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楽天から「楽天グループ」に社名変更、楽天カードは取扱高11兆円突破

経営戦略

2021/01/29 12:30

 楽天は、2021年4月1日に「楽天グループ」に商号変更すると発表した。3月30日開催予定の第24回定時株主総会で定款の一部変更が承認されることが条件となる。

楽天エコシステムのさらなる拡大を目指す

 1997年の設立以来、イーコマース(EC)を中心に、フィンテック、スポーツ、モバイルなどのさまざまな事業を国内外で展開してきた。業容の拡大とともに、多くのグループ会社を傘下に有する企業へと成長し、今後さらに資本効率をあげつつ、楽天エコシステムの自律的成長を加速化させるため、商号変更を決定した。

 「楽天経済圏」とも呼ばれる楽天エコシステムは金融カテゴリが特に強く、フィンテックグループカンパニーとして、楽天ペイ(アプリ決済)、楽天ペイ(実店舗決済)、楽天ポイントカード、楽天Edyなどをサービスを提供している。同グループの1社、楽天カードは2020年度通期(1~12月)のカードショッピング取扱高が11兆円を超えたと1月28日に発表。ショッピング取扱高が前期比20%を超える成長となり、会員数が20年11月付で2100万人を突破した。