集音器の購入経験は1.7%にとどまるも、認知は5割超え

アナリスト調査レポート

2023/11/24 15:52

 BCNでは2023年11月に「集音器に関する自主調査」を実施した。対象は20~79歳の男女1006人。集音器について、購入経験や認知の有無などを訊いた。

図1 購入したことがある家電・デジタル機器

 これまでに購入したことがある家電・デジタル機器を訊いたところ、「集音器(助聴器)」の比率は1.7%だった。必要とする人が限られるため、購入経験がある人は現段階で非常に少ないことが分かる。同じくヒアリングを補助する製品の「補聴器」は1.9%と、集音器を僅かながら上回った。
 
図2 集音器の認知について

 集音器の簡単な説明文を提示し、その認知について訊いたところ、「言葉を知っていたし、製品についても理解していた」は19.6%だった。また、「言葉は知っていたが、製品について理解していなかった」は33.1%で、合計で52.7%が集音器という製品自体は認知していることが分かった。

 聴力の衰えは誰にでも起こりうるため、現状集音器を必要としないユーザーも将来的にはターゲットとなる可能性がある。市場の拡大には、幅広い人に向けて認知拡大を図り、啓蒙に努めることが肝要だろう。今回の調査ではこのほか、所有している集音器の利用者や購入したメーカー、今後の購入意向などについて訊いた。


<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:20歳~79歳 男女
総サンプル数:1006人
調査期間:11月6日
調査企画・集計・分析:BCN

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【BCN調査レポート】集音器に関する調査
https://www.bcnretail.com/research/detail/20231108_376598.html


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