Pixel 8aが初TOP3入り、24年6月のスマートフォン市場【BCNランキング】

実売データ

2024/07/17 13:00

 2024年6月のスマートフォンのシリーズ別販売台数ランキングは、アップル「iPhone 14」が首位を獲得。23年10月から9か月連続の1位となった。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から24年6月のスマートフォン市場を振り返る。


 首位をひた走るiPhone14に続くのは、同じくアップルの「iPhone 15」だ。同シリーズは23年11月から2位を維持しており、同社のTOP2独占が続いている。また、「iPhone SE(3rd)」が前月11位から3ランクアップで8位に浮上。2か月ぶりにTOP10へ返り咲いた。22年3月発売ながら息の長い人気となっている。

 先月5位に初登場したGoogle「Pixel 8a」は3位に浮上した。5月14日発売の新機種で、手ごろな価格のGoogle Pixel Aシリーズながら、上位モデルのPixel 8/8 Proと同じ独自プロセッサ「Google Tensor G3」を搭載。以前までのモデルに比べ、AI性能などが向上している。
 

 メーカー別の販売台数シェアは、アップルが53.0%で首位。同社は1年近くにわたって5割以上のシェアを占めており、一強体制が続いている。

 2位のGoogleはPixel 8aの発売によってシェアが増加。11.2%とAndroid勢の中ではトップの座を維持した。

 シェアを大きく伸ばしているのは4位のXiaomi。23年6月には3%に満たなかったが、7.4%まで伸長した。3位のシャープに2.8ポイント差まで迫っている。23年10月発売の「Redmi 12 5G」がシェアをけん引した。
 

 販売台数前年比は129.3%を記録。24年3月から4か月連続で前年を上回った。アップル、Google、シャープ、Xiaomi、OPPOの上位5社とも前年を超えており、そうした動きが市場全体の数値に影響している。中でもXiaomiは前年比で3倍以上と、上位5社では最も高い伸び率を示した。


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