学生向けハッカソン「Tornado 2023」最終発表会、最優秀賞にAIスケジューリングサービス「Moon」
Tornado(トルネード)実行委員会は9月8日、江戸川区の東京情報デザイン専門職大学で、学生向けハッカソン「Tornado 2023」の最終発表会を開いた。今大会のテーマは「コロナ後の青春を取り戻そう~これからの生活様式を支えるプログラムをつくる~」。審査の結果、最優秀チームには、AIスケジューリングサービス「Moon」を開発した「チーム5」が輝き、賞金30万円を獲得した。優秀賞はイベント用プラットフォームアプリ「Aou(あおう)」を開発した「チーム1」、みんなで協力して完成させる「青春パズル」を開発した「チーム4」がそれぞれ獲得した。
最優秀賞の「Moon」は、コロナによって青春を奪われた18歳から25歳ぐらいの世代をターゲットに開発。AIとLINEを活用し、友人との遊びのスケジューリングをサポートする。ラインのミニアプリ方式を採用しアプリのダウンロードは不要。予定調整するライングループに「@Moon」をつけて予定作成のメッセージを送ると、ユーザーが登録した予定やGoogle カレンダーの予定を確認し自動でスケジュール調整を行う。例えば「みんなで渋谷の焼き肉食べたいな」といった形でメッセージを送ると、焼き肉店の選定から、集合時間、集合場所まで自動で決めてくれる。会場からは「すぐにでも使いたい」という声が出るほどの高い評価を得た。
表彰式で東京情報デザイン専門職大学 情報デザイン学部の以後直樹 准教授は「チーム5は、厳正なる審査を経て、プレゼン力とプロダクトを作ったエンジニア力が評価され最優秀賞を受けた。他のチームも1カ月で得た経験と人脈を社会に出ても生かして頑張ってほしい」と話した。チーム5のオーナー、竹内大貴さんは「まずはうれしい。抱負で『優勝は通過点』と話していたが、決して慢心の気持ちで言っていたわけではない。ここでの優勝は一時的なものにすぎない。ここから先の未来にどうつなげるかが大事だと思う」と感想を語った。
Tornadoは「仕事が面白いと思える大人をつくりたい」という思いから生まれた学生対象のハッカソン。参加者は「プロダクトオーナー」「デザイナー」「エンジニア」のいずれかの役割を希望してエントリー。事務局が参加者を6人程度のチームに振り分け、初対面の状態からプロジェクトがスタートする。およそ1カ月間にわたってひとつの作品を作り上げる。アクロホールディングス取締役の須田誠 実行委員長は「実社会でも初対面からプロジェクトが始まることは珍しくない。どんなメンバーであっても、一緒に目的達成を目指すのも実社会と同じ」と話す。また、閉会式で須田 実行委員長は「Tornadoはきっかけでしかない。これからの学生生活、社会人生活にこの経験を生かしてほしい。来年もTornado 2024を開催する。まだ学生なら、是非次回も参加してほしい。また、地方でTornadoを開きたいという方がいらっしゃるなら、この冠を使ってぜひ開催してほしい」と結んだ。(ITジュニア育成交流協会・道越一郎)
最優秀賞の「Moon」は、コロナによって青春を奪われた18歳から25歳ぐらいの世代をターゲットに開発。AIとLINEを活用し、友人との遊びのスケジューリングをサポートする。ラインのミニアプリ方式を採用しアプリのダウンロードは不要。予定調整するライングループに「@Moon」をつけて予定作成のメッセージを送ると、ユーザーが登録した予定やGoogle カレンダーの予定を確認し自動でスケジュール調整を行う。例えば「みんなで渋谷の焼き肉食べたいな」といった形でメッセージを送ると、焼き肉店の選定から、集合時間、集合場所まで自動で決めてくれる。会場からは「すぐにでも使いたい」という声が出るほどの高い評価を得た。
表彰式で東京情報デザイン専門職大学 情報デザイン学部の以後直樹 准教授は「チーム5は、厳正なる審査を経て、プレゼン力とプロダクトを作ったエンジニア力が評価され最優秀賞を受けた。他のチームも1カ月で得た経験と人脈を社会に出ても生かして頑張ってほしい」と話した。チーム5のオーナー、竹内大貴さんは「まずはうれしい。抱負で『優勝は通過点』と話していたが、決して慢心の気持ちで言っていたわけではない。ここでの優勝は一時的なものにすぎない。ここから先の未来にどうつなげるかが大事だと思う」と感想を語った。
Tornadoは「仕事が面白いと思える大人をつくりたい」という思いから生まれた学生対象のハッカソン。参加者は「プロダクトオーナー」「デザイナー」「エンジニア」のいずれかの役割を希望してエントリー。事務局が参加者を6人程度のチームに振り分け、初対面の状態からプロジェクトがスタートする。およそ1カ月間にわたってひとつの作品を作り上げる。アクロホールディングス取締役の須田誠 実行委員長は「実社会でも初対面からプロジェクトが始まることは珍しくない。どんなメンバーであっても、一緒に目的達成を目指すのも実社会と同じ」と話す。また、閉会式で須田 実行委員長は「Tornadoはきっかけでしかない。これからの学生生活、社会人生活にこの経験を生かしてほしい。来年もTornado 2024を開催する。まだ学生なら、是非次回も参加してほしい。また、地方でTornadoを開きたいという方がいらっしゃるなら、この冠を使ってぜひ開催してほしい」と結んだ。(ITジュニア育成交流協会・道越一郎)