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正月料理に飽きたら食べたくなる! コンビニで買える激辛ラーメンと激辛焼きそばに仰天

レビュー

2022/01/04 12:05

 おせちやお雑煮などの正月料理を食べ飽きると、激辛料理が恋しくなる。最近は手軽にコンビニで手に入るが、数多くの激辛商品のなかからひときわ目を引くパッケージを見つけた。それが日清の「爆裂辛麺 激辛ラーメン」と「爆裂辛面 激辛焼きそば」だ。デザインや商品名からすでに辛党の興味をそそってくる2商品にチャレンジしてみた。

左から「爆裂辛麺 激辛ラーメン」(150円)、「爆裂辛面 激辛焼きそば」(75円)

確かに辛い。しかしそこに旨さはあるのか!?

 
麺は最近の袋ラーメンでも増えている丸型

 まず注目いただきたいのがパッケージのデザイン。名前のインパクトもさることながら、唐辛子と爆弾が火を吹き、「辛さレベル5」も燃え上がっている。インスタントラーメン界のドン、日清さんの商品とは思えない、なにやらうさんくさい面構え。そして袋をあけると、このタイプのラーメンからは想像できない極太の乾麺が登場。あとは粉だけ。辛そうなソースなどを期待していたが、中身は意外とシンプルだ。
 
野菜と麺を一緒に煮込む。ポイントは重ねないこと
 
この粉末が激辛の素。真っ赤で辛そうだ。

 公平性を重視して、裏面にかかれている作り方を厳守して調理開始。まずはサラダ油を熱して、野菜を炒める。そこにお湯500mlを加えて沸騰させる。お湯が煮たったら太麺を入れて5分間茹でる。粉末スープはあらかじめ器に入れて、そこに鍋のお湯だけ入れてよくかき混ぜ、最後に麺と野菜を投入。ふむふむ、まあ普通のラーメンとほぼ一緒。違うところといえば、ラーメンを茹でたお湯を使用することくらいか。しかし、この違いが明暗を分ける結果に…。
 
赤いスープの下から極太麺が見え隠れ
 
箸であげると麺のパワフルさがさらに強調される

 ではさっそくいただきます。ということで太麺をずるずる。見たことのない太さだけに芯が残っていないか気になっていたけど、そこは大丈夫。ふむふむ、ずるずる。ん~、太麺だからか汁がほとんど絡みつかない。辛いか辛くないかでいうと辛いけど、あんまり味がしない。それどころか、麺を茹でた汁を使っているせいだろう、乾麺のにおいが少々気になる。これはちょっと苦手かも…。

 次はスープをごくごく。これは、か、か、辛い! 激辛ファンの筆者だが、なかなかの手応え。さらに飲むと、汗はだらだら、口はじんじん。そうなると麺のにおいもどこへやら。ただ、やっぱり麺とスープがうまく絡まないんだよ…。なので全体的な味としては微妙な評価に。
 

日清といえば袋の焼きそば。その実力に期待!

 
焼きそばの麺は四角。ぱっと見はラーメンと同じ麺

 お次は焼きそばを調理。やはりパッケージには唐辛子くんと爆弾くんが火を吹き、辛さレベル5が燃えている。こちらには韓国風の文字が。韓国風焼きそば? タイ風、ベトナム風は知っているけど、韓国風は食べたことがないので興味が湧いてくる。
 
指定のお湯の量がちょっと多い気もするが…
 
野菜を入れると彩りもあってなかなか美味そう

 こちらもやはり裏面にかかれている通りに調理。フライパンにお湯380mlを入れて沸騰させ、麺を入れる。30秒ごとに麺を裏返し、3分経過したら野菜を加えて麺をほぐしながら煮る。全体にまだ水気が残っている状態で粉末ソースを入れて、まぜながら炒める。最後に卵黄を真ん中に落とせばできあがり。
 
真ん中に卵黄を落とすのがポイント
 
本来は黄身をくずすと辛さがまろやかになる、はず

 簡単にできたように感じたが、しかしちょっとまって。最初の水が多いのか野菜から水分が出たのか、けっこうびちゃびちゃ状態ですよ。袋には「汁気の残り具合はお好みで調整してください」と記してあるけど、麺がのびるのも問題だし、もう粉末を入れているから水気を捨てては味がなくなるだろう。ということで頑張って絡めながら食べることに。

 ん~。だからなんだか薄いって。辛いのは辛い。汗がだらだらの状態になる。でも味というか旨味というか、そんなこんなが薄い。カラウス味なんですよ。そもそもインスタント焼きそばは、ソースと麺を絡める前にお湯を捨てるという工程がつきもののはず。その工程がないものだからこんな結果に。卵黄と和えた部分はまろやかで美味しいんだけど…。因みに韓国風だけあって、辛ラーメンのような辛みの中に若干甘味を感じる味わい。もっとガツンを期待していたのに。
 
気軽にちょい足しできるのがいいところ

 そこで家にあった鶏ガラスープを足してみると、旨味がプラスされるうえ水分も少し飛んでいい塩梅に。これはカツオだしなんかも合いそうだ。そうなんです、このちょい足しこそがインスタントラーメンの真骨頂。ラーメンも焼きそばも、文句を言うならアレンジして美味しくいただいたほうが勝ち。今回の2品は特にアレンジしがいがある商品、と考えると楽しい激辛コンビなのだ。(エフェクト・山葉のぶゆき)


※記事中の価格は購入時もの