もっと早く使えば良かった! 「オキシクリーン」でお風呂や洗面台、カーペットまで家中ピカピカに
近年Instagramやお掃除系のYouTubeに頻繁に登場し、今やトップクラスの人気を誇る掃除用品といっても過言ではない「オキシクリーン」。既に愛用している人や、使用したことがなくても「オキシ漬け」という言葉だけは聞いたことがあるという人も多いだろう。SNSなどで見るたびに気になっていた筆者が、今回初めて使ってみて感じたオキシクリーンの魅力を紹介しよう。
「漂白剤」と聞くとあのツンとする独特のニオイを想像しがちだが、オキシクリーンは酸素系の漂白剤であるがゆえにあの独特な不快なニオイが一切しないのは嬉しいポイントである。
オキシクリーンをお湯に溶かすことで酸素の泡が発生し、その酸素の力で汚れを落とし除菌や消臭ができるという仕組みだ。
衣類だけでなくキッチンや食器、風呂、トイレ、リビングなど家中の掃除にマルチに使用できるのがオキシクリーンの最大の魅力だろう。
トイレ用、リビング用など専用の洗剤を全て揃えなくても家中の掃除がこれ一つで済んでしまうのだから、万能洗剤と呼ばれるのも納得である。
オキシクリーンには界面活性剤を使用しているものと使用していないものがある。界面活性剤は洗浄力が高いため、通常の汚れの際は界面活性剤不使用のもの、しっかりと落としたい頑固な汚れには界面活性剤入りのもの、と汚れの度合いや用途によって使い分けるのがおすすめだ。
今回筆者は、ちょうどスニーカーが汚れていたため「スニーカーのオキシ漬け」で洗ってみた。
用意するものはオキシクリーンとバケツ、ゴム手袋。スニーカーのオキシ漬けの流れは、同梱の目盛り付きスプーンでオキシクリーンを計って、40~60℃程度のお湯に入れてよく混ぜて溶かす。ブクブクと酸素の泡が発生すれば準備万全だ。
あとはスニーカーをバケツの中に浸かるまでしっかりと入れて20分程度つけおきする。時間が経過したらスニーカーを取り出して、ブラシでこすり洗いをして最後に水ですすげば完了である。スニーカーをオキシ漬けする前と後の違いは明らか。とても綺麗に洗えた。
今まで、汚れてしまったスニーカーはブラシで必死になって洗っていたが、手間のかかる割にそれほど綺麗にならず困っていた。
今回、20分間オキシ漬けにしただけでここまで汚れが落ちるとは予想していなかったため驚いた。
また汗ジミや泥汚れ、食べ物による油性のシミ、血液の汚れ、衣類の黄ばみなど幅広い汚れに効果を発揮するため重宝するだろう。
筆者も早速試してみたが、洗濯機の撹拌で溶けるため、粉が溶け切らないこともなく、気になるニオイも取れてスッキリした洗い上がりになった。
オキシクリーンは酸素系の漂白剤のため色柄物にも使用でき、洗濯洗剤や柔軟剤も普通に使用できるのも嬉しい。
洗面所や浴室などの水回りはどうしてもぬめりやカビが発生しやすく、ちょっと油断すると嫌なニオイや取れにくいカビが発生してしまうことも多い。
そんな時にもオキシ漬けは役立つ。
手順は先ほど紹介したスニーカーのオキシ漬けと同様に、洗面台であればシンクに40~60℃のお湯を溜めてオキシクリーンを入れてよく混ぜて溶かす。
筆者は洗面台で使用しているプラスチック製の小物入れや、歯磨き用のコップ、子どもが使ったあといつも水分が付着して不衛生になりやすいハンドソープなど、気になるものをシンクに浸かるだけ漬けてみた。
放っておくこと約20分、小物を水洗いすると汚れも落ちていてニオイもスッキリであった。
小物を全て水洗いした後は、最後の仕上げにシンクを軽くこすり洗いして、洗面台まわりを掃除すれば完了だ。
今までシンク周りの掃除を大変に感じていたが、オキシ漬けという方法を知ってから、シンクだけでなく小物も一度に綺麗になることが嬉しくなった。
また、オキシ漬けをして放置している間は別のことができるので、時間も有効に使える。
風呂の浴槽は容量が大きいため、風呂場で使用するイス、浴槽のフタ、排水口のパーツや洗面器、風呂で遊んだ後の子どものおもちゃなど全てまとめて綺麗にできて便利である。
風呂でのオキシ漬けはまず浴槽にお湯を溜めるのだが、残り湯がある場合は最後お湯を抜かずに、そのまま使うと節水につながりおすすめだ。
ただし、残り湯を使用する際、入浴剤が入っているとオキシクリーンを使用できないので注意していただきたい。
まず一つはオキシクリーンを溶かすお湯の温度。最も効果を発揮する温度は40~60℃のため、触って熱いと感じる程度の温度で溶かすと良いだろう。
二つ目はオキシクリーンの成分が弱アルカリ性であること。酸性の汚れに強く、逆にアルカリ性の汚れに弱いという特徴がある。
具体的に、キッチンの油汚れや茶渋、浴槽の汚れ、衣類の泥汚れなど、人間の生活の中で出る汚れの多くは酸性の汚れである。そのため、家中のほとんどの汚れはオキシクリーンで綺麗になるが、石鹸かすや水垢などアルカリ性の汚れは落とすのが難しい。水垢の汚れを落とす際は、酸性のクエン酸を使用するのがおすすめだ。
そして三つ目のポイントは、変色の恐れがあるためアルミなど金属製品への使用は控えた方が良いこと。
こすってもなかなか落ちない鍋の焦げにこそオキシクリーンを使いたいところだが、アルミ鍋は変色する以外にも最悪の場合、穴が空いてしまう可能性もあるようなので、ステンレス以外の鍋には使用しないように注意していただきたい。
手入れが何かと面倒な空気清浄機は、オキシ漬けに任せるのがおすすめだ。今まで歯ブラシなどで細かい箇所をゴシゴシとこすって苦労していた。それが、半日程度オキシ漬けをしてみたところ、最後に水洗いをしただけで綺麗になっていたのには感動を覚えたほどだ。
子どもがベタベタの手で触って、手あかや脂で汚れてしまった壁には、オキシクリーンを溶かした液体を染み込ませたキッチンペーパーを壁に貼り、5分程度たってから水拭きするといい。ワントーン明るくなり、くすみが取れたようになるのでおすすめである。
カーペットに付いてしまった一部分のシミには、下にタオルや雑巾を敷いてからオキシクリーンを溶かした液を直接かけるのが効果的だ。
5分程度経過したら乾いたタオルで叩くように汚れを吸い取り、何度か水拭きをすればシミがみるみるうちに落ちていく。カーペットを洗濯機で洗うのは一苦労なので、汚れをピンポイントで落とせるのは大変助かる。
とにかく漬けて放置するだけでOKという手軽さと、不快なニオイもなく使えば使うほど家中綺麗になっていくという良い循環がオキシクリーンの人気が衰えない理由なのかもしれない。
オキシクリーンは、ネット販売以外にもドラッグストアやホームセンターでも入手できる。大きなサイズだけでなく500gサイズもあるので、どのくらい汚れが落ちるのか気になる人はぜひ一度試していただきたい。(GEAR)
オキシクリーンとは?
米国生まれのオキシクリーンは、掃除する際の「万能洗剤」と呼ばれることも多く世界的にも人気の商品だ。オキシクリーンを一言でいうと「酸素系漂白剤」である。「漂白剤」と聞くとあのツンとする独特のニオイを想像しがちだが、オキシクリーンは酸素系の漂白剤であるがゆえにあの独特な不快なニオイが一切しないのは嬉しいポイントである。
オキシクリーンをお湯に溶かすことで酸素の泡が発生し、その酸素の力で汚れを落とし除菌や消臭ができるという仕組みだ。
衣類だけでなくキッチンや食器、風呂、トイレ、リビングなど家中の掃除にマルチに使用できるのがオキシクリーンの最大の魅力だろう。
トイレ用、リビング用など専用の洗剤を全て揃えなくても家中の掃除がこれ一つで済んでしまうのだから、万能洗剤と呼ばれるのも納得である。
オキシクリーンを活用した掃除方法
オキシクリーンには界面活性剤を使用しているものと使用していないものがある。界面活性剤は洗浄力が高いため、通常の汚れの際は界面活性剤不使用のもの、しっかりと落としたい頑固な汚れには界面活性剤入りのもの、と汚れの度合いや用途によって使い分けるのがおすすめだ。
オキシ漬け
オキシクリーンの定番の掃除方法といえば、やはり「オキシ漬け」だろう。オキシ漬けとはオキシクリーンを使ってつけ置き洗いをすることの愛称であり、衣類や布製品、食器や油汚れなどに効果的だ。今回筆者は、ちょうどスニーカーが汚れていたため「スニーカーのオキシ漬け」で洗ってみた。
用意するものはオキシクリーンとバケツ、ゴム手袋。スニーカーのオキシ漬けの流れは、同梱の目盛り付きスプーンでオキシクリーンを計って、40~60℃程度のお湯に入れてよく混ぜて溶かす。ブクブクと酸素の泡が発生すれば準備万全だ。
あとはスニーカーをバケツの中に浸かるまでしっかりと入れて20分程度つけおきする。時間が経過したらスニーカーを取り出して、ブラシでこすり洗いをして最後に水ですすげば完了である。スニーカーをオキシ漬けする前と後の違いは明らか。とても綺麗に洗えた。
今まで、汚れてしまったスニーカーはブラシで必死になって洗っていたが、手間のかかる割にそれほど綺麗にならず困っていた。
今回、20分間オキシ漬けにしただけでここまで汚れが落ちるとは予想していなかったため驚いた。
オキシ足し
オキシクリーンには「オキシ足し」という使い方もある。洗濯槽に直接オキシクリーンを入れていつも通り洗濯することで、いつも以上に汚れが落ちてさらに消臭までできる。オキシクリーンの一番手軽な使用方法である。また汗ジミや泥汚れ、食べ物による油性のシミ、血液の汚れ、衣類の黄ばみなど幅広い汚れに効果を発揮するため重宝するだろう。
筆者も早速試してみたが、洗濯機の撹拌で溶けるため、粉が溶け切らないこともなく、気になるニオイも取れてスッキリした洗い上がりになった。
オキシクリーンは酸素系の漂白剤のため色柄物にも使用でき、洗濯洗剤や柔軟剤も普通に使用できるのも嬉しい。
面倒な浴室や洗面台の丸洗いも簡単
洗面所や浴室などの水回りはどうしてもぬめりやカビが発生しやすく、ちょっと油断すると嫌なニオイや取れにくいカビが発生してしまうことも多い。
そんな時にもオキシ漬けは役立つ。
手順は先ほど紹介したスニーカーのオキシ漬けと同様に、洗面台であればシンクに40~60℃のお湯を溜めてオキシクリーンを入れてよく混ぜて溶かす。
筆者は洗面台で使用しているプラスチック製の小物入れや、歯磨き用のコップ、子どもが使ったあといつも水分が付着して不衛生になりやすいハンドソープなど、気になるものをシンクに浸かるだけ漬けてみた。
放っておくこと約20分、小物を水洗いすると汚れも落ちていてニオイもスッキリであった。
小物を全て水洗いした後は、最後の仕上げにシンクを軽くこすり洗いして、洗面台まわりを掃除すれば完了だ。
今までシンク周りの掃除を大変に感じていたが、オキシ漬けという方法を知ってから、シンクだけでなく小物も一度に綺麗になることが嬉しくなった。
また、オキシ漬けをして放置している間は別のことができるので、時間も有効に使える。
風呂の浴槽は容量が大きいため、風呂場で使用するイス、浴槽のフタ、排水口のパーツや洗面器、風呂で遊んだ後の子どものおもちゃなど全てまとめて綺麗にできて便利である。
風呂でのオキシ漬けはまず浴槽にお湯を溜めるのだが、残り湯がある場合は最後お湯を抜かずに、そのまま使うと節水につながりおすすめだ。
ただし、残り湯を使用する際、入浴剤が入っているとオキシクリーンを使用できないので注意していただきたい。
オキシクリーンを使用する際の三つのポイント
特徴を知ればオキシクリーンをより効果的に使用できる。そのための押さえておきたいポイントを三つ紹介したい。まず一つはオキシクリーンを溶かすお湯の温度。最も効果を発揮する温度は40~60℃のため、触って熱いと感じる程度の温度で溶かすと良いだろう。
二つ目はオキシクリーンの成分が弱アルカリ性であること。酸性の汚れに強く、逆にアルカリ性の汚れに弱いという特徴がある。
具体的に、キッチンの油汚れや茶渋、浴槽の汚れ、衣類の泥汚れなど、人間の生活の中で出る汚れの多くは酸性の汚れである。そのため、家中のほとんどの汚れはオキシクリーンで綺麗になるが、石鹸かすや水垢などアルカリ性の汚れは落とすのが難しい。水垢の汚れを落とす際は、酸性のクエン酸を使用するのがおすすめだ。
そして三つ目のポイントは、変色の恐れがあるためアルミなど金属製品への使用は控えた方が良いこと。
こすってもなかなか落ちない鍋の焦げにこそオキシクリーンを使いたいところだが、アルミ鍋は変色する以外にも最悪の場合、穴が空いてしまう可能性もあるようなので、ステンレス以外の鍋には使用しないように注意していただきたい。
おすすめのオキシクリーン活用法
風呂やキッチンなど以外で、筆者が実際に試してみて良かったオキシクリーンの活用法を紹介したい。手入れが何かと面倒な空気清浄機は、オキシ漬けに任せるのがおすすめだ。今まで歯ブラシなどで細かい箇所をゴシゴシとこすって苦労していた。それが、半日程度オキシ漬けをしてみたところ、最後に水洗いをしただけで綺麗になっていたのには感動を覚えたほどだ。
子どもがベタベタの手で触って、手あかや脂で汚れてしまった壁には、オキシクリーンを溶かした液体を染み込ませたキッチンペーパーを壁に貼り、5分程度たってから水拭きするといい。ワントーン明るくなり、くすみが取れたようになるのでおすすめである。
カーペットに付いてしまった一部分のシミには、下にタオルや雑巾を敷いてからオキシクリーンを溶かした液を直接かけるのが効果的だ。
5分程度経過したら乾いたタオルで叩くように汚れを吸い取り、何度か水拭きをすればシミがみるみるうちに落ちていく。カーペットを洗濯機で洗うのは一苦労なので、汚れをピンポイントで落とせるのは大変助かる。
家中のいろいろな場所を綺麗にしよう
オキシクリーンを今回初めて使用してみて、「もっと早く使えば良かった」というのが率直な感想である。とにかく漬けて放置するだけでOKという手軽さと、不快なニオイもなく使えば使うほど家中綺麗になっていくという良い循環がオキシクリーンの人気が衰えない理由なのかもしれない。
オキシクリーンは、ネット販売以外にもドラッグストアやホームセンターでも入手できる。大きなサイズだけでなく500gサイズもあるので、どのくらい汚れが落ちるのか気になる人はぜひ一度試していただきたい。(GEAR)