「初音ミク」など歌声合成ソフトがリパッケージ 新製品も発売予定

 クリプトン・フューチャー・メディアは7月1日に、同社の歌声合成ソフトウェア製品の既存6タイトルをリパッケージした。あわせて、それぞれの製品に付属するDAWソフトウェアは独Steinbergの「Cubase LE」されるとともに、「初音ミク V4X」と「鏡音リン・レン V4X」は価格はそのままで、これまで別売だった英語音声ライブラリが標準で含まれるようになっている。

「MEIKO V3」「KAITO V3」「初音ミク V4X」
「鏡音リン・レン V4X」「巡音ルカ V4X」「初音ミク NT」がリパッケージ

付属DAWは「Cubase LE」に変更

 今回、リパッケージの対象となったのは、「MEIKO V3」「KAITO V3」「初音ミク V4X」「鏡音リン・レン V4X」「巡音ルカ V4X」「初音ミク NT」の6タイトル。
 
「初音ミク V4X」と「鏡音リン・レン V4X」は価格はそのままで
英語音声ライブラリが標準で含まれるように

 リパッケージにあわせて、「初音ミク V4X」と「鏡音リン・レン V4X」に英語音声ライブラリが標準で含まれるようになったことで、日本語歌唱に加えて英語で歌唱する楽曲を手軽に創作できるようになった。

 なお、2023年7月1日以降に「初音ミク V4X」「鏡音リン・レン V4X」の通常版を「SONICWIRE」で購入、またはECクリプトンサイトでライセンス登録したユーザーには、対応する英語音声ライブラリを期間限定で無償提供する。無償提供を受けるには、別途申請ページからの申し込みが必要で、無償提供期間は2025年6月30日までとなる。

 さらに同社は、2024年中に歌声合成ソフトウェアの新製品をリリースすべく、詳細の発表に向けて準備を進めており、8月1日に今後の製品展開に関するアナウンスを予定している。また、「VOCALOID3(V3)」や「VOCALOID4(V4)」を使用した、同社製バーチャルシンガー・ソフトウェア製品を所有するユーザーを対象に、新製品の優待価格での販売も予定する。