マウスとキーボードの販売数急増、在宅勤務推奨が後押し

アナリストPOSデータ分析

2020/05/22 12:30

 新型コロナウイルス感染症の流行により、在宅勤務が推奨されている。緊急事態宣言が発令され、より在宅勤務への移行が進んだ4月のマウス・キーボード市場に例年と異なる動きがみられた。

 

 マウス・キーボードそれぞれの2018年1月の販売数量を「100.0」とした指数をみていく(図1・図2)。直近2年の動きをみると、年末年始と年度末に指数が高まるという動きをしていることがわかる。例年、4月は指数が減少に転じるが、20年は異なる動きが見られた。新型コロナウイルス感染症の流行により、在宅勤務が推奨された影響から、マウスでは「146.5」、キーボードで「179.6」と、直近2年間で最も指数が高まったことが家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。