スマートフォン(スマホ)決済の中でも人気の高いLINE Pay。筆者もメインのキャッシュレス決済として利用しており、ポイント還元率の高さなどに驚かされている。しかし、アプリストアのレビューを見てみると5段階中3未満の低評価が目立ち、「LINE Payは本当におすすめなの?」と気になった人も多いはずだ。そこで、ヘビーユーザーの筆者が感じるLINE Payのメリット・デメリットを丁寧に解説する。
ランク選定基準は、「レギュラー(0ポイント獲得)」「シルバー(100ポイント獲得)」「ゴールド(500ポイント獲得)」「プラチナ(5000ポイント獲得)」となる。最高ランクのプラチナまで到達すれば、チャージ&ペイ時のポイント還元率が3%になることに加え、10枚の特典クーポン、LINE MUSICプレミアムやLINEマンガでのポイント還元など、さまざまな特典が利用できるようになる。
ほかのスマホ決済と比較しても、ポイント還元率3%は破格のサービス内容といえる。筆者がLINE Payをメインのキャッシュレス決済として利用しているのも、ポイント還元率の高さが理由だ。
筆者が住んでいる市の水道局もLINE Payに対応しているので、LINE Payの請求書支払いを活用している。たまったLINEポイントを利用できるのも魅力的だ。
例えば、「ポイントを優先的に使用する」という設定があるのだが、獲得ポイントの右側チェックマークを押すと表示。このチェックマークが非常に小さく、分かりやすい誘導も存在しない。ポイントを活用したいキャッシュレス初心者にとっては戸惑うはずだ。
また、LINEウォレットと使いやすさが同じなので、わざわざ専用アプリをインストールする必要がない。LINEウォレットでLINE Payを活用することをおすすめする。
例えば、楽天カードをLINE Payに登録してもポイントは還元されない。そもそも、チャージ&ペイを利用できないからだ。
チャージ&ペイ自体は、チャージなしでLINE Payが利用できる便利なサービスといえる。しかし、実質、Visa LINE Payクレジットカードでしか利用できないので、発行の手間を考慮すると面倒に感じるかもしれない。
また、ポイント還元率を上げるには、PayPayならヤフーカード、楽天ペイなら楽天カードが必要になる。つまり、Visa LINE Payクレジットカードを面倒に感じるかもしれないと紹介したが、ほかのスマホ決済のクレジットカード事情を踏まえると、そこまでデメリットではないといえるだろう。
なお、Visa LINE Payクレジットカードの発行を検討しているのであれば、少し先だが2021年4月30日までに済ませた方がいい。基本還元率1%が3倍になるキャンペーンを実施しているからだ。しかも、20年12月31日までの新規入会・利用で1000ポイントをプレゼントするキャンペーンも行っている。
また、Visa LINE PayクレジットカードでたまるのはLINEポイントなので、上手に活用すれば3か月程度でLINE Payのプラチナランクに到達できる。興味があるのであれば急いだほうが賢明といえよう。
もう一つのデメリットであるUIの課題は残るが、非接触決済(タッチ決済)について、年内にAndroidだけでなく「Apple Pay」で使えるようにするという発表もある。そういった点では、メリットがますます増えるということになる。(フリーライター・平本 良太)
ポイント還元率は最大3%
LINE Pay最大のメリットは、何といってもポイント還元率の高さ。LINEポイントクラブと呼ばれるポイント制度が存在し、最低1%から最高3%に設定されている。過去6カ月間で獲得したLINEポイントの量に応じてランクが決まる仕組みだ。ランク選定基準は、「レギュラー(0ポイント獲得)」「シルバー(100ポイント獲得)」「ゴールド(500ポイント獲得)」「プラチナ(5000ポイント獲得)」となる。最高ランクのプラチナまで到達すれば、チャージ&ペイ時のポイント還元率が3%になることに加え、10枚の特典クーポン、LINE MUSICプレミアムやLINEマンガでのポイント還元など、さまざまな特典が利用できるようになる。
ほかのスマホ決済と比較しても、ポイント還元率3%は破格のサービス内容といえる。筆者がLINE Payをメインのキャッシュレス決済として利用しているのも、ポイント還元率の高さが理由だ。
公共料金の支払いができる
LINE Payには、請求書支払いという機能が搭載されており、一部公共料金の支払いができる。具体的には、「東京電力エナジーパートナー」「九州電力」「東北電力」「関西電力」「各水道局(一部)」などだ。筆者が住んでいる市の水道局もLINE Payに対応しているので、LINE Payの請求書支払いを活用している。たまったLINEポイントを利用できるのも魅力的だ。
専用アプリは使いにくい
これまでメリットを上げてきたが、デメリットもある。ここでは、それを紹介したい。まズ、LINE Payを利用するためにはLINEウォレットもしくは専用アプリが必要になる。ただ、専用アプリはUI(ユーザーインターフェース)が分かりにくく、正直、使いづらい。実際、アプリストアのレビューでも「面倒くさい」などといった声があがっている。例えば、「ポイントを優先的に使用する」という設定があるのだが、獲得ポイントの右側チェックマークを押すと表示。このチェックマークが非常に小さく、分かりやすい誘導も存在しない。ポイントを活用したいキャッシュレス初心者にとっては戸惑うはずだ。
また、LINEウォレットと使いやすさが同じなので、わざわざ専用アプリをインストールする必要がない。LINEウォレットでLINE Payを活用することをおすすめする。
「Visa LINE Payクレジットカード」以外はお得に感じられない
LINE Payでポイントをためるには、チャージ&ペイが必須。また、チャージ&ペイを利用するためには「Visa LINE Payクレジットカード」の登録が求められる。条件は、「Visa LINE PayクレジットカードをLINE Payに登録」「チャージ&ペイで支払う」となる。例えば、楽天カードをLINE Payに登録してもポイントは還元されない。そもそも、チャージ&ペイを利用できないからだ。
チャージ&ペイ自体は、チャージなしでLINE Payが利用できる便利なサービスといえる。しかし、実質、Visa LINE Payクレジットカードでしか利用できないので、発行の手間を考慮すると面倒に感じるかもしれない。
メリットとデメリットを総評すると…
LINE Payのメリットとデメリットを解説したが、筆者自身、メインのキャッシュレス決済として利用している。何といっても、ポイント還元率3%は大きい。例えば、PayPayが0.5~1.5%、楽天ペイが1.5%など。ほかのメジャーなスマホ決済と比較しても、その差は一目瞭然だ。また、ポイント還元率を上げるには、PayPayならヤフーカード、楽天ペイなら楽天カードが必要になる。つまり、Visa LINE Payクレジットカードを面倒に感じるかもしれないと紹介したが、ほかのスマホ決済のクレジットカード事情を踏まえると、そこまでデメリットではないといえるだろう。
なお、Visa LINE Payクレジットカードの発行を検討しているのであれば、少し先だが2021年4月30日までに済ませた方がいい。基本還元率1%が3倍になるキャンペーンを実施しているからだ。しかも、20年12月31日までの新規入会・利用で1000ポイントをプレゼントするキャンペーンも行っている。
また、Visa LINE PayクレジットカードでたまるのはLINEポイントなので、上手に活用すれば3か月程度でLINE Payのプラチナランクに到達できる。興味があるのであれば急いだほうが賢明といえよう。
もう一つのデメリットであるUIの課題は残るが、非接触決済(タッチ決済)について、年内にAndroidだけでなく「Apple Pay」で使えるようにするという発表もある。そういった点では、メリットがますます増えるということになる。(フリーライター・平本 良太)