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NTTソノリティが耳をふさがないオープンイヤー型ヘッドホンのフラグシップモデル「nwm ONE」を発売

新製品

2024/07/23 19:00

低域と高域の2wayドライバーを搭載して高音質を実現

 2つの技術は余分な音をカットして音を操る技術だが、nwm ONEはこれに加えて高音質のサウンドを楽しむ製品。そこで採用したのが、新開発の2wayドライバー。高い音域は直径12mmのツイータードライバー、低い音域は直径35mmのウーファードライバーで再生する。オーバーヘッドタイプだからこそ高音質につながる大口径ドライバーを採用できた。

 2つのドライバーはそれぞれ個別のアンプで駆動させ、同軸上に配置。さらにスピーカー最先端のグリルに設けられた孔は、低域帯と高域帯でパターンを変えることで高音質を実現している。
 
新開発ドライバーの構造(左)と
スピーカーグリル(右)

 オーバーヘッドタイプで背面開放ではないオープンイヤーは、nwm ONEの特殊な形状だからこそ実現できたといえるだろう。左右の中央には回転式スピーカーカプセルがあり、その同心円状にはソフトで劣化が少ないシリコーンゴム製のイヤーパッドが配置されている。

 使用の際はイヤーパッドを耳の周囲に当て、ヘッドバンドのスライダーで位置を調整して固定する。本体の重量は約185gで軽く、長時間装着しても蒸れずに快適という。

 装着した状態で回転式スピーカーカプセルは耳に触れていない。耳から近い位置にあるのは確かだが、耳穴から離れており、物理的に耳と接触していないのだ。人によって耳の角度は異なるため、スピーカーカプセルを動かして微調整もできる。
 
nwm ONEのスピーカー部は耳に触れず、耳をふさがない

 再生デバイスとはBluetoothで接続し、付属のUSB Type-Cケーブルで有線接続も可能だ。Bluetoothのバージョンは5.3で、LE Audioやマルチポイントに対応。専用アプリ「nwm Connect」では立体音響技術の360 Reality Audioの設定やイコライザーによる周波数帯の調整、バッテリー残量の確認、オートパワーオフの時間設定などもできる。

 約1.5時間の充電で最大20時間の音楽再生ができ、わずか5分の充電で約1時間の再生が可能だ。
 
再生デバイスとはワイヤレスだけでなく、USBでも接続できる

 同社の坂井博代表取締役社長はnwm ONEの発売を機として「世界に向けてのアプローチを開始し、販売を強化していきます。アメリカではイベントの出展などで体験を強化し、EUではドイツからテストマーケティングを実施します。中国市場では今年度に販売を開始する予定です」と語った。
 

nwmアンバサダーの磯村勇斗さんらがゲストとして登壇

 発表会では俳優でnwmアンバサダーの磯村勇斗さんと東京事変のギタリストで音楽家の長岡亮介さん、モデルの秋元梢さんの3名がゲストとして登壇。その場でnwm ONEを体験した。

 磯村勇斗さんは「これまでの耳スピも革新的と思いましたが、nwm ONEはより音のベールに包まれているような感覚です。耳をふさがない開放型で非常に軽く、長時間付けていられますね」と感想を述べた。
 
nwm ONEを体験してコメントを述べる磯村勇斗さん

 長岡亮介さんは「耳のそばで音が鳴っているような感じ。ラクで気持ちよいですね」と話し、体験で感じたインスピレーションをギターのインプロビゼーションで表現した。
 
nwm ONEの印象をアコギで表現する長岡亮介さん

 秋元梢さんはモデルの立場から装着した印象を語った。「ピアスをしたままヘッドホンを付けると圧迫感を感じることもありますが、つけ心地が良くて全く違和感がありません」
 
nwm ONEのフィット感と開放感について述べる秋元梢さん

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