JVCケンウッド、完全ワイヤレスイヤホン「HA‐FX550T」

 JVCケンウッドは6月下旬に、「Victor」ブランドの完全ワイヤレスイヤホン「HA-FX550T」を発売する。カラーは、ブラック、ブロンズの2色。価格はオープンで、実勢価格は2万9700円前後の見込み。

HA-FX550T

「ビクタースタジオ」のエンジニアが音質を監修した完全ワイヤレスイヤホンにおいて最小・最軽量を実現

 「HA-FX550T」は、音づくりのプロ集団である「ビクタースタジオ」が音質の監修に参加した完全ワイヤレスイヤホン。天然素材のシルク(絹)に着目し、その成分をカーボンコーティングされたベース部に付加した、新開発の大口径11mm「シルクレイヤーカーボン振動板」を採用している。

 磁気回路やボイスコイルなどには、有線ハイクラスイヤホン同等のパーツを、さらに音響用チャンバー構成部品には、当社の完全ワイヤレスイヤホンでステンレスを初採用した設計によって、なめらかでみずみずしく豊かに響く音を実現した。

 同サイズの大口径11mmのドライバーを搭載した「HA-FW1000T」と比較して、体積を約32%、重さを約31%削減し、約5.4g(片耳)へと大幅に小型・軽量化しつつ、多くの人々の耳の形にフィットしやすい形状で、装着感と安定性も向上している。

 付属の充電ケースも大幅に小型・軽量化し、イヤホンと充電ケースの合計で「ビクタースタジオ」のエンジニアが音質を監修した完全ワイヤレスイヤホンでは最小・最軽量を実現した。

 さらに、ノイズキャンセリング音を作り出す役割のドライバー性能と独自設計のパラメーターの改良などによって、「HA-FW1000T」と比較して最大20%性能を向上している。あわせて、風切り音を低減するウィンドカットモードも追加したことで、同社のノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンにおいて最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現した。また、「ビクタースタジオ」のエンジニアがそれぞれの音づくりの個性を盛り込みチューニングを行った、「PROFESSIONALモード」を5モードに拡大し、さらに個性豊かなプロのチューニングが楽しめる。

 そのほか、マルチポイント接続への対応やAIを使った通話用ノイズリダクション機能の搭載、スマートフォンアプリ「Victor Headphones」への対応といった、機能面の強化もあわせて行われている。

 Bluetooth 5.3接続で、対応コーデックはSBC、AAC、LDAC。

 バッテリ駆動時間は、ノイズキャンセリング・オン時が本体のみで最大4時間、充電ケースとの併用で最大14時間。ノイズキャンセリング・オフ時は、本体のみが最大6時間、充電ケースとの併用で最大21時間。