ソニーは、「ULT POWER SOUND（アルトパワーサウンド）」シリーズから、ワイヤレスポータブルスピーカー「ULT FIELD 7」を5月24日に、ワイヤレスポータブルスピーカー「ULT FIELD 1」とワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「ULT WEAR」を4月26日に発売する。価格はいずれもオープン。

スピーカー2機種とヘッドホン1機種

　「ULT POWER SOUND」は、アリーナの最前列にいるような音楽体験をいつでも楽しめるシリーズで、低音の表現が特徴的な昨今の音楽トレンドを背景に、迫力のある重低音を体感できるスピーカーやヘッドホンをラインアップしている。
 
　「ULT FIELD 7」は、「ULT」ボタンを押すことによってULT1、ULT2、OFFの3段階でサウンドモードを切り替えることが可能で、ULT1では深い低域を強調、ULT2ではパワフルな低音を体感できる。

　振動板の面積を拡大させた独自の「X-Balanced Speaker Unit」を採用した、114×114mmの矩形ウーファーを搭載し、迫力のある重低音と歪みの少ないクリアな音質を実現した。さらに、直径46mmのトゥイーターも搭載しているので、中高域やボーカルの明瞭な再生が可能となっている。

　周囲のノイズを自動で検知して音質を調整する音場最適化によって、環境に合わせて最適なサウンドを楽しめるほか、専用アプリを使用すれば7バンドのイコライザーで好みの音質へのカスタマイズもできる。

　本体は、IP67準拠の防水・防じん性能を備えるとともに、防錆性能によって錆びに強い。また、縦置き・横置きどちらでも使用可能なマルチレイアウト対応のため、場所を取らずに設置でき、両端に備えたハンドルで持ち運びもしやすい。

　ほかにも、マイク、ギター用端子やUSB端子といった、豊富な入力端子を備えており、マイクを接続した状態ではキーコントロールやマイクエコーなどの調整も可能なほか、専用アプリによるボーカルキャンセルにも対応し、手軽にカラオケを楽しめる。さらに、側面が光るライティング機能を搭載し、専用アプリから光り方を設定できる。

　バッテリ駆動時間は約30時間。サイズは幅512×高さ224×奥行き222mmで、重さは約6.3kg。実勢価格は6万6000円前後の見込み。
 
　「ULT FIELD 1」は、「ULT」ボタンを押して「ULT POWER SOUND」をオンにすることで、ダイナミックな低音を楽しめる。また、ウーファーとトゥイーターを搭載しており、パワフルな重低音とクリアな高域の再生を実現している。

　本体は、IP67準拠の防水・防じん性能と、落下の衝撃に強いショックプルーフ性能を搭載する。縦置き・横置きどちらでも使用可能なマルチレイアウト対応なので、限られたスペースでも設置できる。さらに、縦横どちら向きにも吊るせるマルチウェイストラップが付属している。

　バッテリ駆動時間は約12時間。サイズは幅206×高さ77×奥行き76mmで、重さは約650g。カラーは、ブラック、オフホワイト、フォレストグレー、オレンジの4色。実勢価格は2万円前後の見込み。
 
　「ULT WEAR」は、「ULT」ボタンを押すことによってULT1、ULT2、OFFの3段階でサウンドモードを切り替えることが可能で、ULT1では深い低域を強調、ULT2ではパワフルな低音の体感が可能となっている。

　専用設計の直径40mmドライバーユニットを搭載し、広い音場で厚みのある低音とクリアなボーカルをバランスよく楽しめるほか、独自の高音質技術DSEE（Digital Sound Enhancement Engine）も搭載しているので、ストリーミングサービスなどの圧縮された音源をCD音質相当まで復元して再生できる。

　さらに、低遅延処理が可能な「統合プロセッサーV1」を搭載するとともに、ヘッドホンの外側と内側に左右合計4基のマイクを配置して効率的にノイズを集音することで、高いノイズキャンセリング性能を実現した。また、風切り音を低減する構造を採用し、ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能を使用した際の風によるノイズを抑制し、クリアな通話を可能にしている。

　「ULT」ボタンとロゴマークは、光や角度によって見え方が変わるデザインを使用したほか、本体にはマットで高品位な質感を採用した。立体的に縫製したシワの少ない滑らかなイヤーパッドは、耳まわりの空間を広くすることによって長時間利用でも快適な装着感を実現している。

　バッテリ駆動時間は約30時間で、重さは約255g。カラーは、ブラック、オフホワイト、フォレストグレーの3色。実勢価格は3万3000円前後の見込み。