富士フイルム新製品がTOP10入り、24年6月のミラーレス一眼市場【BCNランキング】

実売データ

2024/07/26 12:00

 2024年6月のミラーレス一眼のシリーズ別販売台数ランキングは、ソニー「VLOGCAM ZV-E10」が首位を獲得した。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から24年6月のミラーレス一眼市場を振り返る。


 1位の「VLOGCAM ZV-E10」を追うのはキヤノン「EOS R50」。24年1月から2位を維持している。同社は3位にも「EOS R10」が入っており、TOP3内に2製品がランクイン。上位3製品は24年4月から3か月連続で変動がなかった。

 新たにTOP10入りしたのは富士フイルム「FUJIFILM X-T50」。クラシカルなフィルムカメラを思わせる外観が特徴的な新製品で、発売月から6位と好調なスタートを切った。

 ソニー「α7C II」はフルサイズ機としては唯一TOP10入り。前月6位から1ランクダウンで7位にランクインした。
 

 メーカーシェアはソニーが33.3%で首位。キヤノンを逆転して首位に返り咲いた。

 4位の富士フイルムは10.7%のシェアを獲得した。同社がTOP4に入るのは24年では初めて。「FUJIFILM X-T50」の発売がシェアを押し上げた。
 

 ミラーレス一眼市場の平均単価は23年6月から9月までは14万円台で推移したが、10月以降は15万円台と緩やかに上昇。24年6月には24年で最高の16.8万円に達した。高価格帯の新製品が発売されたことに加え、原材料費、物流コストなどの高騰による既存製品の値上げが影響している。


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