■JR東日本「オフピーク定期券」
JR東日本は、平日朝のピーク時間帯以外の時間帯にのみ定期券として利用できる、通常の通勤定期券より割安なSuica通勤定期券「オフピーク定期券」のサービスを3月18日に開始した。発売対象エリアは、東京の電車特定区間内完結となる区間。これまで実施していた「オフピークポイントサービス」も対象エリアを変更したうえで継続する。各駅のピーク時間帯は駅ごとに異なり、詳細は特設サイトで確認できる。
■西武鉄道
西武鉄道は、西武グループ共通会員サービス「SEIBU PRINCE CLUB」に登録(スマイルリンク)したPASMOを使い、特定の条件で西武線に乗車すると「SEIBU Smile POINT」がたまる「乗車ポイントサービス」において、回数券に相当する新サービス「リピートプラス」を4月1日に開始する。
利用回数に応じたポイント進呈率は、月5回~7回で2%(モバイル+3%=5%)、8~15回4%(同7%)、16回以上9%(同12%)。カード型PASMOとモバイル対応PASMOに差をつけ、モバイルサービスの利用を促進する。
ダイヤ改正
■東武東上線東武鉄道は3月18日に、東上線・越生線、東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線・鬼怒川線においてダイヤ改正を実施。特に大きく変わるのが東上線で、種別「快速急行」「急行」「準急」の停車駅が変わる。
■相鉄本線・相鉄いずみ野線
相鉄は、相鉄・東急直通線の3月18日開業に合わせて、相鉄線内のダイヤ改正を実施する。今回のダイヤ改正では、東急線と相互直通運転を開始するとともに、JR線直通列車について朝・日中・夕方・夜の各時間帯の一部列車を特急から各停に、相鉄線内の列車種別を特急・快速・各停の3種別を主体に変更。平日ダイヤ上りの朝時間帯のみ通勤特急・通勤急行を運行するが、急行の運行は休止する。
なお、相鉄・東急直通線の開業にあわせ、相鉄本線・相鉄いずみ野線、東急東横線・目黒線に加え、東武東上線、東京メトロ南北線・副都心線、都営三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、西武池袋線・有楽町線もダイヤ改正を実施する。詳細は各社のウェブサイトなどで確認できる。
■江ノ電
「江ノ電」の愛称で呼ばれる江ノ島電鉄は3月18日から、早朝深夜の時間帯を除き、これまでの12分間隔・毎時5本の運転を14分間隔・時間あたり4~5本の運転本数に変更。これまでとは異なり、日中であっても時間帯ごとに発車時刻が変わる。
新駅開業
■JR京葉線「幕張豊砂」駅幕張豊砂駅はJR京葉線の新駅。2013年12月にオープンしたイオンモールの旗艦店「イオンモール幕張新都心」に直結する。
■相鉄新横浜線・東急新横浜線「新横浜駅」
新路線の開業にあわせ、新横浜駅も拡張。相鉄・東急新横浜線の新横浜駅内には、最新技術を取り入れた待合室「Shin-Yoko Gateway Spot」が3月25日にオープンする。
■東急新横浜線「新綱島駅」
新路線の開業にあわせ、東急東横線「綱島駅」の近くに、地下駅となる「新綱島」駅が開業する。立地特性を踏まえ、運賃計算において綱島駅と新綱島駅は同一駅扱いとなり、同じ定期券で利用できる。
今春誕生「相鉄・東急直通線」とは?
最後に相鉄・東急新横浜線について改めて紹介しておこう。新線開業区間は「相鉄新横浜線」が羽沢横浜国大~新横浜の4.2キロ(相鉄・JR直通線として一部開業済み)、目黒線の実質延伸となる「東急新横浜線」が新横浜~日吉の5.8キロ。1日の運行本数は約100往復。そのほか、新横浜駅行き、新横浜駅始発の列車も設定する。新線の開業によって所要時間の短縮、乗り換え回数の削減など、利便性・速達性が向上する。東海道新幹線停車駅である新横浜駅へのアクセスも向上するため、首都圏から関西・中京方面への出張や旅行などが便利になる。