電子レンジで温めるだけで本格料理が完成する「GREEN SPOON」とは?

レビュー

2023/07/17 19:00

 ひと仕事終えてからの食事作りが面倒で、ついスーパーやコンビニの惣菜に頼ったり、外食で済ませたりといった食生活を送っている人は多いだろう。そうした毎日の食事作りの悩みを解決してくれるのが「GREEN SPOON(グリーンスプーン)」だ。野菜たっぷりの冷凍素材が自宅に届き、電子レンジで5分加熱するだけで料理が完成する冷凍デリで、6月1日から新たに主菜シリーズが登場した。

 主菜シリーズは全16種類あり、スープやサラダ、スムージーなど、ほかのメニューと組み合わせて注文することもできる。今回は主菜シリーズのなかから4種類の料理を実際に試食したので、その魅力をお伝えしよう。
 
ベジタブル・ワンステップミール「GREEN SPOON」に
16種類の主菜シリーズが登場。
今回は人気の4メニューを試食した

電子レンジで約5分温めればOK

 GREEN SPOONは、カットされた素材と調味料をそのまま冷凍してパウチに詰め込んだ状態で届く。パッケージはおしゃれなデザインで、省スペースなのがありがたい。
パウチで届くので、
冷凍庫にストックする際も場所を取らない

 主菜シリーズの作り方は簡単で、パウチの中身を耐熱容器に取り出して、電子レンジで5分温めるだけでいい。実際に中身を見てみると、野菜がたっぷり使われており、これ一つで1食分を十分賄えそうなボリュームがある。
1食あたり平均15g以上のタンパク質で、
カロリーは平均350kcal。
野菜だけでなくお肉や魚も入っている

 電子レンジで温めたあとは、軽く混ぜ合わせるというひと手間を忘れずに。このひと手間があることで、少しでも料理をしているという感覚が生まれ、冷凍食品で手抜きしているという罪悪感が軽減されるはずだ。
耐熱容器に移し、ラップをせずに600Wで5分30秒加熱した。
食べる直前に食材がソースに絡むよう、よく混ぜてから食べる

 最初に試食したのは「ヤングコーンと鱈のレモングラス香るタイ風香味蒸し」という、なんともエスニックな一品。肉厚な鱈のフリットとナンプラーの味付けはタイ料理店さながらで、ヤングコーンのシャキシャキした食感や爽やかなレモングラスの香りもたまらない。冷凍デリと言われなければわからないほど本格的な料理なので、かなり贅沢な気持ちになれるだろう。
自分ではなかなか作らないような料理が
手軽に食べられるのがうれしい

どのメニューも冷凍デリとは思えない仕上がり

 GREEN SPOONの主菜シリーズは、和食・洋食・中華・エスニックの4ジャンルから選べる。筆者が個人的におすすめしたいのはエスニック。なぜなら、ほかの冷凍デリであまり見かけることがなく、自宅でも作る頻度が低いので、食べるのが楽しみになるからだ。
「彩り野菜の本格チキンガパオ」は、ブラックソイソースや青唐辛子、
デーツシロップなどで、本格的なタイ料理のような濃厚な味わいが楽しめる

 とはいえ、今回試食した「国産チキンとオリーブの地中海トマト煮込み」や「鶏ももとクリームチーズの野菜シュクメルリ」といった洋食メニューもおいしかった。
鶏むね肉にズッキーニやパプリカ、ブラックオリーブを合わせた
「国産チキンとオリーブの地中海トマト煮込み」。
トマトが活きた滋味深い味わいが気に入った

 また、洋食は万人受けする味付けなので、自宅での在宅ワークの日はもちろん、家族がいる休日のランチでGREEN SPOONを使ってもいいだろう。職場に電子レンジがあれば、耐熱容器を持参してアツアツを食べるという手もある。
「鶏ももとクリームチーズの野菜シュクメルリ」はジョージア国の郷土料理。
濃厚なクリームチーズとバターのソースに、鶏もも肉、じゃがいも、
芽キャベツを絡めたもので、ごはんだけでなくパンにも合う

 GREEN SPOONの価格は、定期便(サブスクリプション)と、単品購入で変わり、定期便の8食セットなら848円(税抜・以下同)、12食セットなら780円、20食セットなら751円。初回注文ならさらに割引があり、8食の「S BOX」は750円、12食の「M BOX」は690円、20食「L BOX」は670円となる。対して、単品4食は975円、単品8食は946円と割高だ。
 
定期便が届くタイミングは2~4週間ごとで選べる。
自分の食べるペースに合わせて設定しよう

 1食あたり800円前後と考えると、決して安いわけではないものの、自分でこれだけ食材を揃えて栄養バランスを考えた食事を作るのは大変だ。それなら、毎食とはいかなくても、週に何度かGREEN SPOONのお世話になるのもいいだろう。(フリーライター・今西絢美)
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