2024年10月のVR・ARゴーグル（スマートフォン用製品を除く）市場のメーカー別販売台数シェアは、Meta Platformsが97.7％で1位を獲得した。「Meta Quest 3S」発売によって同社のシェアは急増。今年最高を記録した。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から24年10月のVR・ARゴーグル市場を振り返る。

 
　Meta Platformsのシェアを押し上げた「Meta Quest 3S」は「Meta Quest 3」の廉価版にあたる機種。128GBモデルの平均単価は約4万4000円で、Meta Quest 3の同容量モデルと比較して約1万9000円安いこともあり、好調な売れ行きを示した。

　24年10月の機種別販売台数ランキングでは、「Meta Quest 3S」の128GBモデルが1位、256GBモデルが3位にランクインしている。そのほか、「Meta Quest 3」や「Meta Quest Pro」も引き続きTOP10に入っており、同社製品が上位10機種のうち、半数を占めた。

　HTCの「VIVE Focus Vision CE」は6位に初登場した。10月18日発売のハイエンドゲーム向けXRヘッドセットで、同社の「VIVE Focus」シリーズの新モデルだ。


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