NTTドコモと三菱UFJ銀行は、2021年に取り交わした業務提携に基づき、dポイントがたまるデジタル口座サービス「dスマートバンク」の提供を12月12日に開始した。

 

新しいデジタル口座サービス開始

　新しいデジタル口座サービスは、もともと22年度中に開始すると発表していた。dスマートバンクは、ドコモ利用料金の引き落としなど、対象の銀行取引に応じたdポイントの付与などのお得さ、不正利用・金融犯罪などを防ぐセキュアな環境による安全性を兼ね備える。両社が持つ強みを生かし、生活様式の変化に伴い急速に拡大する金融サービスのデジタル化や若年層をはじめとした顧客の多様化するニーズに応えていく。
　ドコモは、金融サービス仲介業・電子決済などの代行業の登録を受けて、利用者向け専用アプリ「ｄスマートバンク」を提供。三菱UFJ銀行はBaaS（Banking as a Service）基盤を開発し、専用アプリから利用できるdポイントがたまる預金口座サービスを提供する。
　専用アプリでは、預金口座残高や入出金明細の確認ができるだけでなく、口座残高を生活資金用途としての「おサイフ」と、貯蓄用途としての「貯金箱」に分けて管理することができ、無理のない貯蓄を可能にする。

　利用方法は、三菱UFJ銀行の口座保有者は専用アプリから「dアカウント」を紐付けるだけ。口座未開設者は専用アプリから新規口座開設手続きが可能となっている。

　サービス開始を記念して「dスマートバンクからの三菱UFJ銀行口座新規開設特典」「d払い残高チャージ口座設定特典」「dカード利用代金の引き落とし特典」を12月12日～23年3月31日の期間限定で実施。それぞれ抽選またはもれなくdポイントが当たる。