2024年6月の薄型テレビ（液晶＋有機EL）の機種別販売台数ランキングは、シャープ「2T-C32DE-B」が2か月連続の首位を獲得した。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から24年6月の薄型テレビ市場を振り返る。


　ランキングにはTOP10内にシャープが4製品、TVS REGZAが3製品ランクイン。2社とも32型の液晶テレビが最も売れた製品となった。

　新たにTOP10入りしたのはHisenseの2製品。7位の「32A4N」は24年3月末発売の新製品で、フルハイビジョン対応の32型液晶テレビ。ネット動画のスムーズな視聴やゲームモードなど、時流に合わせた機能を搭載する。

　同社の50型液晶テレビ「50E6K」は前月の27位から急上昇で10位に浮上。23年11月発売ながら当月が初めてのTOP10入りとなった。
 
　メーカーシェアはTVS REGZAが23.8％で首位を維持した。ただし、2位のシャープとは1.2ポイントと僅差で、1位争いは接戦となっている。

　4位のソニーは前月よりもシェアが増加し、11.3％を獲得した。ソニーが2ケタのシェアを獲得するのは5か月ぶりだ。
 
　薄型テレビ市場の液晶テレビと有機ELテレビの構成比は、液晶テレビが90.2％と9割以上を占めた。有機ELテレビは、24年2月以降一度も10％を超えていない。


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