2015年ハイレゾ音源ダウンロードは前年比315%、人気アーティストが後押し

 レーベルゲートは12月21日、音楽ダウンロードサービス「mora ~WALKMAN公式ミュージックストア~」における2015年の実績を元に分析した「2015年 音楽配信トレンド」を発表した。


「mora」におけるダウンロード数、楽曲数の2014年/2015年比較

 2015年の「mora」での音楽ダウンロード数は、2014年と比較して126%、配信楽曲数は136%と好調に伸長しており、今後もスマートフォンや携帯オーディオプレーヤーといったデバイスの普及によって、さらなる成長が期待できる。

 総合シングルの年間ダウンロード数トップ3は、『Dragon Night』(SEKAI NO OWARI)、『シュガーソングとビターステップ』(UNISON SQUARE GARDEN)、『R.Y.U.S.E.I.』(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)で、トップ10内にJ-POPソングが7曲ランクインするなど、J-POP人気の高さがうかがえる結果となった。

 2015年の傾向としては、ハイレゾ楽曲のダウンロード数が前年比315%、楽曲数259%、売上げ241%と大きく成長しており、その背景には若い世代に人気のあるアーティストが、続々とハイレゾ音源をリリースしている影響が読み取れる。
 


ハイレゾの2014年/2015年比較

 このほか、最近のライブ版のハイレゾ楽曲配信の増加も、ハイレゾ浸透を後押ししている要因と考えられ、野外フェスやライブの臨場感を高音質で味わいたいというニーズが背景にある。