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サイズはそのままで収納量がグーンとアップ! 東芝が冷蔵庫のフラグシップモデル3機種を発売

新製品

2025/03/28 14:12

調理した料理を約7日間保存できるDeliチルドモード

 XFSシリーズは使い勝手にもこだわって開発された。そのいくつかを紹介しよう。冷蔵室の庫内を照らすLEDは従来機種の約3倍に増やし、光を拡散するシェードを採用することでより明るく、庫内の奥に置いた食品も見やすくなった。

 また、天井部に埋め込まれている従来機種のLED照明は下側に膨らんだ形状だったが、XFSシリーズではフラットな形状に変更。最上段の棚に置いた食品の出し入れがこれまでよりスムーズになったという。
 
天井部のLEDはフラット照明と
拡散シェードで庫内を均一に明るく照らす

 新たに採用した冷蔵室のフリー棚も見逃せないポイントだ。冷蔵室は3枚の棚で上下の空間を仕切ることができるが、フリー棚は棚の高さを7段階に調節可能。収納する食品や食器、調理器具に合わせて40通りのレイアウトにカスタマイズできる。

 扉裏のドアポケットもワンタッチで収納スペースの高さが変えられるフリードアポケットを採用し、ユーザーが収納したいとおりのレイアウト変更が手軽にできる。
 
フリー棚で冷蔵室は40通りのレイアウトが可能

 冷蔵室内に配置されている上下2段のチルドルームでは下段を左右に分割し、扉を全開にせず片側の扉を開くだけで食材が取り出せるようになった。

 さらにチルドルームの温度設定モードでは、新たにDeliチルドモードを搭載した。Deliチルドモードにすると、チルドルームの温度は食材が凍る寸前のマイナス1度で保たれ、作り置きのおかずや余ったごはんなどをそのまま入れておいても約7日間保存できるという。

 従来機種でもXFSシリーズでもマイナス1度の氷結晶モードが搭載されている。温度帯は同じだが、Deliチルドモードはマイナス1度をキープするのに対して、氷結晶モードはマイナス1度から前後に温度を上下に変化させて、あえて食材に薄い氷の膜をつくるという点が異なる。

 同社では、この温度変化の違いを活かして、肉や魚などを生のまま保存するときは氷結晶モード、調理加工したものにはDeliチルドモードと使い分けを推奨している。
 
下段が左右分割したチルドルームと操作パネルの各モード

 新製品の発表前に行われたメディア向けセミナーでは、冷凍とDeliチルドモードでそれぞれ保存した食材を使った筑前煮の試食が行われた。

 筑前煮はコンニャクや人参など、冷凍で保存すると食感が大きく変わってしまう食材が使われている。会場の都合で保存した期間は1日だったが、実際に試食してみると冷凍保存したコンニャクは水分が抜けてシャリシャリした食感だった。

 一方のDeliチルドモードで保存したコンニャクは弾力があり、噛み応えのある食感。人参も同様に冷凍保存の方は歯応えがない食感だったが、Deliチルドモードで保存した人参はしっかり歯応えと噛み応えのある食感になっていた。
 
Deliチルドでの保存と比べて、
冷凍保存は水分が抜けて食材が小さくなっている

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