パナソニックは7月23日、都内イベント会場でヘアドライヤー ナノケアの20周年モデルとなる新ライン「nanocare ULTIMATE」の新製品発表会を開催した。従来の高速の風による「速乾」とナノイーによる「うるおいケア」に、さらに新提案となる「なりたい髪へ」を実現するための「パーソナルメニュー」を搭載。その日の天気や気分、ファッションなどにあわせて髪の仕上がりを変えることができる。価格はオープンで、パーソナルメニューを四つ搭載した「EH-NC80」の実売想定価格は8万5000円前後、三つ搭載した「EH-NC50」は6万円前後。
具体的に「MOIST」は、髪のパサつきを抑えてしっとりとまとまる髪に、「STRAIGHT」は気になる髪のうねりを伸ばして指通りの滑らかな髪に、「AIRY」はペタッとした髪をふんわりとボリューム感のある髪に、「SMOOTH」(EH-NC80のみ)は髪の手触りがよくなって、さらさらに仕上げられる。
この四つの髪の仕上がりを変えられるが、「高浸透ナノイー(第2世代)」と「ミネラル」「マイナスイオン」の三つのバランスを変化させながら、パワフルな小型高回転モーターによる高圧・高速の風を送り出すテクノロジーだ。
高浸透ナノイー(第2世代)は補水効果を生むので、「MOIST」でメインに発生させている。「STRAIGHT」は三つのバランスをよく発生させ、「AIRY」は補修効果のあるミネラルをメインに発生。「SMOOTH」は補正効果のあるマイナスイオンをメインに発生させるといった具合で変化させているのだ。
髪の悩みは個人により千差万別。季節や天候、コンディションによっても変わるだろう。また、髪型を変えたときやファッションによっても髪の仕上がり具合を変えたくなるだろう。そのような個々人の「なりたい髪へ」をサポートするヘアドライヤーは、新しいアプローチといえるだろう。
ヘアドライヤーの中でも高価格帯になる「nanocare ULTIMATE」について、パナソニックでは「なりたい自分」や「将来の自分」のために、多少価格が高くても付加価値に満足できる製品であれば購入するという「自己投資」ニーズを満たす製品であることに「自信をもっている」という。
パナソニックのビューティ・パーソナルケア事業部ビューティビジネスユニット 中村正治BU長は、理美容事業の伸びしろの大きい市場としてグローバル売上高を2023年の1676億円から、30年に3000億円(178%増)に大幅に伸ばす目標を掲げた。それに向けて「2027年にアジアで販売台数・金額ベースでシェアNo.1というのが一つの目標」と語った。
そのために、ナノケアのスタンダードやエントリモデルのラインアップを強化したり、台湾、韓国、東南アジアで順次展開したりする計画を発表した。今回の「nanocare ULTIMATE」の中国での展開などは「検討中」と言うにとどめたが、アジアでNo.1を目指すには、「nanocare ULTIMATE」による新規需要の創造と開拓が、その先の試金石となるだろう。(BCN・細田 立圭志)
「なりたい髪」を実現する「パーソナルメニュー」
通常のヘアドライヤーは温風/冷風/温冷風を強弱モードで切り替えながら使うのが一般的だが、「nanocare ULTIMATE」の大きな特徴は四つの「パーソナルメニュー」(EH-NC80)を搭載し、自分好みの髪に仕上げられる点にある。具体的に「MOIST」は、髪のパサつきを抑えてしっとりとまとまる髪に、「STRAIGHT」は気になる髪のうねりを伸ばして指通りの滑らかな髪に、「AIRY」はペタッとした髪をふんわりとボリューム感のある髪に、「SMOOTH」(EH-NC80のみ)は髪の手触りがよくなって、さらさらに仕上げられる。
この四つの髪の仕上がりを変えられるが、「高浸透ナノイー(第2世代)」と「ミネラル」「マイナスイオン」の三つのバランスを変化させながら、パワフルな小型高回転モーターによる高圧・高速の風を送り出すテクノロジーだ。
高浸透ナノイー(第2世代)は補水効果を生むので、「MOIST」でメインに発生させている。「STRAIGHT」は三つのバランスをよく発生させ、「AIRY」は補修効果のあるミネラルをメインに発生。「SMOOTH」は補正効果のあるマイナスイオンをメインに発生させるといった具合で変化させているのだ。
多少高くても「なりたい自分」に投資をする「自己投資消費」
特に今回、高浸透ナノイー(第2世代)では、従来の高浸透ナノイー(ナノイー比18倍)の発生方式を変更。空気中の水分を集めてつくる水分発生量が、最大10倍になるように新開発した。MOIST使用時は、高浸透ナノイー(第2世代)の成分が最大限に発生し、キューティクルのわずかな間に浸透して髪の内側まで水分を補給してくれる。髪の悩みは個人により千差万別。季節や天候、コンディションによっても変わるだろう。また、髪型を変えたときやファッションによっても髪の仕上がり具合を変えたくなるだろう。そのような個々人の「なりたい髪へ」をサポートするヘアドライヤーは、新しいアプローチといえるだろう。
ヘアドライヤーの中でも高価格帯になる「nanocare ULTIMATE」について、パナソニックでは「なりたい自分」や「将来の自分」のために、多少価格が高くても付加価値に満足できる製品であれば購入するという「自己投資」ニーズを満たす製品であることに「自信をもっている」という。
パナソニックのビューティ・パーソナルケア事業部ビューティビジネスユニット 中村正治BU長は、理美容事業の伸びしろの大きい市場としてグローバル売上高を2023年の1676億円から、30年に3000億円(178%増)に大幅に伸ばす目標を掲げた。それに向けて「2027年にアジアで販売台数・金額ベースでシェアNo.1というのが一つの目標」と語った。
そのために、ナノケアのスタンダードやエントリモデルのラインアップを強化したり、台湾、韓国、東南アジアで順次展開したりする計画を発表した。今回の「nanocare ULTIMATE」の中国での展開などは「検討中」と言うにとどめたが、アジアでNo.1を目指すには、「nanocare ULTIMATE」による新規需要の創造と開拓が、その先の試金石となるだろう。(BCN・細田 立圭志)