PCカメラはまだ売れている

アナリストPOSデータ分析

2021/08/27 12:00

 パソコンとUSBで接続し、リモート会議などで使用するPCカメラは、新型コロナの感染拡大により販売数量は大幅に増加、一年半経過した現在も高い水準を維持していることが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかとなった。


 2019年1月1週(12/31-1/6)の販売数量を「100.0」とした指数をみると、19年は100-200の間で推移していた。翌20年も1月は前年と同等の水準で推移していたが、2月3週以降、週を追うごとに指数は増加していった。しかし、初めて緊急事態宣言が発令された4月2週は292.7と、一時的な需要過多に陥り、それまでの勢いは削がれた。供給が追いつくと再び需要は高まり、5月3週の指数は964.2、8月3週は1010.4に達した。

 21年も年初早々から一都三県に緊急事態宣言が発令されたこともあり、2月1週に1178.4を記録。その後、指数は400-800の間で推移しており、21年に入ってもなお、PCカメラの需要は高い状態が続いていることが分かった。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。


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