近年、男性向けの美容関連市場は成長が続いている。従来は女性を主なターゲットとしてきた美容家電の分野でも、男性による利用の増加が考えられる。

　そこでBCNでは、2023年12月に「男性の美容に関する自主調査」を実施した。対象は15～59歳の男性905人。美容に関する関心の有無や、美容家電の購入意向などについて訊いた。
　現在、ケアしたいと思っている、もしくはすでにケアしている体の部位で最も比率が高いのは「頭髪」だった。全体では28.3％で、30代以上では比率がより高い結果となった。そのほか、「肌（顔）」（24.1％）、「体臭」（21.8％）、「頭皮」（21.0％）の項目で2割を超える。年代別での特徴としては、30代で「頭髪」以外の全ての項目でも全体を上回り、体のケアに対して関心が高いことが分かった。
 
　今後、購入したい美容家電がある男性は全体の29.8％だった。そのうち、比率が高かったのは「脱毛器」（34.4％）と「頭皮マッサージ器」（33.3％）だった。10代から30代はムダ毛の処理に対する関心が高く、そのために必要な脱毛器を購入したいと考えているようだ。また、前述の通り、頭髪のケアへの関心が高いユーザーが多かったため、頭皮マッサージ器の比率も高くなっている。

　今回の調査ではこのほか、美容に関心を持ったきっかけ、現在の所有・利用の状況などについて訊いた。


＜調査概要＞
調査方法：インターネット調査
調査地域：全国
調査対象：15歳～59歳 男性
総サンプル数：905人
調査期間：12月26日
調査企画・集計・分析：BCN

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【BCN調査レポート】男性の美容に関する調査
https://www.bcnretail.com/research/detail/20231227_389025.html


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