斎藤工さんがロックバンドでデビュー!? NTTソノリティのオープンイヤー型イヤホン「耳スピ」のTV CMが3月1日から放映
nwm GOの装着性は申し分なく、動きのあるシーンでもしっかりフィット
発表会終了後にタッチ&トライでnwm GOを体験してみた。ネックバンドを首の後ろに回して装着すると、少し頭を振ったくらいではスピーカーの位置がズレたりすることはない。スピーカーも耳に当たっていることは分かるが、圧迫感はなく、当たっているなと分かる程度だ。シリコン製のネックバンドは柔らかく、直接首に当たっても違和感はない。ケーブルと異なり、長く使っている間にネックバンドの幅が広がってしまうことはないのかと思ったが、担当者によると形状記憶合金が芯に入っていることと幅を広げたり、荷重をかけたりするさまざまな試験を行っているので、心配はないとのことである。
音質に関しては多少、中高音域が強調されている感はあるものの、ピーキーな印象は全くない。担当者によると、アクティブなシーンで使用することを想定して、若干派手めな音像に調整しているとのことだ。
これまでnwmの各製品を体験してきたが、やはり耳をふさがないオープンイヤーの音の聞こえ方は非オープンイヤーとは全く異なることを改めて思い知らされた。周囲の音が自然に聞こえているにも関わらず、スピーカーから流れてくる音楽もしっかりと細部まで聞こえるのだ。
この感覚は、やはり体験してみないと分からないだろう。その意味で、同社がより体験の場を提供していこうという取り組みは納得できるものがある。
nwm GOは2024年11月に開催された新製品発表会の時点で披露されていた。しかし、そのときから改良を重ねてきたと坂井社長は話す。「昨年秋の発表会の時点ではまだモックの段階でした。アクティブモデルということもあって、より装着感を快適にするため、ネックバンドの形状や角度、素材の硬さなどに変更を加えています」。
また、本体の充電にはUSB-Cタイプのケーブルではなく、専用充電ケーブルを使用する。USB-Cタイプだとジャックがどうしても大きくなるため、専用の充電ケーブルを採用したという。
このところオープンイヤー型イヤホンの市場は拡大しているが、この状況について坂井社長に聞いてみると「各社がオープンイヤーを発売してきたことで、一般の方々が気づき始めたのではないでしょうか。また、複数台のイヤホンを持つ人も増えてきて、2台目需要が高まってきたという側面もあると思います」と話す。
nwmシリーズの製品拡充については「ラインアップが揃ったので、どれか合う製品を手に取っていただけることができるようになりました。今回のTV CMや体験会はもちろん、nwmのラインアップを集めたコーナーをつくっていだいている家電量販店もありますので、さらに認知してもらうための取り組みを進めていきます」と結んだ。(BCN総研・風間理男)