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テレビだけじゃない、ハイセンスは洗濯機もコスパが抜群! 洗濯容量7kg台の新製品2モデルを発売

新製品

2024/07/17 19:00

 ハイセンスジャパンは、洗浄力と抗菌力がアップした全自動洗濯機の新製品2モデルを7月下旬に発売する。いずれも洗濯容量は7kg台で、洗濯機の基本機能を押さえたコストパフォーマンスに優れたモデルだ。

ハイセンスジャパンの全自動洗濯機
HW-G70J(左)とHW-DG75J(右)

槽内の洗濯物を大きく動かす立体シャワー水流と激流パルセーターV3

 ハイセンスジャパンは2016年から国内の洗濯機市場に参入している。当初は洗濯容量が4.5kgや5kgの小容量モデルだったが、徐々にラインアップを拡大。現在の容量帯は4.5kgから10kgまで揃っている。なお、同社のラインアップに洗濯乾燥機や二槽式洗濯機はなく、すべて全自動洗濯機である。

 新製品は洗濯容量が7kgのHW-G70J(以下、G70J)と7.5kgのHW-DG75J(以下、DG75J)の2モデル。いずれも発売は7月下旬で価格はG70Jが4万4800円、DG75Jが4万9800円だ。
 
新製品のG70JとDG75Jは
容量以外にデザインや搭載機能も異なる

 新製品2モデルには、共通している機能・特長と個々のモデル特有の機能・特長がある。2モデル共通の機能・特長は立体シャワー水流と激流パルセーターV3、銀イオン抗菌だ。

 立体シャワー水流は洗濯槽の上部から水を槽内にシャワーのように落とすタテの水流と、パルセーターが回転して発生させるヨコの水流を組み合わせたものだ。洗濯物が少なく、低水位であってもタテとヨコの2つの水流がぶつかることで衣類は上下左右に大きく動かされ、洗浄効果が高まる。
 
タテとヨコの水流を組み合わせた立体シャワー水流

 槽内に渦巻きのような水流を生み出すのが新形状の激流パルセーターV3。従来のパルセーターは羽が中心から円周上に緩やかなカーブを描いていたが、激流パルセーターV3の羽は直線的になっている。さらに水を循環させるためパルセーター表面に空けられた穴の数や配置も見直し、立体シャワー水流との効果で洗浄力がアップした。
 
羽や穴の配置などを見直して設計された
新形状の激流パルセーターV3
 

銀イオンで洗濯物をコートして菌の繁殖を防ぐ

 両モデル共通で新たに搭載した機能が銀イオン抗菌だ。プラスに帯電した銀イオン(Ag+)は、菌の内部に入り込んで菌の繁殖を防ぐ働きがある。洗浄とすすぎの両方の工程では、パルセーター中央に配置されたユニットから銀イオンが出て、槽内の衣類をコーティング。ニオイの原因となる菌の繁殖や部屋干しのニオイ付きを防ぐ。
 
銀イオンの効果で衣類を抗菌コート

 洗濯機は水で洗う性質上、洗濯槽や脱水槽に黒カビ発生のリスクがある。このリスクを回避するためには常に槽を清潔な状態にすることが必須だ。G70J、DG75Jとも10分、4時間、12時間の3つの槽洗浄コースを搭載し、手入れの負担を軽減して槽を清潔な状態に保つ。

 また、両モデルともステンレス槽は共通だが、槽の内側に施された形状は若干異なる。G70Jのステンレス槽内側はダイヤモンド形状の加工となっており、DG75Jは洗濯板のような加工だ。加工の形状自体は異なるが、いずれもより洗浄力をアップするという効果は同じである。
 
洗濯槽内側がダイヤモンド形状の
G70J(左)と洗濯板状のDG75J(右)
 

DG75Jは洗濯コースに3つのプラス機能が追加できる

 では、それぞれのモデル固有の機能や特長を見ていこう。まずはDG75J。洗濯コースは7つで、香&消臭と強すすぎ、部屋干しの3つのプラス機能が追加可能だ。香&消臭は最後のすすぎにおいて消臭系も含む柔軟剤が入った後につけおきの時間を設け、しっかりと香り付けや消臭効果を出すものだ。

 強すすぎは洗剤の残留が気になる衣類のすすぎを強化するもので、シャワーすすぎの追加やすすぎ時間を長くする機能である。部屋干しは最終脱水時に15分の脱水時間を追加して、衣類からより水分を取り除くことで部屋干し時の衣類の乾燥を早める。

 洗濯コースのおいそぎとドライにプラス機能の追加は不可で、毛布コースでは部屋干しが追加できないが、それ以外のコースでは追加が可能だ。
 
DG75Jは7つの洗濯コースに3つのプラス機能が追加可能

 また、DG75Jは洗濯物の量などに合わせてモーターの回転を細かく自動で制御するインバーター機能を搭載。非インバーター搭載モデルのように回転がオン/オフではないため、消費電力を低減して振動を抑制し、静音性にも優れている。
 

5.5kgと同等の本体サイズで洗濯容量は7kgのG70J

 G70Jの最大の特長はコンパクト設計の本体サイズだ。ボディ幅は50cmで排水ホースも含めた横幅は54cmと、各社の7kgタイプの全自動洗濯機と比較すると、非常にコンパクトであることが分かる。例えるなら、洗濯容量5.5kgの本体サイズで7kgまでの洗濯物が投入できるというイメージだ。

 コンパクトなのは横幅だけでなく、高さや奥行きも同様で狭いスペースでも設置が可能だ。本体正面の高さは81.3cmのローダウン設計で、洗濯終了後の衣類を取り出す際もラクな姿勢で取り出せる。
 
コンパクトでも​​​​​​洗濯容量は7kgで
まとめ洗いにも対応するG70J

 洗濯コースは6つで、セレクトコースは強洗浄と強すすぎ、香りプラス、消臭、部屋干しの5つが選択可能。DG75Jと異なり追加機能ではなく、それぞれが単独コースとなっており、用途に合わせて選べる仕様だ。

 メディアで取り上げられる洗濯機は圧倒的にドラム式洗濯乾燥機が多い。しかし、実際のところは需要の7割以上が温風乾燥機能を持たない全自動洗濯機だ。7kg台という洗濯容量は、ふとんや毛布の洗濯も考えるとシングルからファミリーまで幅広いニーズに対応する容量帯である。

 このところ家電製品の価格は上昇しているが、基本的な性能やスペック、機能と価格を考え合わせるとハイセンスジャパンのG70JとDG75Jはまさに高いコストパフォーマンスを実現したモデルといえるだろう。全自動洗濯機の購入を考えているのであれば、選択肢として検討するに値する製品に仕上がっている。
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