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「Wi-Fi CERTIFIED 7」取得のルータがバッファローから、フラッグシップモデル「WXR18000BE10P」

新製品

2024/01/10 17:00

 バッファローは、1月8日にWi-Fiの規格認証を行う業界団体Wi-Fi Allianceの最新Wi-Fi規格認定プログラムである「Wi-Fi CERTIFIED 7」をWi-Fi 7対応ルータ親機フラッグシップモデル「WXR18000BE10P」で取得した。

WXR18000BE10P

家庭用Wi-Fiルータとして国内メーカー初

 同社はこれまでも、最新の技術をいち早く取り入れて商品化。今回もWi-Fi 7の幕開けとともに新製品としてフラッグシップモデルのWXR18000BE10Pを発表し、近日発売する。この発表に合わせて新規格を安心して使ってもらうために、アリオンのグループ本社であるAllion LabsとMediaTekとの共同の取り組みによってWi-Fi CERTIFIED 7の認証プログラムを完遂し、認証を取得した。WXR18000BE10P」は、家庭用Wi-Fiルータとして国内メーカー初のWi-Fi CERTIFIED 7を取得した商品となる(1月9日現在)。

 新規格のWi-Fi 7は、Wi-Fi 6(6E)をベースに通信効率や遅延が改善された新たな無線規格。IEEE(米国電気電子学会)ではIEEE802.11beという規格で策定が進められており、Wi-Fi Allianceから7番目の規格として案内された。従来の規格に比べて最大通信速度や接続の安定性が向上し、進化するWi-Fiの利用シーンの要求に応えられるようになった。理論上の最大通信速度は36Gbpsで、Wi-Fi 6(6E)の最大通信速度9.6Gbpsと比較して約3.7倍の高速化を実現する。

 Wi-Fi 7では、無線通信で一度に利用できる6GHz帯の帯域幅が160MHz幅から320MHz幅に拡張され、従来に比べて2倍の通信速度が実現できる。あわせて変調方式の改善で、一度に表現できる情報量が1024QAM(10bit)から4096QAM(12bit)に増加した。これにより通信速度が1.2倍に増加し、近距離通信時の通信効率が向上する。また、新たに「MLO(Multi-Link Operation)」を利用することも可能となる。MLOで2.4GHz/5GHz/6GHzの周波数帯を複数同時に利用することで、通信容量の拡大、通信速度の向上が期待できるほか、干渉波を受けても影響のない通信帯域を利用し、遅延が起きにくくなるなど通信の安定化が期待できる。