Chromecastの販売好調、在宅時間の伸びが影響か

アナリストPOSデータ分析

2020/03/21 12:30

 PCの映像をTVに映す機器のような、映像信号の変換に関する機器などを集計した映像関連機器市場は今年、2月2週から過去2年とは違う動きを示している。市場を最もけん引しているのはGoogleの「Chromecast」だった。

 
 2018年の1月2週を「1.00」とした18年-20年の販売数量指数を週次でみていく(図1)。20年は2月2週から過去2年と異なる動きをみせ、2月4週に「1.10」、直近の3月2週では「1.38」にまで達したことが家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。新型コロナウィルスの流行に伴い、政府は不要不急の外出を控えるよう呼び掛けており、在宅時間が伸びていることも一因と言えそうだ。現在の状況が長引けば、今後も例年とは異なる動きが続くだろう。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。