ヤフーが運営するネットオークション「ヤフオク!」は8月31日、「ポケモンカード」「遊戯王」「マジック:ザ・ギャザリング」の3ブランドを対象に、出品時に真贋および状態の鑑定を依頼できる「真贋鑑定サービス」の提供を開始したと発表した。鑑定はトレカ専門店「カードラッシュ」を運営するRUSHが行う。出品者、落札者ともに鑑定料は無料で利用できる。
これに伴い二次流通の市場も拡大し、23年7月のヤフオク!におけるトレカカテゴリでの高額カードの取引数は、昨年対比67%増と大きく伸長した。一方で偽造品などをめぐるトラブルも増えており、不適切な商品の流通対策が求められていた。
そこでヤフオク!では今回、「真贋鑑定サービス」の無料提供を開始。鑑定対象は「ポケモンカード」「遊戯王」「マジック:ザ・ギャザリング」の3ブランドで、RUSHで鑑定可能なトレーディングカードのうちヤフーの鑑定基準を満たした一部のトレーディングカードが対象となる。RUSHの鑑定士が鑑定する。なお、RUSHの22年の販売実績は850万件、鑑定実績は900万件となっている。
真贋鑑定サービスの利用方法は、出品者が出品したいカードを選択し、そのカードが鑑定対象だった場合、真贋鑑定を任意で申し込むことができる。出品されたカードの商品画面には、鑑定依頼の有無が表示されるため、落札希望者は安心して入札できるし、落札されやすくなる。
落札された商品は、出品者がRUSHに発送し、RUSHで同社の真贋基準を満たしているか、出品時の状態説明と相違がないかなどの鑑定を行う。本物と判断されたカードのみ、RUSHから落札者へ配送される。
RUSHの真贋基準を満たさなかった場合や出品時の状態説明と相違がある場合は、送料出品者負担で返送され、取引は自動でキャンセルとなる。
ヤフーは7月20日にポケモンと、ヤフオク!やPayPayフリマで発売日前の商品が出品されないようにするなどの覚書を交わすなど、出品者と落札者双方が安全安心にトレーディングカードの取引を楽しめるようにするための取り組みを強化している。
二次流通の市場拡大で「偽造品トラブル」が課題に
日本玩具協会の調査によると、2021年度の国内「カードゲーム・トレーディングカード」の市場規模は新品の売り上げベースで1782億4900万円(前年度比45.6%増)に達し、01年の調査開始以来過去最高を記録した。これに伴い二次流通の市場も拡大し、23年7月のヤフオク!におけるトレカカテゴリでの高額カードの取引数は、昨年対比67%増と大きく伸長した。一方で偽造品などをめぐるトラブルも増えており、不適切な商品の流通対策が求められていた。
そこでヤフオク!では今回、「真贋鑑定サービス」の無料提供を開始。鑑定対象は「ポケモンカード」「遊戯王」「マジック:ザ・ギャザリング」の3ブランドで、RUSHで鑑定可能なトレーディングカードのうちヤフーの鑑定基準を満たした一部のトレーディングカードが対象となる。RUSHの鑑定士が鑑定する。なお、RUSHの22年の販売実績は850万件、鑑定実績は900万件となっている。
「真贋鑑定」の有無が出品者・落札者双方にわかる仕組み
真贋鑑定サービスの利用方法は、出品者が出品したいカードを選択し、そのカードが鑑定対象だった場合、真贋鑑定を任意で申し込むことができる。出品されたカードの商品画面には、鑑定依頼の有無が表示されるため、落札希望者は安心して入札できるし、落札されやすくなる。
落札された商品は、出品者がRUSHに発送し、RUSHで同社の真贋基準を満たしているか、出品時の状態説明と相違がないかなどの鑑定を行う。本物と判断されたカードのみ、RUSHから落札者へ配送される。
RUSHの真贋基準を満たさなかった場合や出品時の状態説明と相違がある場合は、送料出品者負担で返送され、取引は自動でキャンセルとなる。
ヤフーは7月20日にポケモンと、ヤフオク!やPayPayフリマで発売日前の商品が出品されないようにするなどの覚書を交わすなど、出品者と落札者双方が安全安心にトレーディングカードの取引を楽しめるようにするための取り組みを強化している。