ポータブルゲーミングPCが話題だ。両手に収まるサイズながらPCゲームを快適に遊べる性能を備えるのが特徴。6月にはASUSが製品を投入し注目を集めた。今後の市場動向によっては、大手メーカーのさらなる参入も期待できる。ポータブルゲーミングPCは新たなPCの形として定着するのだろうか。

　BCNでは2023年7月、自主調査「ポータブルゲーミングPCに関する調査」を実施した。対象は20～69歳の男女1026人。ポータブルゲーミングPCについて、認知や興味の有無などを訊いた。
 
　「ポータブルゲーミングPC」という言葉の認知率（「どのような製品か知っている」「どのような製品か知らないが、聞いたことはある」の合計）は、30.7％だった。一方、PCゲームをプレーしている人（n=106）に限ると、認知率は57.5％に向上する。ゲームプレーヤーの間では一定の認知を得ていると言える。
 
　ポータブルゲーミングPCがどのような製品なのか、簡単な説明文を提示したうえで、興味の有無・購入意向を訊いたところ「興味があり、購入したい」と回答したのは5.8％にとどまった。「興味はあるが、購入するかわからない」でも20.4％と、興味を持つ層は限られている。しかし、PCゲームをプレーしている人に限ると「興味があり、購入したい」は16.0％、「興味はあるが、購入するかわからない」は44.3％まで上昇。ポータブルゲーミングPCのメインターゲットであるゲームプレーヤーには一定の購買ポテンシャルがありそうだ。

　今回の調査ではこのほか、現在利用しているPCの種類や用途、不満点のほか、ポータブルゲーミングPCを購入する場合の想定価格、重視点など全部で10項目について回答を集めた。


＜調査概要＞
調査方法：インターネット調査
調査地域：全国
調査対象：20歳～69歳 男女
総サンプル数：1026人
調査期間：7月11日
調査企画・集計・分析：BCN

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　【BCN調査レポート】ポータブルゲーミングPCに関する調査
   https://www.bcnretail.com/research/detail/20230720_347779.html


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