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バッテリが“19分で満タン”、モトローラが超急速充電対応スマホ「motorola edge 50 pro」を発表

 モトローラ・モビリティ・ジャパン合同会社(以下、モトローラ)は、SIMロックフリーのスマートフォン「motorola edge 50 pro」(以下、edge 50 pro)を発表した。同製品は超急速充電に対応しており、本体同梱のターボパワーチャージャー 125Wを使用すると、電池残量1%の状態から100%の満タンまで、最短19分で充電が可能だ。

7月3日に開催されたモトローラの
新製品発表会

大容量4500mAhバッテリ搭載で超急速充電に対応

 動画視聴やSNS等で使っていると、みるみるうちにバッテリの残量が減っていき、外出先でバッテリ切れを起こしてしまったという経験は誰しもあるのではないだろうか。edge 50 proは大容量4500mAhバッテリ搭載で長時間駆動を実現し、超急速充電対応でバッテリ切れの不安を解消した。

 発表会では、同社のテクニカルアカウントマネージャーの見潮充氏が電池残量1%のedge 50 proを充電するデモを行った。新製品の概要説明前に充電をスタートすると、約20分間の説明中に完了。確かに約19分でバッテリが100%に到達したのだ。
 
発表中にバッテリが満タンになったedge 50 pro

「moto ai」で誰でも簡単にキレイな写真が撮れる

 カメラは光学手振れ補正機能搭載の5000万画素のメインカメラと、1300万画素の超広角+マクロカメラ、3倍拡大ズーム搭載の1000万画素カメラの3つのアウトカメラと、5000万画素のインカメラを搭載。レーザーAFで暗いところでもしっかりピントを合わせることができる。

 ハードだけでなく、ソフトも進化している。AI機能の「moto ai」は撮影後の画像をAIが補正することで、白飛びやズームによる劣化を改善。何気なく撮った日常の風景をキレイに処理して保存することができる。細かい設定は必要なく、誰でも簡単に扱えることが魅力だ。

 そのほか、人の声をしっかりとキャッチできるAIオーディオズーム機能や、テキストを読み取りJPEGやPDFで保存できるドキュメントスキャン機能なども搭載している。

見た目の美しさと使いやすさを両立したデザイン

 スマホは生活に欠かせないデバイスだからこそ、日常に溶け込むデザインであることが必要という考えから、外観にもこだわりが表れている。ディスプレイは約6.7インチのSuper HD pOLEDカーブディスプレイを採用。調和を意識したスタイリッシュなデザインで、見た目の美しさと使いやすさを両立した。

 実際に製品に触れてみると、曲線を描いた丸みのあるボディはフィット感があり持ちやすく、ヴィーガンレザー仕上げの背面はソフトで心地良い感触だ。

 こだわりは表示能力にも及んでいる。2712×1220の高い解像度と144Hzリフレッシュレート、Pantoneカラーに基づいた優れた色再現性によって美しい画面表示を実現した。
 
motorola edge 50 proの背面

おサイフケータイやマイナンバー読み取りにも対応

 おサイフケータイ対応のFelica機能も搭載している。マイナンバー読み取りサービスにも対応しており、今後はスマホ用電子証明搭載サービスにも対応予定とのこと。発表会で、同社代表取締役社長の仲田正一氏は「日本での展開において、Felica機能は非常に重要」と語っており、国内ユーザーに向けた利便性追及へのこだわりが感じられた。

 edge 50 proはモトローラの公式オンラインストアに加え、Amazonや楽天の公式ストアで販売するほか、国内MVNOからはIIJmioが独占販売を行う。カラーバリエーションはブラックビューティとリュクスラベンダーの2色を展開する。

 また、キャリア版としてソフトバンクが「motorola edge 50s pro」を独占販売することも併せて発表された。キャリア版では上記の2色に加え、限定カラーのバニラクリームも発売する。

 それぞれ発売日は7月12日で、公式オンラインショップでの販売価格は税込79800円となっている。
 
motorola edge 50s pro
(左からブラックビューティ、リュクスラベンダー、バニラクリーム)

 家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」によると、2024年6月のAndroidスマートフォン市場でのモトローラの販売台数シェアは4.2%だった。前年から2.2ポイント伸びており、まだ伸びしろはあるだろう。現在は24年3月発売の「moto g24」がシェアをけん引しているが、今後新機種の登場でシェアがどう変化するのか注目だ。
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