「Wi-Fi 7」の認知度は4割台半ばにとどまる

アナリスト調査レポート

2025/01/15 15:03

 BCNは2024年9月に「第8回 無線LANルーター購入者調査」を実施した。対象は2年以内に無線LANルーターもしくはホームルーターを購入した1000名。

図1 Wi-Fi 7の理解度

 現行のWi-Fi最新規格である「Wi-Fi 7」について、語句の理解を訊いたところ、認知度(「理解している」と「理解はしていないが、言葉は知っている」の合計)は46.1%と、5割に満たなかった。

 年代別でみると、30代は57.1%、40代は53.1%と過半数が認知していたが、その他の年代では認知していない層のほうが多く、特に60代では6割以上が認知していない。
 
図2 現在利用しているルーターのWi-Fi規格

 回答者が現在利用している無線LANルーター及びホームルーターのWi-Fi規格は「Wi-Fi 6」の比率が26.2%と最も高かった。「Wi-Fi 7」は僅か3.7%。現状、対応するスマートフォンやPCなどの種類も少ないためか移行が進んでいない。また、「Wi-Fi 5」が21.0%と、2割超が2世代前の規格に対応したルーターを利用しており、Wi-Fi 6やWi-Fi 7への移行を促すことが必要だろう。

 一方、「わからない」と回答も36.6%存在した。3割以上が現在利用しているWi-Fi規格を理解していない。メーカーは、ユーザーのWi-Fiに対する知識量に関わらず、適切なルーターを選択できるような取り組みをする必要があるだろう。

 今回の調査ではこのほか、現在利用している無線LANルーター及びホームルーターの購入状況や利用状況、今後の買い替え意向などについて聴取している。


<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:20歳~69歳 男女
総サンプル数:1000人
調査期間:9月20日-23日 4日間
調査企画・集計・分析:BCN

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 【BCN調査レポート】第8回 無線LANルーター購入者調査 報告書
 https://www.bcnretail.com/research/detail/20241107_467297.html


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