リアカメラ付きドライブレコーダーが6割超え

アナリストPOSデータ分析

2021/07/19 15:30

 ドライブレコーダー市場で、後方撮影用のリアカメラが付属した製品の販売数が増加している。販売台数のうち6割以上がリアカメラ付き製品であることが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。


 リアカメラ付きドライブレコーダーの販売台数構成比はこの6月、過去3年で最高の65.5%を記録した。19年1月時点ではリアカメラ付き製品の比率は29.9%と3割にも満たなかった。その後、同年8月に常磐自動車道でのあおり運転事件が発生したことや、10月の消費増税に伴う駆け込み購入の影響で9月には43.9%を記録。10月は反動で一旦比率が下がったものの、20年1月に初めて50%を突破した。6月にあおり運転の厳罰化を定めた改正道路交通法が施行されると、56.9%に上昇。以降、60%前後で推移していた。

 不測の事態に備えて、前方だけでなく後方の撮影もしたいというドライバーが増加していることは明らかだ。まだ少数ではあるが360度撮影可能な製品も販売されており、広範囲撮影に対応したドライブレコーダーは今後も増加することが予想される。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。


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