1年で5倍に!!リアカメラ付きドライブレコーダー

アナリストPOSデータ分析

2019/06/16 18:30

 家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、ドライブレコーダー市場におけるリアカメラ付きモデルの販売台数構成比が1年ほどで約5倍にまで拡大したことが明らかとなった。

リアカメラ付きドライブレコーダーの販売台数構成比

 リアカメラ付きドライブレコーダーの販売台数構成比は、2018年5月の時点で6.3%に過ぎなかったが1年後の19年5月には28.0%と5倍近くまで拡大していることが分かった(図1)。また18年1月にBCNが実施したドライブレコーダー調査でこの販売台数構成比の伸びを予測するデータが示唆されていた(図2)。
 
 
 
 上記の図2はドライブレコーダー保有者(701名)を調査対象としたアンケート結果で、現在利用している製品の購入の「決め手」と買い替え時の「重視点」の差。決め手と重視点の差が実際に製品を利用した後で必要だと気付いたニーズの高い項目と言えるだろう。

買い替え時に重視するドライブレコーダーの機能

 差が最も大きかったのは「前方だけでなく後方も映る」で、決め手が5.3%に対し重視点は41.5%と36.2ポイント髙い。後方も撮影できるリアカメラへのニーズの高まりが明らかだ。同様にみていくと、「駐車時録画機能」では18.5ポイント、「録画可能時間」が15.3ポイント、「画角(視野角)」が14.8ポイント、「衝撃センサー搭載」が13.8ポイント高くなっていることが分かる。「360度撮影可能」については、重視する比率が36.1%と高くリアカメラ付き同様、必要と思われている機能であると言えそうだ。

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