2024年7月のタブレット端末のシリーズ別販売台数ランキングは、アップルの「10.2ｲﾝﾁiPad Wi-Fi 64GB(9th)」が首位を獲得。2か月ぶりに1位に返り咲いた。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から24年7月のタブレット端末市場を振り返る。


　アップルの「iPad」シリーズは首位のほか、2位の「10.9ｲﾝﾁiPad Wi-Fi 64GB(10th)」や3位の「11ｲﾝﾁiPad Air Wi-Fi 128GB(6th)」など、TOP10内に7製品がランクインした。

　アップルのTOP10独占を阻止したのはSAMSUNGの「Galaxy Tab」シリーズだ。4位の「SM-X210NZAAXJP(Galaxy Tab+)」は前月から3ランクアップで初のTOP5入り、6位の「SM-X510N_AXJP(Galaxy Tab S9 FE)」は前月から11ランクアップで初のTOP10入りとなった。
 
　メーカー別の販売台数シェアは、アップルが65.5％で首位。同社のシェア6割越えは5か月連続となる。

　前月2位だったXiaomiは4位に後退。代わって、SAMSUNGが5位から2位に浮上した。同社が2位になるのは過去3年で初めて。シリーズ別販売台数ランキングでTOP10入りした2製品がシェアをけん引した。


＊「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースです。