やめたいのに吸ってしまう!そこの禁煙できないあなた、スマホが助けてくれるかも!?
人には「わかっちゃいるけどやめられない」ということがたくさんある。甘いものとか、お酒とか、スマホとか・・・そんな「やめられない」ものの中でも、「ぜったいに健康によくないよな」と思いながらもなかなかやめられないのが「タバコ」だろう。今度こそ禁煙したいというあなたに、「禁煙駅伝」というアプリを紹介しよう。
一方で、現代の我々には、習慣どころか、もはや日常そのものとも言える道具がある。iPhoneやAndroidなどのスマートフォンだ。
そして、このスマホで禁煙を実現するための仕掛けは、単なるアプリだけではない。禁煙という長いロードを走りきるための「仲間たち」という強力なサポーターがいるのだ。
日本の喫煙率は1966年をピークに一貫して減り続けているが、それでも成人男性の3人に1人は喫煙者である。
想像していたよりも喫煙者ってまだいるんだな、と思われたのではないだろうか?しかし、喫煙者を取り巻く環境は非常に厳しい。
2020年4月から全国で施行された改正健康増進法により、ほとんどの屋内でタバコが吸えなくなった。屋外に喫煙場所を設置していた企業も、社員の健康面を考慮して喫煙所を撤去する法人が増えている。
そしてご存じの通り、タバコの価格は年々上がり続けていて、喫煙者の懐を圧迫するばかりだ。
こんな状況から、「もう、禁煙するしかない!」と決意するスモーカーは多いはずだ。
一つは、それが「病気」であるからだ。タバコに含まれているニコチンという物質には、高い依存性がある。依存性がある物質は、それが欠乏すると禁断症状が訪れるが、ニコチンの禁断症状はあの「コカイン」よりも強い、というデータもある。
そして、ニコチン依存症からの離脱の難しさは、ヘロイン中毒やアルコール中毒と同程度であるそうだ。もう、これだけでも禁煙の難しさがわかるだろう。
タバコがやめられない理由の二つ目は、それが「習慣」になっているからだ。朝起きたら、目を覚ますために一服する。
食事を終えたら、満足感をさらに高めるために一服。カフェタイムは、コーヒーの苦味とタバコの苦味の相性の良さに一服。お酒の席では、盃を空ける合間の一服がよい句読点になる。
このように、日常生活の様々なシーンに喫煙は紐づいているので、そのシーンになると、自動的にタバコが吸いたくなる。習慣の力は、非常にパワフルなのである。
それがiPhoneやAndroidなどのスマートフォン(以下、代表してiPhoneとする)だ。
iPhoneは、スケジュール帳であり、時計であり、電話であり、そして、禁煙を応援してくれるツールでもある。
App Storeで「禁煙」と打ち込めば、それはもうたくさんの禁煙アプリが見つかる。いかに多くの人々が禁煙をしたいと思っているかということだ。
さて、数多ある禁煙アプリの中で、筆者が大本命としてオススメしたいのは「禁煙駅伝」というアプリだ。
禁煙を支援するアプリの基本は、「今日までで何日吸っていないか」のカウントとか、「禁煙することでいくら節約できたか」とか「禁煙でどれぐらい寿命が延びたか」などを見える化すること。
「禁煙駅伝」には、これらの機能はもちろん揃っている。
それらを踏まえて「禁煙駅伝」を特にオススメしたいのは、このアプリの持つコミュニティ機能が素晴らしいからだ。
禁煙にチャレンジした人の多くが経験する、禁煙を挫折するきっかけの一つが、喫煙者からの「悪魔の誘い」だ。
禁煙を始めた人に対して、「まあまあ、一本どう?」と勧めてくる、アレである。
喫煙者にとって、禁煙にチャレンジする人は「敵」である(笑)。だから、そんな敵を潰すべく、ランチを一緒に食べに行ったとき、休憩時間、飲み会の席など、様々な機会を捉えては、禁煙を断念させるべく、魔の手を伸ばしてくるのだ。
このように、周りの人の力は強大である。
ならば、禁煙をしようとしている人たち同士で力を合わせれば、もっと楽に禁煙できるようになるのではないか?という発想で、このアプリは誕生した。
松井氏は、自身が元喫煙者で、何度も禁煙にチャレンジしたものの、なかなか成功できなかった。
しかし、ある病院の禁煙外来を受診した時、担当のドクターが看護師さんと一緒に松井氏と円陣を組んで、「禁煙がんばろー!」と掛け声をかけてくれたとのこと。
松井氏は、禁煙に何度も失敗してしまう自分に劣等感を抱き、一人で禁煙に取り組む孤独感に苛まれていた。それが、このドクターと看護師さんからの力強いエールで、スーッと消えていったそうだ。
「人からの励ましのパワーってすごい!」それが「禁煙駅伝」開発のきっかけになった。
そう、「禁煙駅伝」アプリの利用者が、禁煙を続けている日数や吸いたくなる気持ち、禁煙を続けていて体調が良くなったことなどをつぶやく場所なのだ。
「禁煙駅伝」の利用者は、このタイムラインにつぶやくことで自らを鼓舞し、一緒に頑張っている「禁煙駅伝」仲間の様子を知ることで「自分もがんばろう」という気持ちになる。
挫けそうになった時に、励ましをもらうための「助けて!」ボタンもあるので、「もうだめだ!」と思っても禁煙仲間からの励ましで、タバコを吸うことを踏みとどまれる。
これは、喫煙者からの「悪魔の誘い」の逆バージョンなのだ。
筆者のお気に入りは、目標設定として欲しいものを登録する機能だ。例えば新しいiPhoneが欲しいのなら、iPhoneの機種名と金額を目標として設定する。
これまで吸っていた1日のタバコの本数、その銘柄の価格を登録しておけば、禁煙していることで節約できた金額を元に、あと何日でiPhoneが買えるかが表示されるのだ。
欲しいもののためにがんばる、というのはとてもわかりやすいので、禁煙を続けるモチベーションになる。
変わり種の機能としては、AR技術を使った「禁煙Go」というものがある。これは、ふとタバコを吸いたくなる場所に禁煙マークをつけるという機能だ。
どんな時に使うかというと、例えばいつも散歩するコース上に喫煙所がある場合、そこにiPhoneのカメラを向けながら画面をタップして、禁煙マークをつける。
この禁煙マークは位置情報と連動していて、「禁煙駅伝」の仲間と共有できる。もし、「禁煙駅伝」仲間がその喫煙場所を通りかかって禁煙Goを起動したら、iPhoneのカメラ越しにARで禁煙マークが表示されるというもの。禁煙マークの他にテキストで応援メッセージも残せる。
「禁煙駅伝」仲間が偶然その場所に居合わせる可能性は少ないかもしれないが、自分で禁煙マーキングすることで、禁煙の意識付けになる。
その意味で、自宅の換気扇の下とか、ベランダとか、喫煙をしていた場所に、ARで禁煙マークと自分への応援メッセージを残すのも効果がある。
この禁煙Goは、位置情報を共有しないで登録もできるので、自宅でマーキングしても、自宅の場所を知られる心配はない。
「なんだかこのアプリで禁煙できそうな気がしてきた!」そう感じたなら、プレミアムプランになるのがおすすめ。広告が非表示になるほか、人気の禁煙投稿が読めるようにもなる。
プレミアムプランの価格は月額550円と、タバコ一箱分程度。プレミアムプランに入っている人の方が禁煙成功率が高い、というデータもあると松井氏はいう。
「お金をかけているのだから」ということも、禁煙を続けるモチベーションになっているのかもしれない。
さあ、今日からiPhone片手に「禁煙駅伝」の仲間たちと禁煙に挑戦してみようではないか。(3Dデザイナーズスクール https://3dschool.jp/ 学長・西脇 功)
■Profile
西脇 功
3Dデザイナーズスクール(https://3dschool.jp/)学長。製薬会社勤務を経て、1987年にApple社のMacintoshに出会いコンピュータ業界へと転進。IT系企業数社でコンテンツマーケティング、広報・宣伝のプロとして活動。製品導入事例の執筆、オウンドメディアのWebサイト立ち上げからコンテンツ作成までを一人で担当。2020年独立し、合同会社天使の時間を設立。3DCGソフト活用のためのオンラインスクール運営や、Webメディアへの記事執筆を行っている。
【喫煙を取り巻く環境】
タバコをやめにくいのは、「ニコチン依存症」といういわば「病気」であることが最大の要因だが、それ以外にも「習慣」という日常のあらゆるシーンに紐づいていることも大きく影響している。一方で、現代の我々には、習慣どころか、もはや日常そのものとも言える道具がある。iPhoneやAndroidなどのスマートフォンだ。
そして、このスマホで禁煙を実現するための仕掛けは、単なるアプリだけではない。禁煙という長いロードを走りきるための「仲間たち」という強力なサポーターがいるのだ。
日本の喫煙率は1966年をピークに一貫して減り続けているが、それでも成人男性の3人に1人は喫煙者である。
想像していたよりも喫煙者ってまだいるんだな、と思われたのではないだろうか?しかし、喫煙者を取り巻く環境は非常に厳しい。
2020年4月から全国で施行された改正健康増進法により、ほとんどの屋内でタバコが吸えなくなった。屋外に喫煙場所を設置していた企業も、社員の健康面を考慮して喫煙所を撤去する法人が増えている。
そしてご存じの通り、タバコの価格は年々上がり続けていて、喫煙者の懐を圧迫するばかりだ。
こんな状況から、「もう、禁煙するしかない!」と決意するスモーカーは多いはずだ。
【禁煙はカンタンではない】
しかしながら、禁煙はカンタンではない。タバコがやめられない理由は大きく分けて二つある。一つは、それが「病気」であるからだ。タバコに含まれているニコチンという物質には、高い依存性がある。依存性がある物質は、それが欠乏すると禁断症状が訪れるが、ニコチンの禁断症状はあの「コカイン」よりも強い、というデータもある。
そして、ニコチン依存症からの離脱の難しさは、ヘロイン中毒やアルコール中毒と同程度であるそうだ。もう、これだけでも禁煙の難しさがわかるだろう。
タバコがやめられない理由の二つ目は、それが「習慣」になっているからだ。朝起きたら、目を覚ますために一服する。
食事を終えたら、満足感をさらに高めるために一服。カフェタイムは、コーヒーの苦味とタバコの苦味の相性の良さに一服。お酒の席では、盃を空ける合間の一服がよい句読点になる。
このように、日常生活の様々なシーンに喫煙は紐づいているので、そのシーンになると、自動的にタバコが吸いたくなる。習慣の力は、非常にパワフルなのである。
【それでも禁煙にチャレンジするなら、スマホに助けてもらおう】
前述のごとく、ありとあらゆるシーンで吸いたくなるのがタバコというもの。しかし、ありとあらゆるシーンで必ずあなたと一緒にいてくれるものがある。それがiPhoneやAndroidなどのスマートフォン(以下、代表してiPhoneとする)だ。
iPhoneは、スケジュール帳であり、時計であり、電話であり、そして、禁煙を応援してくれるツールでもある。
App Storeで「禁煙」と打ち込めば、それはもうたくさんの禁煙アプリが見つかる。いかに多くの人々が禁煙をしたいと思っているかということだ。
さて、数多ある禁煙アプリの中で、筆者が大本命としてオススメしたいのは「禁煙駅伝」というアプリだ。
禁煙を支援するアプリの基本は、「今日までで何日吸っていないか」のカウントとか、「禁煙することでいくら節約できたか」とか「禁煙でどれぐらい寿命が延びたか」などを見える化すること。
「禁煙駅伝」には、これらの機能はもちろん揃っている。
それらを踏まえて「禁煙駅伝」を特にオススメしたいのは、このアプリの持つコミュニティ機能が素晴らしいからだ。
禁煙にチャレンジした人の多くが経験する、禁煙を挫折するきっかけの一つが、喫煙者からの「悪魔の誘い」だ。
禁煙を始めた人に対して、「まあまあ、一本どう?」と勧めてくる、アレである。
喫煙者にとって、禁煙にチャレンジする人は「敵」である(笑)。だから、そんな敵を潰すべく、ランチを一緒に食べに行ったとき、休憩時間、飲み会の席など、様々な機会を捉えては、禁煙を断念させるべく、魔の手を伸ばしてくるのだ。
このように、周りの人の力は強大である。
ならば、禁煙をしようとしている人たち同士で力を合わせれば、もっと楽に禁煙できるようになるのではないか?という発想で、このアプリは誕生した。
【「禁煙駅伝」誕生秘話】
「禁煙駅伝」がどのような経緯で誕生したのか、開発者である松井豊氏にお話を伺った。松井氏は、自身が元喫煙者で、何度も禁煙にチャレンジしたものの、なかなか成功できなかった。
しかし、ある病院の禁煙外来を受診した時、担当のドクターが看護師さんと一緒に松井氏と円陣を組んで、「禁煙がんばろー!」と掛け声をかけてくれたとのこと。
松井氏は、禁煙に何度も失敗してしまう自分に劣等感を抱き、一人で禁煙に取り組む孤独感に苛まれていた。それが、このドクターと看護師さんからの力強いエールで、スーッと消えていったそうだ。
「人からの励ましのパワーってすごい!」それが「禁煙駅伝」開発のきっかけになった。
【「禁煙駅伝」のコミュニティー機能】
「禁煙駅伝」には、「タイムライン」と呼ばれる機能が搭載されている。いわゆるX(旧Twitter)のような、たくさんのつぶやきがリアルタイムで流れていく画面なのだが、このつぶやきは全て禁煙にチャレンジしている人たちのもの。そう、「禁煙駅伝」アプリの利用者が、禁煙を続けている日数や吸いたくなる気持ち、禁煙を続けていて体調が良くなったことなどをつぶやく場所なのだ。
「禁煙駅伝」の利用者は、このタイムラインにつぶやくことで自らを鼓舞し、一緒に頑張っている「禁煙駅伝」仲間の様子を知ることで「自分もがんばろう」という気持ちになる。
挫けそうになった時に、励ましをもらうための「助けて!」ボタンもあるので、「もうだめだ!」と思っても禁煙仲間からの励ましで、タバコを吸うことを踏みとどまれる。
これは、喫煙者からの「悪魔の誘い」の逆バージョンなのだ。
【その他の機能も充実】
「禁煙駅伝」には、このコミュニティ機能に加えて、禁煙を続けられるような工夫が多数盛り込まれている。筆者のお気に入りは、目標設定として欲しいものを登録する機能だ。例えば新しいiPhoneが欲しいのなら、iPhoneの機種名と金額を目標として設定する。
これまで吸っていた1日のタバコの本数、その銘柄の価格を登録しておけば、禁煙していることで節約できた金額を元に、あと何日でiPhoneが買えるかが表示されるのだ。
欲しいもののためにがんばる、というのはとてもわかりやすいので、禁煙を続けるモチベーションになる。
変わり種の機能としては、AR技術を使った「禁煙Go」というものがある。これは、ふとタバコを吸いたくなる場所に禁煙マークをつけるという機能だ。
どんな時に使うかというと、例えばいつも散歩するコース上に喫煙所がある場合、そこにiPhoneのカメラを向けながら画面をタップして、禁煙マークをつける。
この禁煙マークは位置情報と連動していて、「禁煙駅伝」の仲間と共有できる。もし、「禁煙駅伝」仲間がその喫煙場所を通りかかって禁煙Goを起動したら、iPhoneのカメラ越しにARで禁煙マークが表示されるというもの。禁煙マークの他にテキストで応援メッセージも残せる。
「禁煙駅伝」仲間が偶然その場所に居合わせる可能性は少ないかもしれないが、自分で禁煙マーキングすることで、禁煙の意識付けになる。
その意味で、自宅の換気扇の下とか、ベランダとか、喫煙をしていた場所に、ARで禁煙マークと自分への応援メッセージを残すのも効果がある。
この禁煙Goは、位置情報を共有しないで登録もできるので、自宅でマーキングしても、自宅の場所を知られる心配はない。
【さあ、今日からiPhone片手に禁煙しよう!】
「禁煙駅伝」は、基本無料で使えるアプリなので気軽にApp Storeからダウンロードして、まずは使ってみてほしい。「なんだかこのアプリで禁煙できそうな気がしてきた!」そう感じたなら、プレミアムプランになるのがおすすめ。広告が非表示になるほか、人気の禁煙投稿が読めるようにもなる。
プレミアムプランの価格は月額550円と、タバコ一箱分程度。プレミアムプランに入っている人の方が禁煙成功率が高い、というデータもあると松井氏はいう。
「お金をかけているのだから」ということも、禁煙を続けるモチベーションになっているのかもしれない。
さあ、今日からiPhone片手に「禁煙駅伝」の仲間たちと禁煙に挑戦してみようではないか。(3Dデザイナーズスクール https://3dschool.jp/ 学長・西脇 功)
■Profile
西脇 功
3Dデザイナーズスクール(https://3dschool.jp/)学長。製薬会社勤務を経て、1987年にApple社のMacintoshに出会いコンピュータ業界へと転進。IT系企業数社でコンテンツマーケティング、広報・宣伝のプロとして活動。製品導入事例の執筆、オウンドメディアのWebサイト立ち上げからコンテンツ作成までを一人で担当。2020年独立し、合同会社天使の時間を設立。3DCGソフト活用のためのオンラインスクール運営や、Webメディアへの記事執筆を行っている。