• ホーム
  • トレンド
  • 2023年注目のスマホ・IoTブランド「OPPO」 スマートバンドはiPhoneでも使える!

2023年注目のスマホ・IoTブランド「OPPO」 スマートバンドはiPhoneでも使える!

 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、2022年に販売されたキャリアフリー(SIMフリー)のAndroidスマートフォン(スマホ)の販売台数No.1メーカーは、スマホを含むIoT関連で多数の特許技術を保有するグローバルメーカー「OPPO(オッポ)」だった。シェアは34.4%で、前年のシェア24.6%から躍進した。2位のシャオミ、3位のシャープはともに前年に比べシェアを落としており、OPPOが両社のシェアを奪った格好だ。

 

ミドルレンジのReno Aシリーズが支持される

 BCNランキングによると、22年のOPPOのAndroidスマホの年間販売台数1位は21年6月発売の「OPPO Reno5 A」、2位は22年6月発売のReno5 Aの後継機種「OPPO Reno7 A」だった。エントリーモデルの「OPPO A55s 5G」「OPPO A73」なども売れ、トータルで年間No.1に輝いた。

 OPPO Reno7 Aは、ディスプレイ内指紋認証・顔認証の両方に対応する6.4インチの有機ELディスプレイを搭載しながら、薄さ約7.6mm、軽さ約175gのコンパクトで持ちやすいデザイン。カラーはドリームブルー/スターリーブラックの2色で、背面には、高級感と機能性を兼ね備えた独自の「OPPO Glow」加工を施している。

 カメラはスタンダードなデュアルカメラ(広角約4800万画素+超広角約800万画素+マクロ約200万画素)だが、一括販売価格4万800円(楽天モバイルでの各種割引適用前の価格、23年2月9日時点)という手ごろな価格帯を考えると十分だろう。おサイフケータイ、IPX8・IP6Xの防水・防じんに対応しているので、ケータイや国内メーカーのAndroidスマホからの乗り換えでも安心だ。

 OSはAndroid をカスタマイズした独自OS「ColorOS」で、国内販売モデルはGoogle Playストア対応なので、主要なAndroidアプリやGoogle Payが利用可能だ。さらにOPPO Reno7 Aは、独自の工夫として、サクサクな操作感・快適な使い心地がずっと続くよう、ソフトウェアに劣化を防ぐ新機能を搭載。前期種「Reno5 A」と比較してバッテリー持ちも強化し、約30分の充電で40%まで充電できる急速充電にも対応する。新品のiPhoneの価格帯が上昇した今、5万円を切るミドルレンジモデルのOPPO Reno7 Aは、実質負担額の安さを重視するiPhoneユーザーの乗り換え先にもおすすめしたい。
最新のミドルレンジスマホ「OPPO Reno7 A」。価格は4万円台と手ごろだ

 OPPOは、今年初の新製品として、フィットネスからヘルスケアまで多彩な機能を搭載するスマートバンド「OPPO Band 2」を1月27日に発売した。価格は8480円。一部の機能はAndroid限定だが、基本的にAndroidスマホ/iPhoneどちらと組み合わせても使える。
約1.57インチの有機ELディスプレイを備えた「OPPO Band 2」

 もちろん1万円切りのお手頃価格なので、他社のNFC搭載スマートウォッチのように電車に乗ったり決済したりすることはできないが、健康サポート機能は高機能スマートウォッチ相当。心拍数のモニタリングのほか、血中酸素レベルやいびき音を検知して睡眠中の呼吸障害リスクを評価する機能や、OPPO独自開発のプロテニスモード、進化したランニングサポート機能など、本格的にスポーツや体づくり、健康・睡眠管理に取り組む人にはうれしい機能が満載だ(いびき音の検知はColorOS/Android搭載スマートフォンとの連携時に限る、iOSは非対応)。60分の充電で最長14日間、5分間の急速充電で24時間連続使用可能というバッテリ持ちの良さも特徴で、今年注目のスマートデバイスだ。
ColorOS/Android 6.0以上(10.0以上推奨)を搭載するスマホとBluetoothで連携すると、
すべての機能を利用できる

 22年9月には、日本市場初参入となる約10.3インチのタブレット端末「OPPO Pad Air」も発売した。軽量・スリムなデザインはiPadと比較しても決して遜色はなく、Google Playストア(Androidアプリ)も利用できるので汎用性は高い。Dolby Atmos対応4スピーカー、microSDXCカードスロットなど、サウンド性能や拡張性も十分だ。OSはAndroid 12ベースの「ColorOS 12」を搭載、タブレットでの操作性を考慮した独自UIを採用。特に2本指で上下に画面をなぞると画面分割でマルチウインドウになる機能は使いやすくなっている。

 Androidタブレットには、一昨年以降、OPPOの他にもアイリスオーヤマ、シャオミが新たに参入し、一時より選択肢が増えている。OPPOのスマホは知っていても、OPPOのタブレットを知らなかった人は覚えておこう。
左右も分かりやすく、持ちやすさも考慮された背面デザインの「OPPO Pad Air」

 スマートバンド、タブレットに先立ち、22年8月には、OPPO製品とシームレスにペアリングできる「クイックペアリング」対応の完全ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco Air2 Pro」も発売。Bluetooth搭載機器なら機種を問わず利用でき、もちろんiPhoneと組み合わせて使ってもいい。
完全ワイヤレスイヤホン、タブレットに続き、スマートバンドも投入し、エコシステムを強化するOPPO。
なかでもイヤホンは試しやすい価格だ

 OPPOはグローバルメーカーなので、全世界に向けてオンライン配信される海外発表をチェックする熱心なファンは、そこで発表された新製品の日本発売を楽しみに待っているそうだ。残念ながらすべての製品が日本市場に投入されるわけではないが、今年も引き続き、広がるOPPOブランドに期待したい。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
ギャラリーページ