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業界初! レグザ「タイムシフトマシン」に対応、6ch・24時間連続録画のスティックSSD「AVSSD-RS」

新製品

2024/07/11 18:00

 アイ・オー・データ機器は7月10日、TVS REGZAのテレビ「レグザ」の「タイムシフトマシン」に対応し、地デジ6チャンネル同時、24時間連続録画が可能なスティックSSD「AVSSD-RS」シリーズを発表した。7月末から出荷する。価格は、容量1TBの「AVSSD-RS1」が2万6730円、容量2TBの「AVSSD-RS2」が4万8950円。同社では、発売に合わせてプレゼントキャンペーンや、レグザ公式YouTubeチャンネルでコラボ動画のアップも予定している。

「AVSSD-RS」シリーズ

「インテリアを損ないたくない」に対応

 AVSSD-RSシリーズは、「24時間録画が可能でありながらインテリアを損ないたくないREGZAユーザー」がターゲットという。業界で初めて、レグザのタイムシフトマシンに対応し、地デジ6チャンネル同時、24時間連続録画を可能にしたスティック型SSDだ。テレビの後ろに挿すだけで使用でき、外形寸法が約20×62×8mm(幅×奥行き×高さ)、重さが約11gと、非常にコンパクトになっている。容量1TBのAVSSD-RS1で約1日の6チャンネル同時の連続録画が可能という。
 

 これまで録画対応の機器といえば、チューナー内蔵の専用レコーダーか、テレビ用の録画機能内蔵の外付けハードディスク(HDD)を使うのが一般的だった。しかし、ユーザーニーズが大型のテレビを志向するようになり、それに対応してテレビもより薄型・軽量化が図られたことで、壁掛け/壁寄せといったスタイリッシュな設置をするユーザーが増えている。そうなると、USBケーブルや電源ケーブルの接続を必要とするストレージは、配線でテレビ周りがゴチャゴチャしてインテリアを損ねてしまうし、壁掛けテレビの場合、大きく重いHDD自体の置き場をどうするかという問題もある。
 
HDDをTVに接続したイメージ

 こうした問題を解決する録画機器として、注目されているのがスティック型SSDだ。USBメモリーのようにUSB端子に差し込むだけで使用できるため、テレビ背面が驚くほどスッキリする。また、寝室などの静かな場所では、専用レコーダーにしろ、外付けHDDにしろ、わずかな音でも意外と気になるもので、安眠の妨げにもなる。その点、SSDはHDDのようなアクセス音が一切なく、無音というのもうれしい点だ。消費電力や発熱も大幅に減るので、電気代や環境にとってもメリットになる。
 
TVに接続したイメージ

 スティック型SSDは大容量化と低価格化が進んでいることもあり、今後は、録画用途でもHDDに代わり主役になっていくものと考えられる。

「IOオリジナルAVRecording」方式で6ch・24時間連続録画を可能に

 テレビ録画対応のスティックSSD製品については、「SSPM-US」シリーズを提供しており好評を得ているが、以前から番組を丸ごと24時間録画したいという声があったという。そこで今回、「IOオリジナルAVRecording」方式を開発。これによって、ユーザーのニーズに応えることができたのだ。
 
どうやって実現したのか?

 全録など、常に大量データの読み書きが発生する用途では、信頼性の高さが求められる。しかし、従来のSSDの仕様は、SSDの書き込み速度が一定ではなく、キャッシュを生かして、書き込みデータ量の多いスタートのタイミングで高速化し、書き込みデータが少なくなると書き込み速度を落とすという内部処理を行っている。こうした仕様は、PCデータの書き込み処理に向いており、SSDならではの最大速度をうまく活かすものになっていた。

 一方で、この処理の仕組みで6チャンネルの24時間連続録画を行おうとすると、大量のデータを継続して書き込まなければならない。すると、SSDの内部処理で高速化が終わって書き込み速度が下がった時に、録画するデータ量に対して書き込み速度が追いつかなくなる。結果、録画データが破損してしまうというのだ。

 IOオリジナルAVRecording方式では、最高速度でなく高速応答を重視したチューニングを実施している。これにより、SSDの内部処理が行われるタイミングでも、6チャンネル分の番組データを安定して書き込める速度が維持できる。なお、AVSSD-RSシリーズは使用温度範囲が5~40℃となっており、従来製品や他社のSSD製品よりも高い耐熱性を実現している。

公式Xでコラボ動画も

 アイ・オー・データ機器では、主要なテレビやレコーダーのメーカーと連携し、実製品を用いた検証を実施している。AVSSD-RSシリーズは、テレビでレグザをはじめ、パナソニックの「ビエラ」、LG Electronics Japan、Hisense、FUNAIの液晶テレビ、レコーダーで「レグザブルーレイ」「ディーガ」などで検証済みだ。

 また、AVSSD-RSシリーズの発売に合わせてプレゼントキャンペーンを実施。7月10日11時から、タイムシフトマシンを実際に使用しているユーザー限定のキャンペーンを公式Xで開催する。期間は7月19日まで。また、コラボ動画として、AVSSD-RSの魅力や設置・設定方法を紹介した動画をレグザ公式YouTubeチャンネルで公開予定だ。