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シャープ、「量子ドット有機ELパネル」を採用した「AQUOS QD-OLED」などテレビ7機種を発売

新製品

2024/05/23 07:00

 シャープは、4K有機ELテレビ「AQUOS QD-OLED」<GS1ライン>2モデルを6月15日に、「AQUOS OLED」<GQ1ライン>3モデル、<GQ2ライン>2モデルを6月22日に発売する。価格はいずれもオープン。

AIを活用してアニメやネット動画の乱れをなめらかに補正

 <GS1ライン><GQ1ライン><GQ2ライン>いずれも、次世代AIプロセッサを採用した画像処理エンジンによって、画質/音質モード「AIオート」を実現する。

 「AIオート」は、コンテンツに応じて画質と音質を自動調整し、画質面ではAIが人の顔や空といったオブジェクトを検知して、色味・精細感の調整を行う。また、新たにAIを活用して精細感を高める「AI超解像」機能と、アニメやネット動画などに発生しやすいグラデーションの乱れをなめらかに補正して、スッキリした映像にする「アニメ・ネットクリア」機能を備えている。音質面では、AIが音声信号を解析することで音楽ライブやスポーツ視聴時は臨場感を高め、合間のセリフや解説中は声を明瞭にして聞き取りやすくするといった、シーンに適した調整を自動で行う。
 
「AI超解像」機能(左)と「アニメ・ネットクリア」
機能の効果イメージ

 あわせて、部屋の明るさに応じて画質を自動調整する「環境センシング」も進化し、新たに部屋の色温度の検知による調整が可能になった。「AIオート」に設定するだけで、コンテンツや視聴環境に適した設定で視聴できるようになる。

 さらに、画面上下のスピーカーの音を前方に放出する「ARSS+(AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS)」を全モデルに搭載するほか、登録中のすべてのサブスクリプションにある映画や番組を横断的に集約する「Google TV」、2つの番組を左右同時に表示可能な「ズーム2画面(放送+放送、放送+HDMI)」機能などを搭載するとともに、次世代無線LAN規格であるWi-Fi 6Eにも対応している。
 
「ズーム2画面(放送+放送、放送+HDMI)」
機能のイメージ


 <GS1ライン>には、最新世代の「量子ドット有機ELパネル」を採用しており、有機ELの青色光を量子ドット層で純度の高い3原色(赤・緑・青)に変換することによって、明暗豊かで鮮やかな色を再現する。発光の妨げになる熱上昇を抑える放熱構造には、炭素製シートとアルミ製プレートの2層構造を採用したほか、発光量を画素単位で緻密に制御する「クライマックスドライブ2.0」回路を新たに搭載している。また、有機EL発光層の状態や温度分布に加えて、パネル特性に関する独自のデータベースも活用することで、輝きを従来機種と比較して約15%向上し、眩いばかりの輝きと漆黒の表現力でリアルな映像美を実現した。
 
「量子ドット有機ELパネル」の概要

 「AQUOS QD-OLED」<GS1ライン>のラインアップとしては、65V型の「4T-C65GS1」、55V型の「4T-C55GS1」の2モデルを用意している。
 
「AQUOS OLED」<GQ1ライン>の
「4T-C65GQ1」

 <GQ1ライン>では、輝度性能に優れた有機EL素子と発光にともなう発熱を効率的に抑える放熱構造を組み合わせた、高輝度「S-Brightパネル」を採用することによって、明るい部屋でも明暗豊かな映像が楽しめる。また、4K/144HzのVRR入力に対応したHDMI×2系統を搭載し、動きの速いゲーム映像の、滑らかな表示を可能にしている。

 「AQUOS OLED」<GQ1ライン>のラインアップは、77V型の「4T-C77GQ1」、65V型の「4T-C65GQ1」、55V型の「4T-C55GQ1」の3モデルを用意する。

 「AQUOS OLED」<GQ2ライン>のラインアップは、48V型の「4T-C48GQ2」、42V型の「4T-C42GQ2」の2モデルを用意している。
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