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パナソニック、青山に映像クリエイター向け拠点「LUMIX BASE」オープン

販売戦略

2021/05/31 12:30

 パナソニックは5月30日、東京・青山にデジタルカメラ「LUMIX」の新たな発信拠点「LUMIX BASE TOKYO」オープンした。画像・映像で表現するクリエイターを対象にした施設で、「ショウルーム」「スタジオ」「ギャラリー」「ストア」「サポート」の機能を備える。LUMIX製品や周辺機器をはじめ、他社の関連機器もあわせて展開。実際に機器同士の接続や撮影を試すことが可能で、機器を連携させた総合的な機能や使い勝手も試すことができる。簡易なスタジオ機能もあり、動画の収録やライブ配信、静止画のテスト撮影などにも対応する。

「LUMIX BASE TOKYO」
に設置した動画収録やライブ配信も可能な簡易スタジオ

 オープン時から6月25日に発売する最新機種「LUMIX DC-GH5M2」の実機も展示。スマートフォンとのテザリングで動画の無線ライブ配信を実現するのが目玉機能のカメラだ。前モデル「GH5」もYouTuberをはじめとする動画クリエイターからの評価が高かっただけに、新製品もさらに動画機能を前面に押し出したプロモーションを展開している。LUMIX BASEでも、マイクやミキサー、スイッチャー、ジンバルなど動画関連機材が充実しており、動画クリエイターをメインターゲットにしているようだ。物撮りを体験できるスチル向けのコーナーもあるが、今後ユーザーのニーズに応じて、動画・静止画を問わず進化させていくという。
 
6月25日に発売する最新機種
「LUMIX DC-GH5M2」も早速展示

 「未完=可能性」をキーコンセプトに、素材感を生かした内装を採用。常に新しい体験ができ、撮影テクニックを試すことができるよう、ニーズに合わせ各什器の移設などが容易にできるよう工夫した。来場するクリエイターとともに、つくりあげていくクリエイティブ拠点を目指す。オープンを機に、従来、銀座で営業していたプロ向けの保守サービス拠点、ルミックス プロフェッショナル サービス(LPS)もLUMIX BASE TOKYO内に移転した。(BCN・道越一郎)
 
「LUMIX BASE TOKYO」全景。
手前に動画編集なども行える作業スペース、
左奥には静止画の撮影スペースも設置した