片づけが苦手な人の悩みはスマホが解決!? 片づけられない人のための神アプリ3選!
進学、就職、転勤、結婚など、人生の大きなイベントの際だけでなく、日々の生活でも部屋を片付けてすっきりさせたいと考える人は少なくないだろう。逆にいえば「片づけは苦手だ」という人が多いということだ。そこで意を決して、この困った状態を打開するべく、スマホに助けてもらうことにした。「断捨離 アプリ」で検索すれば、それはもう多種多様なアプリが見つかる。今回、いろんなアプリを試してみた中で、これは神アプリ!というものを三つ紹介する。
一口に「片づけが苦手」といっても、その理由はさまざまだと思うが、大きく分けると、以下の三つになると思う。
・捨てられない、だからモノがあふれてしまう
・整理ができない、だからモノがごちゃごちゃする
・収納ができない、だからモノが部屋にちらかる
いかがだろうか。整理・収納が得意でも、物が捨てられなければキャパオーバーしてちらかる。捨てるのは得意でも、整理ができなければモノが片付かない。整理ができても、どこにどのようにしまうか判断できない人もいる。
ちなみに、筆者は「捨てられない」タイプ。例えば、筆者は文房具が大好きで筆記用具を多数持っているが、どれも愛着があって捨てられないので、机の上にはシャープペンシルが数本、鉛筆が数本、ボールペンが数本、万年筆が数本、どこかに置いてある。もう筆記用具だけで、机の上はキャパオーバーなのだ。
筆者の家内は複合型で、「捨てられない×整理できない」タイプ。必然的にモノが多くなりすぎ、整理もままならないので、収納までたどり着かず、結果的に部屋にモノがあふれてしまう。
幸いにして、捨てられないタイプと整理できないタイプが同居しているので、いずれのタイプも解決してくれそうなアプリを探して実践で試すのには最高の環境なのだ。
さて、あなたはどのタイプだろうか?
・とりあえず、モノを今以上に増やさない
・今あるものを処分して減らす
「断捨離」でいうところの「断」と「捨」である。
さて、筆者は「捨てられない」けれども「モノを買うのが好き」という人なので、どんどんと家の中にモノがあふれてしまっている。この「捨てられない」を「捨てられる」人へと体質改善するための、アプリがこれだ。
「みん断・一日一捨」は、モノを捨てる気持ちを盛り上げてくれるアプリ。モノを捨てられない理由はいろいろあって、以下のような人が多いだろう
・いつか使う(かもしれない、今は使っていないけれど)
・値段が高かったのでもったいない(今は使ってないけれど)
・まだ使えるのにもったいない(今は使ってないけれど)
いずれにしても、「今は使っていない」けれど、いろんな理由でもったいないから捨てられない、ということだ。捨てることに罪悪感がある、とも言える。でも、そのモノは、今は使っていないし、今後も使う予定がないのであれば、それを所有していても、空間のムダということになる。
理性では「その空間こそもったいない」ということを理解しているけれど、罪悪感で捨てられないのであれば、その罪悪感をなくせばいい。みん断は、断捨離に取り組む人たちが「捨てたもの」の情報を共有するコミュニティーアプリだ。
みん断のユーザーは、今日自分が何を捨てたかを投稿する。その投稿をみん断ユーザー全員で共有する。
・水筒を捨てた
・お弁当箱を捨てた
・期限の切れた薬を捨てた
・スーツを譲った
・よれたヒートテックシャツを捨てた
・お好み焼きソースを使い切った
・モデムをリサイクルした
・景品のサコッシュを使わないので捨てた
などなど、みん断ユーザーはさまざまな理由でさまざまなモノを処分している。この、たくさんの人たちの捨てたものをながめていると、
・そんなちょっとしたモノでも捨てたといっていいのか
・ああ、そんなものなら捨てられるな
・確かに、そんなモノなら捨ててもいいな
・おお、譲るという手もあるか
・リサイクル、というのは世の中のためにもなるな
などなど、捨てる、という行為への罪悪感が徐々に薄らいでくる。そして、自分も何かを捨てて投稿してみよう、という気分になってくる。こうなると、まずは罪悪感なく捨てられるものを探すモードになる。
・そういえば、たぶんもうぜったいに着られない、痩せていた頃のスーツがあったな
・そういえば、のびてしまってずり下がる靴下があったな。
・そういえば、雑誌の附録についてきたワイヤレス充電器、新しいの買ったからいらないな
などなど、着られない、寿命がきた、貰い物だから捨てても惜しくない、そんなものが見つかる。まずは、そのあたりを捨ててみよう、という気になる。
みん断は、モノを処分する投稿をするとき、「なにを」「どのように」処分したか、という二つの入力をするようになっている。
「どのように」の欄は、「捨てた」「売った」「譲った」「リサイクルした」「使い切った」などから選ぶようになっていて、処分するにもいろんな方法があるんだ、という気付きも得られる。
おもしろいのは、「モノ」だけでなく「ヒト」や「コト」に関して、「{関係を}断った」「(○○することを)諦めた」「(○○するのを)辞めた」という選択肢があること。そんなのも断捨離になるんだ、と認識を新たにする。
この自分が処分したモノに関して、もし人に見られたくはないようなモノであれば、非公開にすることもできるので、あんなものやらこんなもの(笑)も安心して処分できる。
何をやるにしても、一人でやるよりも、誰かと一緒にやったほうが頑張れるというもの。日本のどこかで、今日もこのアプリを使っている仲間がいろんなものを処分しているんだ、というのをゆるく感じることで、自分も不要なものは捨てていこう、という気持ちになる。
今日から、とりあえず、要らないものは捨てよう!
ということで、家にあるモノたちの秩序を整えるのが次のステップ。モノを整えることの基本は、同じカテゴリーのモノで集めて、同じ種類のモノでまとめることだ。それを簡単に行えるアプリがこれだ。
「せとん」は、モノを「名前」「カテゴリ」「場所」「個数」「消費期限」などで分類して登録できるアプリ。全てを埋めなくてはいけない、というわけではなく、名前と個数だけでも登録できるので、「きっちり入力しないと!」と気負わなくても良い。
カテゴリには「食料品」とか「日用品」など、場所には「食品庫」「納戸」などを設定する。さらに、「カテゴリ詳細」として「上段」とか「天袋」などもう一段細かい分類もできる。
一度登録したカテゴリは、次回からワンタップで呼び出せるので、登録するのが面倒と感じることもない。登録したモノは全てを一覧できるほか、カテゴリ毎に抽出したり、モノの名前でピンポイントに検索したりできる。一覧表示画面には、個数も表示されるので、在庫管理も容易だ。
「購入予定」というチェックボックスもあるので、在庫数が減ってきたら、これにチェックを入れておくことで、買い物時に購入予定だけで絞り込んで表示もできる。
せとんは、とてもシンプルで入力しやすいため、今持っているモノをカテゴリで分類しながら個数を入力するだけで、同時にモノの整理が自動的に進む。しかも、登録を終えたら、それがとても使いやすいデータベースになるので、不必要に在庫を増やすリスクも少なくなる。
せとんなら、どんなモノがどれぐらいあるかを把握しながら、分類も同時にでき、しかもそれをもとに管理もできる。さらに、有料にはなるが、このデータを家族と共有できるので、家族がうっかり余分に消耗品を買って在庫過剰になる、ということも防げる。
そこで、家の広さやインテリアのスタイルはそれぞれの好みに合わせ、収納方法のアイデアだけを取り入れるのに最適なアプリがこれだ。
「LIMIA」は、ファッションからDIY、料理まで幅広い暮らしのアイデアが満載の情報アプリ。そして、記事には「インテリア」や「収納」というカテゴリもあり、収納のヒントになるさまざまなノウハウが公開されている。
押し入れの活用や納戸収納のコツといった家に係ることから、ニトリや無印良品の収納家具の情報、さらにはセリアやダイソーなど100均グッズの利用アイデアなど、多岐にわたって収納に関する活用法が紹介されているので、自分の状況や嗜好にあったやり方が必ず見つかる。
■Profile
西脇 功
3Dデザイナーズスクール(https://3dschool.jp/)学長。製薬会社勤務を経て、1987年にApple社のMacintoshに出会いコンピュータ業界へと転進。IT系企業数社でコンテンツマーケティング、広報・宣伝のプロとして活動。製品導入事例の執筆、オウンドメディアのWebサイト立ち上げからコンテンツ作成までを一人で担当。2020年独立し、合同会社天使の時間を設立。3DCGソフト活用のためのオンラインスクール運営や、Webメディアへの記事執筆を行っている。
片づけが苦手な理由:あなたはどのタイプ?
世の中に、片づけや断捨離の本が無数にあるのは、その証拠の一つだろう。筆者も基本的に片づけは苦手だ。断捨離系の本もたくさん持っているが、いつも部屋が散らかっているし、机の上という狭い空間さえ、モノがあふれていて作業がしにくいことこの上ない。一口に「片づけが苦手」といっても、その理由はさまざまだと思うが、大きく分けると、以下の三つになると思う。
・捨てられない、だからモノがあふれてしまう
・整理ができない、だからモノがごちゃごちゃする
・収納ができない、だからモノが部屋にちらかる
いかがだろうか。整理・収納が得意でも、物が捨てられなければキャパオーバーしてちらかる。捨てるのは得意でも、整理ができなければモノが片付かない。整理ができても、どこにどのようにしまうか判断できない人もいる。
ちなみに、筆者は「捨てられない」タイプ。例えば、筆者は文房具が大好きで筆記用具を多数持っているが、どれも愛着があって捨てられないので、机の上にはシャープペンシルが数本、鉛筆が数本、ボールペンが数本、万年筆が数本、どこかに置いてある。もう筆記用具だけで、机の上はキャパオーバーなのだ。
筆者の家内は複合型で、「捨てられない×整理できない」タイプ。必然的にモノが多くなりすぎ、整理もままならないので、収納までたどり着かず、結果的に部屋にモノがあふれてしまう。
幸いにして、捨てられないタイプと整理できないタイプが同居しているので、いずれのタイプも解決してくれそうなアプリを探して実践で試すのには最高の環境なのだ。
さて、あなたはどのタイプだろうか?
捨てられない人にはこのアプリ
どんどんモノを買う人でも、買った分だけ今持っているものを捨てられれば、モノがあふれかえることはない。片づけられない原因の一つは、モノが多すぎること。だから、今、家が散らかっているのであれば、やるべきことは、以下の二つだ。・とりあえず、モノを今以上に増やさない
・今あるものを処分して減らす
「断捨離」でいうところの「断」と「捨」である。
さて、筆者は「捨てられない」けれども「モノを買うのが好き」という人なので、どんどんと家の中にモノがあふれてしまっている。この「捨てられない」を「捨てられる」人へと体質改善するための、アプリがこれだ。
「みん断・一日一捨」は、モノを捨てる気持ちを盛り上げてくれるアプリ。モノを捨てられない理由はいろいろあって、以下のような人が多いだろう
・いつか使う(かもしれない、今は使っていないけれど)
・値段が高かったのでもったいない(今は使ってないけれど)
・まだ使えるのにもったいない(今は使ってないけれど)
いずれにしても、「今は使っていない」けれど、いろんな理由でもったいないから捨てられない、ということだ。捨てることに罪悪感がある、とも言える。でも、そのモノは、今は使っていないし、今後も使う予定がないのであれば、それを所有していても、空間のムダということになる。
理性では「その空間こそもったいない」ということを理解しているけれど、罪悪感で捨てられないのであれば、その罪悪感をなくせばいい。みん断は、断捨離に取り組む人たちが「捨てたもの」の情報を共有するコミュニティーアプリだ。
みん断のユーザーは、今日自分が何を捨てたかを投稿する。その投稿をみん断ユーザー全員で共有する。
・水筒を捨てた
・お弁当箱を捨てた
・期限の切れた薬を捨てた
・スーツを譲った
・よれたヒートテックシャツを捨てた
・お好み焼きソースを使い切った
・モデムをリサイクルした
・景品のサコッシュを使わないので捨てた
などなど、みん断ユーザーはさまざまな理由でさまざまなモノを処分している。この、たくさんの人たちの捨てたものをながめていると、
・そんなちょっとしたモノでも捨てたといっていいのか
・ああ、そんなものなら捨てられるな
・確かに、そんなモノなら捨ててもいいな
・おお、譲るという手もあるか
・リサイクル、というのは世の中のためにもなるな
などなど、捨てる、という行為への罪悪感が徐々に薄らいでくる。そして、自分も何かを捨てて投稿してみよう、という気分になってくる。こうなると、まずは罪悪感なく捨てられるものを探すモードになる。
・そういえば、たぶんもうぜったいに着られない、痩せていた頃のスーツがあったな
・そういえば、のびてしまってずり下がる靴下があったな。
・そういえば、雑誌の附録についてきたワイヤレス充電器、新しいの買ったからいらないな
などなど、着られない、寿命がきた、貰い物だから捨てても惜しくない、そんなものが見つかる。まずは、そのあたりを捨ててみよう、という気になる。
みん断は、モノを処分する投稿をするとき、「なにを」「どのように」処分したか、という二つの入力をするようになっている。
「どのように」の欄は、「捨てた」「売った」「譲った」「リサイクルした」「使い切った」などから選ぶようになっていて、処分するにもいろんな方法があるんだ、という気付きも得られる。
おもしろいのは、「モノ」だけでなく「ヒト」や「コト」に関して、「{関係を}断った」「(○○することを)諦めた」「(○○するのを)辞めた」という選択肢があること。そんなのも断捨離になるんだ、と認識を新たにする。
この自分が処分したモノに関して、もし人に見られたくはないようなモノであれば、非公開にすることもできるので、あんなものやらこんなもの(笑)も安心して処分できる。
何をやるにしても、一人でやるよりも、誰かと一緒にやったほうが頑張れるというもの。日本のどこかで、今日もこのアプリを使っている仲間がいろんなものを処分しているんだ、というのをゆるく感じることで、自分も不要なものは捨てていこう、という気持ちになる。
今日から、とりあえず、要らないものは捨てよう!
整理できない人にはこのアプリ
そもそも、整理とは何か。辞書によると「乱れた状態にあるものをかたづけて、秩序を整えること。」とのこと。「捨てる」ことでモノが減っても、モノたちがてんでばらばらに散らかっていては、見た目も落ち着かないし、モノの使い勝手も悪い。ということで、家にあるモノたちの秩序を整えるのが次のステップ。モノを整えることの基本は、同じカテゴリーのモノで集めて、同じ種類のモノでまとめることだ。それを簡単に行えるアプリがこれだ。
「せとん」は、モノを「名前」「カテゴリ」「場所」「個数」「消費期限」などで分類して登録できるアプリ。全てを埋めなくてはいけない、というわけではなく、名前と個数だけでも登録できるので、「きっちり入力しないと!」と気負わなくても良い。
カテゴリには「食料品」とか「日用品」など、場所には「食品庫」「納戸」などを設定する。さらに、「カテゴリ詳細」として「上段」とか「天袋」などもう一段細かい分類もできる。
一度登録したカテゴリは、次回からワンタップで呼び出せるので、登録するのが面倒と感じることもない。登録したモノは全てを一覧できるほか、カテゴリ毎に抽出したり、モノの名前でピンポイントに検索したりできる。一覧表示画面には、個数も表示されるので、在庫管理も容易だ。
「購入予定」というチェックボックスもあるので、在庫数が減ってきたら、これにチェックを入れておくことで、買い物時に購入予定だけで絞り込んで表示もできる。
せとんは、とてもシンプルで入力しやすいため、今持っているモノをカテゴリで分類しながら個数を入力するだけで、同時にモノの整理が自動的に進む。しかも、登録を終えたら、それがとても使いやすいデータベースになるので、不必要に在庫を増やすリスクも少なくなる。
せとんなら、どんなモノがどれぐらいあるかを把握しながら、分類も同時にでき、しかもそれをもとに管理もできる。さらに、有料にはなるが、このデータを家族と共有できるので、家族がうっかり余分に消耗品を買って在庫過剰になる、ということも防げる。
収納が苦手な人にはこのアプリ
モノを捨て、今あるものを整理して何がどれだけあるかを把握できたら、あとはそれらを効率よく収納していくだけだ。しかし収納については、住んでいる家のキャパシティや収納家具の好みなどがあるので、一概にこれ、とは決められない。そこで、家の広さやインテリアのスタイルはそれぞれの好みに合わせ、収納方法のアイデアだけを取り入れるのに最適なアプリがこれだ。
「LIMIA」は、ファッションからDIY、料理まで幅広い暮らしのアイデアが満載の情報アプリ。そして、記事には「インテリア」や「収納」というカテゴリもあり、収納のヒントになるさまざまなノウハウが公開されている。
押し入れの活用や納戸収納のコツといった家に係ることから、ニトリや無印良品の収納家具の情報、さらにはセリアやダイソーなど100均グッズの利用アイデアなど、多岐にわたって収納に関する活用法が紹介されているので、自分の状況や嗜好にあったやり方が必ず見つかる。
すっきりした暮らしを満喫しよう!
要らないものを捨てる、必要なものを整理する、効率よく収納する。この全てを、スマホのアプリがサポートしてくれる。いい時代である。皆さんもぜひ、「みん断」「せとん」「LIMIA」を使って、すっきりした暮らしを満喫してほしい。(3Dデザイナーズスクール https://3dschool.jp/ 学長・西脇 功)■Profile
西脇 功
3Dデザイナーズスクール(https://3dschool.jp/)学長。製薬会社勤務を経て、1987年にApple社のMacintoshに出会いコンピュータ業界へと転進。IT系企業数社でコンテンツマーケティング、広報・宣伝のプロとして活動。製品導入事例の執筆、オウンドメディアのWebサイト立ち上げからコンテンツ作成までを一人で担当。2020年独立し、合同会社天使の時間を設立。3DCGソフト活用のためのオンラインスクール運営や、Webメディアへの記事執筆を行っている。