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口コミで話題の「ウタマロ 石けん」は白さよみがえる優秀アイテムだった! 使える活用術も紹介

レビュー

2023/12/22 16:00

 InstagramやYouTube、テレビや雑誌でも多く取り上げられ、とどまることを知らない人気の洗濯石けん「ウタマロ」。ユニークな名前とノスタルジックなパッケージデザインは、一度見たら忘れられない、興味惹かれる商品である。筆者は今回初めて使用してみて、長年多くの人たちに愛され続けている理由がよく理解できた。

レトロなパッケージデザイン(筆者撮影)

ウタマロ 石けんとはどんな石鹸なのか

 白さをよみがえらせる強力な洗浄力に似合わずコスパが良く、どこか古風な懐かしさを覚える「ウタマロ 石けん」の見た目とのギャップに、筆者も惹き付けられた一人である。

 今回はそんなウタマロ 石けんの基本的な使い方から、ネットで注目されている目からウロコの活用術を紹介しよう。

 ウタマロは昭和32年の誕生以来、60年以上もの長い歴史のある洗濯用石けんだ。そのユニークなネーミングは、日本版画を愛好した初代社長が江戸時代に活躍した浮世絵師の「喜多川歌麿」にちなんで名付けたものだ。

 ウタマロは「主婦の味方」や「一家に一つの必需品」などの異名を持っているが、その魅力といえば「抜群の洗浄力」「コスパの良さ」「手肌にも環境にもやさしい成分」の三つだろう。
 
蛍光増白剤配合で
白いものをより白く見せてくれる(筆者撮影)
 

抜群の洗浄力

 ウタマロ石けんの最大の魅力といえば、何といっても洗浄力の高さだ。

 例えば、通常の洗濯ではなかなか落としにくい子供のユニフォームに付いた泥汚れ。真っ黒に汚れた子供の靴下や白シャツのエリやソデの皮脂汚れ。うっかり付いてしまった醤油やソースの食べこぼしや口紅、ファンデーションまで、ガンコな汚れをしっかり落としてくれる優れものだ。

 落とせる汚れの種類も、泥汚れや黒ずみ汚れ、インク汚れや化粧品汚れなど豊富である。

 除菌・消臭効果も兼ね備えているため、汚れだけでなく気になるニオイも一緒に除去できるのも嬉しいポイントだ。
 

コスパの良さ

 ウタマロは、コスパも最強だ。販売店によって多少違いはあるものの、価格はなんと1個100~200円程度である。

 抜群の洗浄力に加えて購入しやすい価格も、ウタマロが高い支持を得ている理由の一つだろう。
 

手肌にも環境にもやさしい成分

 エコが注目されている昨今、ウタマロは外食産業などで廃棄された食用油をリサイクルして作られているのが特徴だ。

 環境に良いだけではなく、手肌にもやさしい成分のため素手で扱っても問題ないのも嬉しい。
 

ウタマロ 石けんの基本的な使い方

十分水に濡らしたあとに付けるのがポイント(筆者撮影)

 ウタマロは、衣服の部分洗いに使用するのが基本的な使い方である。手順は、泥汚れがひどい部分やシミ、皮脂汚れのある部分を水に濡らしてウタマロを直接塗る。

 そして、ウタマロを塗ったらもみ洗いをして、洗濯機でいつも通りに洗えば完了である。

 水と石けんの成分が混ざりあうことで洗浄効果を発揮するため、しっかりと水に濡らすのが押さえておきたいポイントだ。

 どのくらいもみ洗いをしたらよいかの判断基準は、「塗った石けんが緑色でなくなったとき」を目安にしてほしい。

 ウタマロが鮮やかな緑色をしている理由の一つが、実はもみ洗い完了のサインを出すためなのである。
 

ガンコな汚れにはつけ置き洗い

 汚れのひどい場合は、もみ洗い後にぬるま湯で30分~1時間程度つけ置きしてから洗濯機で洗うのがおすすめだ。

 なお、血液汚れは水温が高いと血液中の成分が固まって逆に落ちにくくなるため、40℃以下のぬるま湯か水を使用してほしい。
 

ウタマロ 石けんを使うときの注意点

 ウタマロは手にやさしく素手でも使えるが、頻繁に使う人や肌が弱い人は手袋の着用をおすすめしたい。

 またウタマロはやわらかく溶けやすい性質を持っているため、使用後に水気をしっかり切り、浴室など湿度の高い場所に放置しないよう気を付けていただきたい。
 

目からウロコ 石けんのウタマロを使いやすくする裏技

 ウタマロには、服に直接塗るという基本的な使い方以外にも、より使いやすくするための裏技がいくつかある。どこからともなく裏技が生み出されては、SNSを中心に広まって話題になるのだ。

 その中でも筆者が驚いた、目からウロコが落ちるような裏技をいくつか紹介したい。
 

ピーラーで薄く削るリボンマロは帽子裏側の汚れに便利

固いとポロポロと崩れるので
適度にあたためるのがおすすめだ(筆者撮影)

 四角く、サイズも大きいため、用途によっては使いにくさも感じるウタマロ。そんな時は、普段料理の際に使用するピーラーで薄く削ってリボン状にしてしまうのだ。
 
帽子の裏側にフィット(筆者撮影)

 この方法は、「リボンマロ」と名付けられていて、帽子の裏側に付いた皮脂汚れを落とすのに重宝する。

 筆者も試してみたところ、手軽にスルッと削れて薄く長い状態になるため帽子以外にもシャツのエリや袖、Tシャツの首周りに便利に使えるのを実感した。

 まさか石けんをピーラーで削るなどという発想は、筆者にはなかったため、画期的なアイデアだと感嘆した。
 

包丁で小さく切った「チビマロ」は使いたいときすぐに使える

レンジで温めすぎると膨らんでしまうようだ(筆者撮影)

 ウタマロが固形のままだと、箱から出し入れしたり石けんの使用後に乾かしてからしまったりという一連の動作が面倒なときもあるだろう。

 そんな時は、包丁やカッターであらかじめ1回分の使い切りサイズに切って保管しておくのがおすすめだ。

 石けんが固くてそのまま切るのが難しい場合には、ラップをかけて600Wの電子レンジで30秒程度温めると切りやすくなる。

 このサイズであれば、小さな汚れを落とす際にもサッと取り出して使用できるため大変便利である。ちみなに、小さく切ったウタマロは「チビマロ」と呼ばれている。
 
お気に入りの瓶などで保管すると映えそうだ(筆者撮影)

 SNSでは、綺麗な小瓶に入れたチビマロを部屋に飾って「映えアイテム」として活用している人も多い。
 

粉々にした「粉マロ」は使い勝手が抜群である

身近なキッチンアイテムが大活躍(筆者撮影)

 スニーカーなど立体的なものを洗う際は、固形のままで塗布するよりも粉状にして全体にくまなく振りかけられると便利だ。

 ウタマロを粉々するために登場するツールは、なんと「大根おろし器」である。大根おろし器で削って粉々にするとは、発想が見事で感心してしまう。

 大根おろし器以外にも、電子レンジにラップをかけずに温めて、冷めた後に保存バッグに入れて叩くと簡単に粉々にできる。
 
汚れていた白いスニーカーを洗ってみる(筆者撮影)

 必要な分だけを削ってスニーカー全体にまんべんなくかけて、靴洗い用ブラシや歯ブラシなどでこすり洗いをする。泡切れもよく、全体的にワントーン白くなったのを実感した。
 
白スニーカー洗いにおすすめである(筆者撮影)
 

掃除でのウタマロ 石けん活用方法

 ウタマロは、家の中で汚れの溜まりやすい様々な掃除にも使える便利アイテムである。

 ちょうど年末大掃除の時期のため、大掃除で使えるウタマロの活用方法をピックアップしたい。
 

衣類乾燥機や換気扇などのフィルターにはつけ置き洗い

 衣類乾燥機についている乾燥フィルターは、ほこりが溜まると衣類が乾かない原因にもなるため清潔に保っておきたいものだ。

 また浴室やトイレの換気扇はなかなか掃除をする機会が少ないため、年末の大掃除で綺麗にしておこう。こういったフィルターのお手入れにも、ウタマロが使える。

 掃除方法は、粉状にしたウタマロを水に溶かして30分~1時間程度フィルター等をつけ置き、汚れが浮いてきたら水洗いして、最後にしっかり乾燥させたら完了だ。

 特に汚れが目立つ箇所は、ウタマロを付けた歯ブラシでやさしく擦り洗いをするとフィルターを傷めることなく綺麗に洗えるためおすすめだ。
 

ガスレンジのしつこい油汚れはクリーム状にして落とす

油のニオイが気になるガスレンジも
ハーブの香りでスッキリ爽快(筆者撮影)

 ガスレンジ周りは、べったり付いてしまうしつこい油汚れがなかなか落ちにくい場所である。そんなガスレンジの掃除には、ウタマロをクリーム状にアレンジして使用するのがおすすめである。

 作り方は、先ほど紹介した粉状にしたウタマロに少しずつ熱湯を入れてドロッとクリーム状にすれば「ウタマロクリーム」の出来上がりだ。

 加える水の量で調整できるため、クリーム状よりもう少し硬めのペースト状など好みの硬さにしていただきたい。

 あとは作ったウタマロクリームで、ガスレンジ周りを磨いて水拭きすれば見違えるほどピカピカになる。

 油のニオイが染みつきやすいガスレンジだが、ウタマロの消臭効果とほんのりハーブの香りで気分も爽快になった。
 

部屋の白い巾木にはウタマロをなでた歯ブラシで擦る

拭いただけだと落ちにくい
ほこりと混ざった汚れ(筆者撮影)

 普段の掃除ではなかなか気付きにくい巾木だが、実はほこりが溜まりやすい。大掃除では、ぜひとも綺麗にしておきたい場所だ。

 白い巾木の掃除では、固形のウタマロに水で濡らした歯ブラシをなでつけて巾木部分をこすって汚れを落とすのがおすすめだ。

 最後に、濡らして固く絞った布やウェットティッシュなどで拭き取れば完了である。
 
白さがよみがえった(筆者撮影)

 巾木が真っ白になると部屋が明るくなり、部屋全体も綺麗に見せてくれるようだ。これで、清々しい気分で新しい年を迎えられそうである。
 

年末の大掃除はウタマロ 石けんで家中の汚れを落として良い年を迎えよう

 ウタマロを実際に使用してみて、時代により変遷する価値観の中でも本当に良い物は世代を超えて愛されるものだと実感した。

 しかも、ウタマロは時代に合わせて着実に進化している。今回紹介した固形のウタマロ石けんだけでなく、色柄物にも使えるウタマロリキッドや掃除専用アイテムであるウタマロクリーナーなどアイテムが次々と増えているのだ。

 年末の大掃除はウタマロで、家中ピカピカにして良い年を迎えていただきたい。(GEAR)
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